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ハワイが2017年KYTセミナーの第一回目です。

2017.01.10

カテゴリー:【治療家】KENYAMAMOTO 氏

KENYAMAMOTO

KENYAMAMOTOのご紹介

『腰痛を世界からなくしたい』
この想いから解剖学、運動学に基づいたKen Yamamotoオリジナル治療法を確立。
柔道整復師、准看護師二つの国家資格を持つ。
現在、東京に3か所の治療院と10か所の機能訓練に特化したデイサービス(介護施設)を運営。

国内外の治療家やドクターに向けたセミナーも実施。

1年ほとんど海外で過ごし、招かれた国はニューヨーク・LA・カナダ・ドイツ・スペイン・イタリア・オランダ・オーストリア・ケニア・モルジブ・インド・タイ・フィリピン・マレーシア・シンガポール・インドネシア・カンボジア・ネパール・オーストラリア・韓国・その他多数。
東京大学医学部教授をはじめ、署名ドクターを対象にセミナーを開催。解剖学、運動学からも考えられた治療法に日本医療最高峰のドクターたちからも喝采を浴びる。世界中の著名なプロスポーツ選手・有名人・要人からも依頼が多い。

【本日の議題】ハワイが2017年KYTセミナーの第一回目です。

 
    

2017年KYTセミナーの第一回目はアメリカで行われました。
 
  
ハワイのコンベンションセンターは
日本でいうところの国際フォーラム的な
ところらしく仰々しい感じの建物でした。
 
  
KYTベーシックセミナーは今年も幾つかの
改善を行い新たなベーシックとなりました。
 
  
常に進化して行くKYT
今年もどうぞよろしくお願いします。
 
  
今日のベーシックセミナーは様々な地域から
ここハワイのコンベンションセンターに集結し
熱気ムンムンで行いました。
 
  
高校生の時、筋トレしてベンチプレスで
肩を痛めて以来、右腕が万歳できなかった
先生がいたんだけど、触らないでなおす施術で
腕が両方耳にぴったり付いたのを見て
一気にセミナーの熱に火が付いた。
 
  
全員がもっと学びたい もっと知りたいと
前のめりになってくれたお陰で
今年初めのセミナーは大成功だった。
 
  
何よりも今回は ハワイ大学の人体解剖学の
俺の師匠もKYTセミナーに参加してくれて
セミナー後、実に素晴らしいと
太鼓判を貰えたコトが一番嬉しかった。
 
  
明日はハワイセミナーならではの
KYTベーシックフォローアップセミナーが
セットで付いてくるんだ。笑
 
  
明日も今日のベーシックの復習をして
明後日からの州立大学医学部で行われる
人体解剖実習へ突入していくんだ。
 
  
カラダのコトを業としているならば絶対に
学ばなければならないのが人体解剖学。
 
 
謂わば人体解剖学実習は最高の学びの舞台となっている。
毎回満員御礼だけど毎回定員イッパイになる
その理由は最高の学びが約束されているからだ。
 
  
単に解剖学だけではなく
機能解剖学も運動学も学ぶコトができる。
そして真剣に患者様に向かい合っている
手技療法家の先生たちに会える。
こんなに素晴らしい環境は他に知らない。
 
  
明日のガイダンスで詳しく説明するけど、
今回は日本人手技療法家にとって最も学べそうで
学べなかった生献体を用意してもらっているんだ。
 
  
今回は俺の自費でコレを賄っているんだけど
絶対に皆んなが喜ぶと思うんだ。
ホルマリン漬けのご献体で学ぶことも多いけど
自由自在に動くご献体は更にその上のステップ
の学びが出来るはずだから。
俺も興奮しているんだ。
 
 
何かわかったコトがあったらまたシェアするからね。
 
 
ハワイ滞在中のKenより
 
 
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ハワイ大学人体解剖実習第一日目

 
 
今回も鍼灸師さんは焦っていた。
坐骨神経にむけて打ったはずの鍼は
全く違う見当違いのところに刺さっていたんだ。
 
   
人体解剖学実習室では毎度の光景だ。
無理もない。学んできたのは
2Dの世界での話だったんだから。
 
   
今目の前にある坐骨神経は
正真正銘の人の坐骨神経つまり3Dだ。
大殿筋をメスでカットした
下には人差し指ほどの太さもある
坐骨神経が顔を見せた。
 
   
一旦坐骨神経を確認すると鍼灸師さんを呼んで
「さ、どうぞ!」
と鍼を持たせやるわけだ。
 
   
大殿筋を貫通した鍼をそのままにソッと
大臀筋をめくると全く違っているところ
に刺さっている。惜しい先生もいたし
全く見当違いの部位だった先生もいる。
 
   
前回の実習室では誰1人一発で
坐骨神経に刺すことが出来なかった。
今回も似たようなものだった。
誰も当てられない。コレが現実だ。
 
   
でも問題ない。
1度失敗すれば場所の特徴を理解し
2度目は大抵の先生がうまく刺さっていた。
 
   
ウチの中野くんも数年前は大殿筋の下の
坐骨神経を直接目視し大殿筋をかぶせた後なのに
その後で鍼を刺しても刺さらなかった。
 
  
今は百発100中になったようだが、
それくらい思ったところに刺さらないものなのだ。
 
   
ハワイ州立大学医学部で学ぶ人体解剖実習
は日本の各地から治療家が集結した。
今回はなんとオーストラリアの
シドニーからも日本人治療家が参加した。
 
   
今の自分のままではダメなんではないだろうか?
真実を学びたい。技術を学ぶ前には
まず2Dの教科書から3Dのリアルな
人体を学ばなければいけないという
思いや気持ちがヒシヒシと伝わって
きてとても嬉しく感じた。
 
   
ホンモノを知ってしまった今、
ホンモノの人体解剖学を知らずして
治療している先生方との温度差を
よく感じるようになってしまったんだ。
 
   
勿論以前は俺も学校で習った解剖学を
『最大の武器だ』
と考え意気揚々と研究に取り組んでいた。
 
   
しかし、教科書から学んだモノと実際に
本物の御献体を自らメスを持ちカラダを
開いていった世界とでは全く別物だったんだ。
 
   
コレは俺だけの意見ではない。
これを受講したほとんど全て
の人達が同じことを言った。
 
   
今日から再び始まった人体解剖学実習室。
初めて参加する先生方は3分の2
あとは以前に複数回参加している先生方だった。
 
   
3分の2の今回が初めての先生方が目の当たり
にしたのはやはり俺が初めて感じたとき同様
僧帽筋の小ささや薄っぺらさに驚いた。
前鋸筋の大きさはもっと驚いた。
 
   
大殿筋の起始は教科書に書いてある仙腸関節を
またいだ直後の位置だけではなくその筋繊維は
仙骨の正中線まで伸びていた。
 
   
学校で一生懸命覚えた外旋六筋よりも
断然外旋能力が強いのはこの六筋を
足しても大殿筋の力には敵わない。
 
   
切り開かれた先にある人体は途轍もなく美しく、
教授達から聞くこの組織の意味を理解した時
胸が高鳴った。素晴らしい。
人体はなんて素晴らしいんだ。
と誰かが表現した。
 
   
流行りの『筋膜』は分類があり、
外皮から一般的に表現される筋膜
(つまり筋肉の表面を取り巻く膜)
へのアプローチの難しさを見てしまった。
 
   
今まで自分たちが行ってきた施術は
なんだったんだろうか?
と愕然とする受講生さん達。
 
   
正に俺が当初受けたであろう
ショックと同等の様相を見せた。
 
   
また別の受講生さんは、自分が考えていた
モノとは大きく違っていたけど、
それでも成果を出してきていた
自分の技術が凄いと表現する受講生もいた。
 
   
寺の鐘をついて、聴こえた音色に対して
それをどう表現するかは人それぞれ違う。
 
   
胸にゴーーンと響く音色が好きだ。
古き良き伝統を感じる。
というポジティブな考え方もあれば
うるさいから除夜の鐘はやめてくれ
騒音以外何物でもないと
ネガティヴに捉える考え方もある。
 
   
実際に信じてきたものと違う
現実を見せつけられた時、
人はどんな反応をするのだろうか?
と俺はいつも受講生の先生方を観察してしまう。
 
   
どの反応も間違いはない。その人が感じた
表現や表情が反応な訳でどれも素晴らしい。
 
   
その先に患者様の治りたいという気持ちを
叶えてあげたいという気持ちがあるならば
間違ってはいないと俺は信じている。
でも、このホンモノの人体解剖学実習室は
全く真っさらな状態で新しい教科として
学んで貰った方があとあと良いとも思っている。
だって余りにも参考書と違うことが多いんだから。
 
   
早速1日目から今まで気が付かなかった
内容が目白押しだった。
なんで今まで気が付かなかったのだろうか?
と不思議に思うけど本当に何度受講しても
俺自身新たな発見が得られる。
まるで俺にとっては宝箱の世界だ。
 
   
明日からたくさんの学んだことを
シェアしようと思う。
 
   
今日の内容から言えば世界的権威
の医師から直接習ったことだが
生前美容師さんだった方の気管支を
解剖していくと沢山の小さな
髪の毛を吸い込んでいる。
 
   
沢山の細気管支あたりから出てくるという話を聞いた。
細気管支まで行くまでに二股に
分かれる気管支があり、その前は気管がある。
 
   
気管支までは異物が入ると咳き込んだり
反射が起こり追い出そうとする。
または痰となり外へ出される。
 
   
しかし細かすぎる汚染の気体などは
それを通り抜けて行く
タバコや排気ガスやpm2.5などは
反射が起こらないうちに肺を侵し
反射が起こらないで侵入して行く。
 
   
異物であっても細気管支を通り過ぎると
反射は起こらず溜まって行くこともある。
 
   
また肺の一番先は肺胞と言われ
一度壊れた肺胞は2度と元に戻らない。
 
   
だから空気が汚れたところや咳のような
反射を我慢することは勧められない。
と教えてもらった。
 
   
実際に肺の解剖をするのは明日に
なりそうだが事前にその説明を聞くことが
出来て明日への講義の期待が高まっている。
 
   
ハワイ州立大学医学部で学ぶ
人体解剖実習室は既に5年の月日が経過している。
俺の感じだと4年くらいかなと思っていたら、
逆に教授が覚えていてくれて
「Kenとの付き合いは5年になる」
と皆の前で俺を紹介してくれたのには驚いた。
 
  
尊いご縁を大事にコレからも育みます。
ハワイ州立大学医学部
 
  
人体解剖学実習室で猛勉強中のKenより
 
  
Ken
 
 
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それは違うあなたの持っている参考書が間違っているんだろ!

 
 
「それは違うあなたの持っている参考書が間違っているんだろ!」
 
  
ドクターの自信満々なこの返事はカッコよかった。
俺の人体解剖学のアメリカの師匠が
受講生さんの質問に答えた場面だった。
 
  
参考書をドクターに見せながら
指差した受講生さんは唖然としていた。
 
  
教科書や、参考書が間違っている
なんて誰も思わないからね。
唖然とする気持ちはよく分かったよ。
 
  
でも、実際に御献体という回答がココに
あるわけで誰もがドクターの言うことを
信じざるを得なかったんだ。
俺は毎回こんな場面に遭遇する。
 
  
今回のシェアはそんな中の
1つのストーリーをしようと思う。
 
  
ハワイ州立大学医学部人体解剖学実習室
からこんにちは!(((o(*゚▽゚*)o)))Kenです。
 
  
広背筋と前鋸筋がくっついている
と言ったら驚かないだろうか?
 
  
前鋸筋は肩甲骨内縁からスタートして
第1肋骨から第9肋骨にまで付着し
広背筋は腸骨や胸腰筋膜からスタートするモノと
胸椎腰椎棘突起からスタートするモノと
9〜12肋骨からスタートするモノもある。
そこから上腕骨に向かうんだ。
 
  
肩甲骨下角がおよそ第7胸椎であるから
そのわずか下辺りで広背筋と前鋸筋が
ガッチリ噛み合っていた。
 
  
前鋸筋は肩甲骨を外方へ引っ張る役目だ。
特に下方は肩甲骨の下角を外方へ引く。
 
  
一方広背筋は上肢を体感に近づける
内転の役を果たしている。
コレが共同作用をするなんて考えたこともなかった。
 
  
分かりやすく言うなら、背泳で泳いでいる時の
水をかいて外転位から体感につける時に働くだろう。
(正式な背泳の泳ぎ方ではないが)
 
  
驚くかもしれないが前鋸筋下部繊維は
外腹斜筋とも筋連結しているように見えるんだ。
この話は以前したからもう書かないよ。
 
  
1つのストーリーをシェアと
思ったけどもう一つシェアするね。
 
  
今回の御献体は95歳の女性だった。
生前は専業主婦だったが亡くなられる間際は
病気だったためにおそらく病院か自宅で
殆ど寝たきりだったことが想像できる。
 
  
彼女のカラダを観察すると痩せられており
腰回りに脂肪が見られる程度で
余分なたるみは無さそうだった。
 
  
隈なくカラダを観察し終わった後
俺はふと思ったんだ。
踵の骨まで足底の表面から
どれくらいの厚みがあるんだろうか?
 
  
俺の予想は足底の皮膚から骨まで
多少の脂肪組織はあるものの、まぁ5ミリ程度の
クッション的な脂肪組織があると考えていた。
 
  
驚いたことに足底を観察したところ
踵の皮膚から踵の骨に到達するまでの
脂肪の厚みは2センチもあった。
 
  
95歳の恐らく寝たきりに近い女性で
こんなに分厚い脂肪組織が踵の骨を守っていたのか!
驚いたが他の2体の御献体も調べてみたくなった。
 
  
大柄で筋肉質、恐らく90キロ近い86歳の男性
の足底の皮膚から踵の骨までの距離を測った。
 
  
予想では体重も95歳の小柄な女性と比べると
だいぶ分厚い脂肪組織に覆われているに
違いないと思ったんだ。
 
  
足底結果はナントやはり2センチだった。
そしてまたまた驚いた事に3人目の77歳の
女性の御献体も足底の皮膚から踵の厚さも
同じくメジャーで2センチと測ることができた。
3名とも同じ数値というのにはヒドく驚いた。
 
  
どんな理屈なんだろうか?
体重は関係ないのか?
カラダ中脂肪だらけのヒトでも
痩せているヒトでも変わらないのか?
 
  
数値は同じだった。
脂肪層はそれぞれのカラダの特徴通り
デブはいっぱい脂肪を溜め込み
どこを触ってもフニョフニョだ。
 
  
しかしガリはどこを触っても
ゴツゴツと骨が直ぐに感じるだろう。
今回の御献体の三人が三人共、
厚さ2センチのクッションを踵に付けている
意味は考えたけど分からなかった。
 
  
良かったら日本人治療家レベルアップの
為にシェアしてね(((o(*゚▽゚*)o)))♡
 
  
明日も時間があったらなんかシェアしようかな
医学部で人体解剖学実習しているKenでしたー!
 
 
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筋膜とホンモノのハムストリングの解剖学&ハワイ大学解剖実習次回開催日程

 
 
《筋膜とホンモノのハムストリングの解剖学》
 
  
世界的脳神経系の権威である
ハワイ大学医学部の学部長は困っていた。
 
  
「うーーん Kenが連れてくる日本人治療家は
ユニークな質問が多くて私を困らせている。笑」
 
  
どんな質問も真摯に答えてくださる学部長は
ウチの中野くんのスットンキョな質問にも
10分もかけて答えてくださったんだ。
 
  
中野「マッサージはなんで気持ちいいんですか?」
 
  
俺としてはその現場にいれば
中野くんの口を塞ぎたい気持ちだった。
中野くんは大真面目でこの質問をしたそうなんだ。
 
  
確かに理論的になんで気持ち良いのかが言えるならば
聞いてみたいけどでも普通ココで聞くか??
驚いたことに教授はこの質問にもしっかりと
解答をくれ解決のヒントを沢山与えてくれたそうだ。
 
  
その他
腹膜が臓器と認められたという
記事を読んだという先生の質問にも
 
 
筋肉痛は何故起こるのか?
 
  
肉離れは切断された部位を近づけておくのが
最善の治療法であるけど、筋トレは
微細な筋繊維を切断していることから
なぜ筋トレの後はストレッチを推奨されているのか?
 
  
とかその他どんな質問にも
全て真剣に答えてくださったんだ。
世界的権威の脳神経系のドクターは
どんなに聞くまでも無いだろ?って質問にも
教授の知っている限りの答えを丁寧に答えてくれた。
 
  
有難いことに普通この学部長が授業をすることは
殆どないらしいけど俺がオーガナイズする
チームの時は毎回面倒見てくださっている。
 
  
ハワイ大学医学部人体解剖学実習室からこんにちは
KenYamamotoです。
5年もの間人体解剖学実習室でホンモノの
人体解剖学を学んできたというのに、
未だに新たな発見があるのには驚かされる。
今日も驚いた内容をシェアをしたいなと思う。
 
  
流行りの『筋膜』って言葉があるけど
どんなイメージで思ってる?
今回の初めての参加の治療家に聞いてみたんだ。
 
 
「筋肉を包んでるのが筋膜ですよね?」
 
 
という回答だった。
一般的には殆どの治療家がこんな感じだろ?
 
  
表皮、真皮、皮下組織、脂肪組織
その下に筋肉を巻いた筋膜があるって感じだ。
この答えはあっている様で的を得ていない。
 
  
ヤァ元気?うん元気だよ あなたは?
みたいな曖昧なファジーな感じすぎる。
 
  
みんなが思っている筋肉を巻く膜も筋膜と言うけど
実は表皮、真皮、皮下組織、脂肪組織の浅い部分までを
スーパーファシャとメディカルでは呼んでいるようだ。
(ファシャ=筋膜だ)
 
  
脂肪組織の筋肉寄りになっていくと
繊維が多くなっていく。
ココをディープファシャといって
分類的にはココで2層目となる。
 
  
更にこの下にはファシャラタ(大腿部の場合)
というストッキング状のパッツンパッツンの
まるでストッキングの様な筋膜がある。
 
  
このファシャラタは大腿四頭筋を入れる部屋と
内転筋郡を入れる部屋と
ハムストリングを入れる部屋の壁も作っている。
その下にあるのが筋肉自体を巻いている
皆が思っている筋膜が存在する。
 
  
ファシャラタは硬めのストッキング状の組織。
それより上に2種類の筋膜
(スーパーファシャとディープファシャ)がある。
 
  
この外側、つまり表皮からファシャラタの中の
筋肉を取り巻いている筋膜に対するアプローチが
かなり難しいことがわかってしまった。
 
  
「厚い外層の2種類の筋膜の下にファシャラタ
がありその下の筋膜を狙うのは無理だ」
と受講生の誰かが言った。
 
  
俺もそうかも知れないと思ってしまった。
だって、あまりにも深く、深いだけではなく
ファシャラタを観察した人はわかるけど
ツルッツルというかヌルヌルになっていて
しっかりと狙った位置に指が入り、
しかも筋肉を巻く筋膜にアプローチできるのか
疑問に思えてならなかったんだ。
実物を見れば誰でもそう思うはずだ。
 
  
ファシャラタを外すとハムストリングが現れた。
それを観察して驚いたことにハムストリングの
起始と停止は教科書に載っているモノと違っていたんだ。
 
  
いやそれはそれで間違ってはないのだが、
曖昧なファジーな感じがする答えだ。
 
  
確かに坐骨結節からスタートした
ハムストリングは脛骨と腓骨頭に伸びていった。
もしもハムストリングの起始が坐骨結節だけでない
と言ったら皆は驚くのではないだろうか。
 
  
ハムストリングの起始は実は坐骨結節だけでなかったんだ。
よーーーーく観察するとなんとぶったまげた。
ハムストリングの筋繊維は所々でファシャラタ
を起始として下方へ向かっていたんだ。
 
  
つまりその筋組織はファシャラタとハムストリングを
あまりスライディングが起こらない様にする組織にも
見える筋繊維があった。
 
  
いや、もしくは過激なストレッチをしても
ズレない為のアンカーなのかも知れない。
この発見は俺の中で革命的だった。
 
  
俺が思っていたのはファシャラタの中を
ハムストリングが滑走しているイメージだったんだ。
アンカーが付いていたら滑走できる範囲は極端に狭まるな。
カラダが硬いヒトが前屈をする様にハムストリングを
伸ばすストレッチをすると次の日とかに
筋肉痛になるのはココも関係あるのかな。とか
 
  
ファシャラタがパッツンパッツンの組織なのは
こうった微細な筋繊維がストレスを与えているから
厚く丈夫なファシャができるのかなとか
仮説が5個も10個も出来上がってしまった。
 
  
毎回未だに発見がある人体解剖学実習室は本当にヤバいな。
それを毎日忙しいなか教授が自ら解答やヒントを
与えてくれるこの大学の医学部実習室のトリコに
今回もなってしまっている。
 
  
誰も彼もがもう解剖学に
飽きたとしても俺は絶対に飽きない。
新たな発見があるたびに自分が
確実に成長しているのがわかるから。
誰も受講しなかったとしても俺1人でも
受講し続けたいと思っているんだ。
 
  
【次回のハワイ大学解剖実習&KYTベーシックハワイセミナーの日程が決定しました】
1月15日PM12時からこのFacebookページ及びメールマガジンより募集開始致します。
 
  
【日程】
ハワイ大学解剖実習2017年6月30日〜7月2日
KYTベーシックセミナー&フォローアップセミナー2017年6月28日〜29日
詳細は1月15日PM12時の募集案内をご覧ください。
 
  
今回のハワイ大学解剖実習の前日ミーティングの様子をご覧ください。
 
 

 
 
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ハワイ大学解剖実習緊急レポートその2 & 次回解剖実習開催日程

 
 
間欠性跛行といって数分歩くと足が
前に出なくなっていくという症状を聞いて、
恐らくあなたは脊柱管狭窄症を思い浮かべるハズだ。
 
  
ところが整形外科では脊柱管狭窄症出ないと
診断された場合、次に疑わなければならないのは
動脈硬化症かバージャー病などの循環器系の
病気かもしれない。
 
  
ハワイ大学医学部で行われた人体解剖学実習。
今回の実習で学んだことはとても貴重な情報だった。
 
  
循環器系のコレまた世界的研究者が
ハワイ大学医学部におられるんだ。しかも日本人。
 
  
もしも間欠性跛行と言われたら
我々循環器系ドクターは動脈硬化を疑う。
その話からバージャー病は末端の色が変わるだろうし
末端見て何ともないなら動脈硬化から疑うと習った。
こんな症状のヒトに腹部のマッサージ
なんかしてしまったらデンジャラス
 
  
実際に今回の御献体の腹大動脈は卵の殻の様に
指で押すとパリパリと音を立てて穴が開いてしまった。
ホルマリン漬けにするコトでどれ位の弾力の違いが
あるかはわからないけど一同顔面蒼白になった。
 
  
仮に大腰筋マッサージとかいって腹部を
ゴリゴリ押していたりする治療家が
いるのなら危険すぎる事がよくわかった。
 
  
直達外力ではないにしろ、こんなに
モロくなっていたら側腹部から押しても
回達外力でも血管壁がコレなら壊れそうだった。
 
  
ここハワイ州立大学医学部で学ぶ人体解剖学実習は
単に解剖学を学ぶだけではない。
それぞれいらっしゃる専門分野の
教授陣が直に教えてくれる事が多いんだ。
 
  
脳神経系の世界的権威はここのボスであり、
頭蓋骨を電気ノコギリで外し
脳や脊髄の解説を行ってくれることもある。
 
  
アスレチックトレーナーのPHD
つまり博士も指導してくれるから
ナゼ怪我が起こるのか。
どうしてココが痛くなるのか。
その怪我のリハビリは何を気をつけるべきか。
というのも瞬時に教えてくれるんだ。
 
  
今回のすごいシェアは大腰筋だ。
 
  
知っての通り大腰筋は脊柱前面と側面に停止している。
その前方では横隔膜と重なり合っているし
側面というか後方には腰方形筋が存在する。
 
  
大腰筋を牽引するとナント横隔膜や
腰方形筋が動いたそうなんだ。
 
  
実は俺はこの時教授と別室で生献体の解剖を行い
皆に解剖したモノを提供するために
必死になっていたからこの現場には
立ち会えなくて酷くガッカリしてしまった。
 
  
俺はこれを確認できるならすぐにでも
この現場に戻ってきたいと思っている。
 
  
3時間半かけてドクターと1体の生の御献体を
仕上げた頃にはもう今回の人体解剖学実習
の最終日の後半に差し掛かっていた。
 
  
「みんな!見てくれ」
 
  
そう声をかけに皆のいる部屋に行って驚いた。
御献体はすでに腰椎で切断されており
脊柱管を覗いた跡があったり
仙腸関節が外されていて
仙骨と腸骨がバラバラになっていたし、
足根骨も足首も股関節も膝も全てが
バラバラになっているのに絶句だった。
そして何よりも皆が必死にメモしているのに驚いた。
 
  
俺は皆を生献体の部屋に案内すると
大胸筋や上腕二頭筋長頭腱が関節包へ
入り込む位置をドクターと解説させてもらった。
 
  
また、左右の寛骨を力自慢の実習生に
それぞれ持たせ、さらに恥骨結合と仙腸関節を
触れさせながら左右の寛骨を一方が上に
もう一方が下に捻る様に指示したんだ。
 
  
で、仙腸関節が動いただろうか?
この答えは俺は全く動いていないと感じたし
「うーーーん若干?若干動いている様な。。」
という様な反応の受講生もいた。
 
  
それでも殆どの受講生は動かないと判断した様だ。
この生献体は全身麻酔をしている状態に近い
という事でホルマリン漬け御献体よりも
生身に近いというより生身そのものだった。
 
  
頭蓋骨を開けてあの縫合の硬さをみても
まだそれでもまだ頭蓋骨は呼吸で動いている
と言う先生もいた。
 
  
コレは現実をどう解釈するかは
それぞれの治療家の受け取った
反応のママでいいと思う。
反応が真逆だってあり得るだろう。
 
  
生献体の仙腸関節を大男が必死に捻っても
ビクともしないからといって、それでも尚
いや生きているときは動いているんですよ。
と言っても構わない。
 
  
その先に患者様のためにという共通意識が
あるのならば間違いではないと俺は信じている。
 
  
中には皆が一生懸命腹部の解剖を行なっている中
1人一生懸命徹底的に足関節の解剖を行なっている
トレーナーの先生もいたし、
 
  
徹底的に睾丸を観察して触れるとデカイ玉も
実は脂肪組織をまとっているだけだったんです。
それを取るとうずらの卵程度の大きさでした
と発表してくれた先生もいた。
 
  
個性豊かな受講生の先生方をみて
ドクターは微笑ましい笑顔で見守ってくれていたし、
どんなに馬鹿馬鹿しい質問も真摯に答えてくれた。
 
  
人体解剖学は素晴らしい。
この大学で学べる学問全てが素晴らしい。
教えてくれる教授陣が一流で素晴らしい。
 
  
大満足で皆は大学を後にしたんだ。
俺はさ、もっと勉強したくて仕方がないし、
もうむしろバンコク在住やフィリピンやめて
ここアメリカに住んで毎日大学で研究を
し続けたい気持ちになっちゃったよ。
やっぱナマでしょ。
 
  
 
【次回のハワイ大学解剖実習&KYTベーシックハワイセミナーの日程が決定しました】
1月15日PM12時からこのFacebookページ及びメールマガジンより募集開始致します。
 
  
【日程】
ハワイ大学解剖実習2017年6月30日〜7月2日
KYTベーシックセミナー&フォローアップセミナー2017年6月28日〜29日
詳細は1月15日PM12時の募集案内をご覧ください。
 
  
 
今回のハワイ大学解剖実習に参加された
先生方の解剖実習終了直後の実直な感想です。
 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 
 
 

ハワイ大学解剖実習緊急レポートその3 & 次回解剖実習開催日程

 
 
俺はね、酷く落ち込んでしまったよ。
今まで30体以上の御献体の解剖実習を
行ってきたはずなのに今回は完全にヤバかった。
 
  
ハワイ大学の医学部教授が提案
してくれたのは次のステップだった。
それは『生献体』で学ぶ人体解剖学だ。
新たな挑戦はいつも興奮を与えて
くれるんだけど今回だけは違った。
 
  
だって生献体ということは血液もそのまま、
俺が間違ってメスで自分の指をカットした場合
当然の様に感染症になるリスクを感じざるを得ない。
 
  
生献体解剖当日の朝は久し振りに感じる
柔道の試合前の緊張感に似た感覚があった。
引き締まる気持ちというか覚悟をしながら
医学部に向かったんだ。
 
  
生献体の解剖学はそんな理由もあり
メスを持てるのは大学が許可した俺と
解剖学の師匠であるドクターがついてくれた。
 
  
サインしてしまった時点で俺は怪我からの
病気もすべて自己責任と成ってしまう。
 
  
受講生の先生方をそんな目に合わせる
わけにもいかずとにかくそんなモノを
背負った気持ちでサインしたんだ。
 
  
1日しか生献体は保たないからというのが分かるほど
生献体を触れると自分達生きている人間の様な
皮膚感覚に近いというかソレそのものだった。
 
  
受講生さん達に解剖前に触って
貰えば良かったなと思ったよ。
だってソレはとても勉強になったと思うんだ。
 
  
生献体はホルマリン漬けの御献体とは全く違った。
ホルマリン漬けの人体はすでに硬くなっており
関節を動かすのに苦労する。
 
  
それはそれでかなりの勉強になるし
2Dの参考書の何10倍もの情報を得ることができる。
しかし生献体はホルマリン漬け解剖学の
また更に何10倍もの価値ある学びとなった。
 
  
ヒトは死後4時間ほどから死後硬直なるものが始まる。
その硬直はずっと続くものだと思っていたが違った。
24時間以降徐々に固まったカラダは元に戻り出していく。
つまり力が全て抜けた状態になるという事なんだ。
 
  
48時間以降は完全脱力状態になり
あとは腐敗を待つことになる。
腐敗の前に冷凍保存をしておくと
今回の生献体の様な状態になるんだそうだ。
 
  
生献体の皮膚はプロ用のメスを
もってしても入って行きにくかったんだ。
 
  
ホルマリン漬けの御献体は実習生用のメスで
ピーーってボールペンで線を引くくらいの力で
皮膚は裂けていくんだけど生献体は
そうとう表皮を突き破るのに力が必要だった。
 
  
大腿部から始めた生献体の解剖学実習。
スーパーファシャ(ファシャ=筋膜)といって
表皮から脂肪組織まで取り去り
ディープファシャとファシャラタといって
筋肉の一歩手前までのファシャを取り出した
瞬間だった。ファシャラタで押さえられていた
大腿直筋をみて驚いてしまった。
 
  
御献体の股関節がやや外旋位にあったんだけど、
大腿四頭筋を包むファシャラタを取った瞬間
タルんと大腿骨に乗っていた大腿直筋は
外側へズリ落ちたんだ。エッ?なんで?
誤って大腿直筋を切断したっけ?
と思ったけどどこにも傷つけたはずもなく、
でも現実は大腿直筋が大腿から滑り落ちた。
 
  
どんだけ本当の筋肉は力が抜けると柔軟性を増すんだ。
俺はこれを見ただけで涙がこみ上げてきちゃったよ。
なんだろう知らなかったことを知った
感動という表現が一番しっくりくる。
 
  
全身麻酔と同じ状態という説明を
ドクターがしてくれたけど、
そうか本来はもう少しテンションが
掛かっているかもしれないな。
だって立っていても寝ててもどこかに
緊張があるからこそその姿勢を保てるんだから。
 
  
泣きそうになりながら解剖を進める。
今までのホルマリン漬けの解剖学で知った
気になっていた自分が恥ずかしくなった。
 
  
大腿の前面と内転筋を出してからドクターに
許可をもらい俺は皆に見て貰いたくなって
すぐに別室にいるみんなを呼びにいったんだ。
 
  
俺の感動以上に感動してくれた受講生の
先生達が目を潤ませながらあ生献体を
触って観察し動かして観察してくれた。
 
  
パトリックテストで一番テンションが
かかるのは長内転筋だった。そればかりか
大腿直筋もテンションが掛かっていたね。
筋肉は非常に柔らかく柔軟性に富んでいて、
何というか素晴らしいしか言えない状態だった。
 
  
大腿直筋はファシャの関係上内側には
ズレにくく外側にめくることは出来た。
 
  
縫工筋は大腿四頭筋と筋膜的な交わりが
殆ど見られなかった。だから大腿直筋を
どかしてその下にある中間広筋を刺激することが
できるといったKYT理論は証明された。
 
  
関節包はホルマリン漬けではカッチカチ
だったけど実際の生献体では硬いイメージ
ではなく優しく骨頭を包んでいた。
 
  
頭の中で何か閃きが起こるときにいつも
鳴り響く音楽がなりっぱなしになっていた。
いつも何か考えつくときは心地イイ弦楽器
の様な音色の音楽が頭の中で聞こえてくる。
その音楽は解剖している間中ずーっとなっていた。
 
  
御献体を仰向けからうつ伏せにして
今度は臀部まわりを解剖しだす。
1日しか保たない御献体だから解剖を急いだんだ。
ドクターの手捌きはホント素早く正確であり、
どうにかついて行こうと頑張ったけど
どうしても20%くらい遅れてしまう。
とにかく後面と外側面の筋肉を剥き出しに
するとKYTの中臀筋リリースを試してみた。
 
  
コレは見事に予想どおりのテンションが
かかりリリース出来ていることが証明できた。
 
  
しかし予想に反して梨状筋の下から出る坐骨神経
をホントに梨状筋が圧迫するのか見た所
全く坐骨神経を圧迫している様子はなかった。
 
  
ドクターも実際に生献体でコレを
試したことはなかったそうで、
 
  
「あれ?梨状筋がピンと張るから坐骨神経が
圧迫されるハズだったのにそうでも無いね」
 
  
笑ってしまっていた。
確かにホルマリン漬けの献体では梨状筋が
圧迫しているといえばそうかナルホドと
思ってしまっていたけどこの生献体での
学びは途轍もない発見が目白押しだった。
 
  
続きはまた書こうと思うけど
とにかく全員に生献体を体感してもらった。
鍼師の先生は色んなところに鍼を打ってもらえた。
 
  
「感動で震えて泣きそうです!」
 
  
と鍼灸師の先生が言ってくれて俺も
思わずもらい泣きしそうになっちゃった。
 
  
俺は今回オーガナイザーだったんだけど
とてもとても生献体が素晴らしすぎて
オーガナイザーの仕事を放ったらかしちゃって
そんなのに構ってらんないくらい自分の勉強に没頭
してしまってみんなにすまなかったと思っちゃった。
ゴメンね。
 
  
どんなに文章で表現しても言い表せない感動だった。
またシェアするね。
 
  
【次回のハワイ大学解剖実習&KYTベーシックハワイセミナーの日程が決定しました】
 
  
明日1月15日PM12時からこのFacebookページ
及びメールマガジンより募集開始致します。
 
 

【第8回ハワイ大学解剖実習 & KenYamamotoテクニックベーシックセミナー in Hawaiiの募集を開始いたします】

 
 
【第8回ハワイ大学解剖実習 & KenYamamotoテクニック
ベーシックセミナー in Hawaiiの募集を開始いたします】
 
  
こんにちは。
Ken Yamamoto事務局です。
 
  
Ken Yamamotoテクニック
(以下KYT)ベーシックセミナー、
ハワイ大学解剖実習を終えて、
We are in Los Angeles now. です。
 
  
先日から予告しております
ハワイ大学解剖実習と
KYTベーシックセミナー in Hawaii
の参加者募集を開始致します。
 
  
その前にちょっとお知らせしておきます。
先日行った解剖実習での新体験である
腐敗処理をされていない生のご献体を
次回もご用意できることになりました!!!
すげ〜!!!
 
  
今回生の解剖実習2回目参加のある先生が言いました。
 
  
『前回実習に参加するまで教科書だけで勉強してました。
というかそれしか手段がありませんでした。
そして前回参加してからは①に教科書があって、②で
解剖実習に参加して腐敗処理をしたご献体で事実確認する。
これが今後自身の最大最高の学びだと今回も参加しました。
でも。。今回ショックです。。生のご献体が出て来て。。。
最高の学びだと思っていたパターンがこうも早く覆るとは。
これからは①の教科書に代わり最高の学びだと思っていた
ホルマリン処理したご献体、②に生のご献体になってしまった。
教科書は見て触って動かした事実を書き込むツールです』
 
  
と真剣な面持ちで仰っていました。
この先生、前回参加されてから患者様からの信頼、
自身の治療効果、自信、そして院運営の成果
うなぎ登りだそうです。
 
  
でもただ参加したからそうなった訳ではありません。
解剖実習はテクニックではないし、
患者さんに来て頂く直接的なツールでもない。
行動して、学び、感じ、気づいて、さらに自身で
最大限努力されたことが結果に繋がったのだと思います。
それも猛スピードで。
 
  
それもこれも真実を知りたい。患者さんのために。
ただそれだけのために。
だからまた今回参加されたに違いないです。
 
  
他のかなり勉強もされ、知識も豊富な先生方も
たくさんご参加頂いたのですが、
そんな先生ほどより生献体にみる事実
にショックが大きかったようです。
 
  
もちろん初参加の方も大歓迎で、
事実大半の参加者が初参加の方々です。
 
  
そんな先生達が衝撃を受けた
腐敗処理されていない生のご献体
が次回も用意できることになりました。
 
  
生ご献体は第2日目にハワイ大学の
の先生とKenが解剖を行います。
そして解剖後2日目に下肢、3日目に上肢を
ご参加頂く先生方にご覧いただく予定です。
(大学側の都合で変更されることもございます)
 
  
もちろん見て、
筋肉の柔らかさ、
血管の柔らかさ、
を触って感触を確かめ、
筋肉の動き、
関節の動き、
を確認できます。
 
  
あなたが学び、想像していた、
思い込んでいたコトの
答え合わせをしにぜひハワイまで来てください。
 
  
それではKenから解剖実習のレポートと
募集案内です。
 
  
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【ハワイ州立大学医学部人体解剖実習レポート】
 
  
解剖学のススメ
 
  
Ken Yamamotoです。
どんなに勉強しても次に学ぶものが
出て来てしまうからキリがない。
医学といえども温めた方が良いと言ってみたり
いや冷やすべきだと言ってみたり
水はとらない方が良いとか取りすぎは害だとか
時代によって真逆を言い出すから混乱してしまう。
それを見るとどれが正しいのか混乱する人もいるだろう。
でも解剖学は変わらない。
 
  
骨折したら痛みを感じる。
でも骨が痛いのではない。
そもそも骨に痛覚はないからね。
コレは骨膜が痛い。
コレは時代が変わっても同じはずだ。
 
  
で、骨膜は端から端まで骨膜で覆われているのか?
と言われれば違う。端っこの軟骨には、
つまり関節包の中は痛覚がない。骨膜がないからね。
コレも時代で変わらない。
 
  
じゃあ骨同士がぶつかって痛い
という現象は起こらないはずだ。
ところが人によって骨同士が当たって痛い
という人と痛くないという人がいる訳だ。
 
  
コレは何年もの間、
じゃあ何が痛いんだろうね?とされて来た。
 
  
しかし2014年の論文によるとマウス実験で
変形性膝関節症を作って実験したところ
数%のマウスに関節包内に毛細血管が認められた。
 
  
毛細血管と神経はペアで進む事が多いから
もしかして骨同士が当たると痛い人は
関節包の中に入り込んだ神経、
つまり痛覚を感じさせている可能性が出て来た。
コレは新たな変化だ。
 
  
しかし解剖学はなんら変わっていない。
病理によって関節の中に血管や神経が
入り込む可能性がある事がわかったが
それ以外は相変わらず骨膜には痛覚が
あるが関節包の中の軟骨には痛覚がない。
解剖学は理論ではないから何も変わらないのだ。
 
  
では解剖学のどれを学ぶのが良いのだろうか?
2Dの教科書だろうか?
もしくは人伝てで通じるだろうか?
厚さや感触や弾力を感じなければ学べなくないだろうか?
 
  
上下後鋸筋は半紙のような薄さだし
僧帽筋は思ったほど大きくなく薄いし
それに比べて前鋸筋の大きさに驚くだろう。
 
  
それに筋連結を学べるのは実際に
ホルマリン漬けの御献体で学べる。
更に今回から始まった我々だけのプログラム
である生のご献体では動きの解剖学も学べる。
 
  
どうせ学ぶならば、可能ならば
その最高峰で学ぶべきではないだろうか?
その最高峰の答えは医学部で学ぶのか第二の選択肢は
人体解剖学実習である事は疑う余地がないと俺は信じている。
 
  
【学ぶのはストレス】
 
 
俺はタバコが嫌いだ。
ケムリが肺の表面を逆撫でする
逆撫でされた肺は健康を害するだけではなく
逆噴射して逆に周りを困らせてしまうんだ。
 
  
しかし驚くのは2、3回むせるともう
その世界に居ても平気になる自分の順応性。
 
  
順応性はストレスを掛けると顔を見せる。
それはストレスを掛けるまでどんな顔なのか分からない。
だってそれは見たくない会いたくない新顔なんだ。
 
  
嫌いでも髪の毛や服についたら離れない粒子の
細かいニオイや眼をしばしばさせる拒否反応も
気がついたときには無くなっているんだ。
 
  
適応したというのか鈍感になったというのか
ソレらを順応性と呼ぶ。
順応するとストレスを感じなくなり、
それはまるで重力を受け入れた感じに似ている。
間違いなくストレスではあるのだが
毎日生活しているとさほど問題にされない。
順応性はストレスに適応するコトだから、
ストレスを加えると適応が生まれ順応するとも言える。
 
  
つまり、学びはある意味ストレスだ。
もう言いたいことは分かるだろう。
学ばなければストレスは無い。
学ぶコトはストレスであるが
学ぶウチに適応し、やがて順応しだす。
 
  
教育を受けた者とそれを拒否し
続ける者の差は開くばかりとなる。
もしくは気持は焦っているものの
他人と比べて安心したい心境に陥る。
 
  
学ばない集団に身を置くと非常にラクだし
ストレスが減っていくのを感じる。
この集団でいいんじゃないだろうか?
この世界でいいんじゃないだろうか?
このレベルでイイんだって思って来るだろ?
 
  
他人と比べて安心するなんて
キッパリと縁を切るべきだ。
もしも成長をしていきたいのならば
 
  
でもソレは個人の自由
ストレスを感じたくなければジッとしていれば良い
でも、成長はない。
 
  
企業がホントに恐れなくては
いけないのは現状維持というマイナスだ。
エコノミストたちは現状維持はネガティヴとして扱われる。
 
  
前年比と比べ成長がない=1年間分の
遅れを出してしまったという判断だ。
一番危ないのは現状維持出来ている
コトによる鈍麻と言われている。
 
  
現状維持=ネガティヴを覚えておかないと
焦るコトなく徐々に年齢は重ねられており、
体力は去年と今年では違うはずだ。
 
  
やがては疲弊していき
「いつでも遅れを取り返せる」
ハズが既に取り返しの付かない状態にある
何てことはいつでもどこでも聞く話だ。
 
  
果たしてこれは企業だけの定義だろうか?
俺はヒトも企業も同じだと思っている。
去年の自分となんら変わらない
治療家という職業の自分でいいのか?
 
  
必要なのは、耐えられるストレスには耐え
ストレスを呑み込み次のステップへ
進むことだと俺は信じている。
 
  
歩みを止めた時から鈍麻が始まり
ストレスから逃げ出しはじめる。
引退するその日までストレスを
受け続ける覚悟がなければ最高の
施術を患者様に与えられるコトにならない。
 
  
学ぶというストレスは若い方が有利という事実
はあるが年老いてからでも学ぶことはできる。
今始めれば将来救われる患者様がいる。
 
  
だから俺はストレスさんいらっしゃい。
ストレスさんwelcome。
逆にストレスを喰ってやるんだ。
その先にきっと今までなおせなかった
患者様の喜ぶ顔が見えるから。
 
  
俺はそれを今日も信じて前進しているんだ。
 
  
さて、このストレスを感じるべく、
今年の6月30日から3日間
ハワイ州立大学医学部にて
人体解剖学実習を行うことになったんだ。
 
  
また解剖学実習前日は参加者と事前ミーティングを開き
より良い解剖実習を行うべくガイダンスを行い、
疑問、質問にも答えたいと思います。
 
  
さらに3日間の実習では、毎日終わるごとに
その日の学びをシェア会(自由参加)をして
見逃したポイントを皆でシェアし
皆で楽しく学びたいな。
 
  
誰も参加しなくても俺一人でもやり続けます。
でも皆で学んだ方が楽しから一緒にやりたいな。
一緒にハワイで学びましょう。  
 
  
Ken
 
  
ーーーーーーーーーーーーーー
Kenからメッセージです
ーーーーーーーーーーーーーー
 
 

 
 
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それでは第8回ハワイ大学解剖実習の日程が
決定しましたのでご案内致します。
 
  
下記に概要をお伝えします。
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Kenグループでハワイ大学人体解剖実習を受講するメリット
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◼︎生の御献体で学べる!!!!これかなりスゴイことです。
◼︎世界でも最高峰に位置するハワイ大学解剖クラスで学べる。
◼︎ご献体の状態は他にない唯一無二の素晴らしい状態です。
ハワイ大学教授の技術だからこそです。
◼︎自身でメスを持ち自由に見たいところを解剖できる。
→これは自由に解剖できる実習であっても、
場をリードする人によって大きく変わります。
経験豊富な講師陣(日本人)、Ken、
我々スタッフが自信を持ってリードします。初めての方でも
実習経験者がリードしていきますのでご安心ください。
◼︎コミュニケーションを充分に取れているハワイ大学教授陣
にKenグループのリクエストなら何でも聞き入れるとの
ありがたいお言葉をいただき、講義内容を事前リクエストできる。
(もちろん内容によります)
◼︎普段は他では登壇しない決して世界的権威だけでない
プロ中のプロである教授の登壇もありうる
◼︎ハワイ大学教授も認める解剖知識が豊富なKenも参加し
臨床を交えながら場を主導します。解剖学に長けてない
方達だけでの参加では満足いく進行や講師陣のより
プレミアな引き出しを開けれることは不可能です。
ただ単に開催数が多いというだけでは、
良い解剖実習を行えるというバロメーターにはなりません。
誰と参加するかが重要です。
◼︎Kenは以前解剖実習講師として登壇しております。他の教授陣とは
違う臨床を交えた講義でご参加いただいた先生方に大変好評でした。
◼︎開催第8回目となるため講師陣、教授陣との連携も取れており、
解剖学語という共通言語で教授陣、講師陣と話せ、講師として
登壇したこともあるKenと行うメリットは大きいです。
◼︎解剖実習前日でのミーティング(自由参加)がある。
参加者の顔合わせ、注意点、進め方、質問事項の共有等々を行います。
解剖が初めての方、ハワイ大学での実習初参加、Kenグループでの
初参加の方にもわかりやすく心構え、質問の整理等を行います。
◼︎3日間毎日の︎解剖実習終了後のシェア会(自由参加)
毎日行うことで当日学んだことを忘れず復習でき、
他のテーブルで起こったことの聞き逃しの心配もありません。
次の日に他の方とダブった質問を抑制でき、
より多くの質問が可能になります。
 
  
何より同じ志を持った仲間と学ぶことは楽しいです。よね。
参加された方々は一気に全国各地、海外の仲間ができ
帰国後も同じ志をお持ちの方同士、現在も深く
交流されてる方も多くいらっしゃいます。
同じ志を持つ者同士ハワイの素晴らしい空気の元学びましょう!
 
  
やはり『誰とおこなうか』
これは解剖に限らず何事にも通じることですね。
 
  
これも毎回聞かれるのですが、
『かなりの解剖学知識レベルでないと
参加できませんか?』
 
  
いえいえ、全くそんなことはありません。
資格、経験に関係なくご参加頂けます。
身体にまつわらない職業の会社員の方が、
『自分の身体に興味があるから』
ご自身の身内の方が身体の調子が長年悪く
どこに行っても解決しないという方が、
『解剖実習に参加すれば何か解決するかも』
といった理由だけでご参加されたこともあります。
 
  
毎回参加して傍から覗いている
ジャーマネ藤田でさえも
見てるだけですが、
経験されたことのない方と比較すると
教科書には載っていない
『本当の解剖学』
を参加したことのない治療家の先生より知っているのでは?
と思えるほどどなたでも学ぶことは可能です。
 
  
重要なのは、
職業も経験も知識量でもなく
『経験したい』
『1度でいいから学んでみたい』
という気持ちです。
それだけ持参してご参加下さい。
 
ちなみに過去参加頂いた方の主な職業です。
治療家1年目の方からベテランはもちろん、
主婦や会社員さんまで、多種多業種、
年齢性別関係なくご参加いただいております。
 
  
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過去にご参加頂いた方の主な職業
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
・整体師
・柔道整復師
・鍼灸師
・看護師
・理学療法士
・カイロプラクター
・トレーナー
・介護福祉士
・科学コミュニケーター
・エステティシャン
・リラクゼーション勤務の方
・マッサージ師
・格闘家
・主婦
・会社員
・デザイナー
・趣味で整体師
・資格取得1年目の治療家
ほんと様々です。
 
  
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そしてこんな方もぜひご参加ください。
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◼腐敗処理をしていない生のご献体に触れてみたい
◼︎全く解剖学をしらない
◼︎国家資格保持者なのに解剖学をしらない
◼︎国家資格保持者だけど解剖学がとんでもなく苦手だ
◼︎国家資格保持者に負けたくない
◼︎ドクターとの共通言語を持ちたい
◼︎勉強をしたいが日々の時間がない
◼︎一度でいいから解剖実習してみたかった
◼︎本で学ぶのが苦手な方
◼︎患者さんに治療家らしい説明ができない
◼︎鍼がどこまで到達してるのかを実際に挿して到達点をみたい鍼灸師さん
◼解剖実習を行ったことがあるが、より状態、環境のいい施設、ご献体で行いたい。
 
  
 
先日解剖実習に参加いただいた方にハワイで
コメントをいただきましたのでご覧ください。
実習会場であるハワイ大学の隣のBeach parkです。
こんな環境で学べるってのは毎回感謝でしかありません。
ぜひぜひ素晴らしい環境下で行う解剖実習にお越しください。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハワイ大学解剖実習前日ミーティングの様子
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 

 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回参加頂いた方の声の一部です
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
宮崎県 柔道整復師 柴田先生

 
 
熊本県 鍼灸師 中村先生

 
 
岡山県 鍼灸師 秋山先生

 
 
茨城県 マッサージ師 藤井先生

 
 
東京都 柔道整復師/鍼灸師/マッサージ師 武田先生

 
 
東京都 トレーナー 奴白先生

 
 
大阪府 鍼灸師 村田先生

 
 
東京都 鍼灸師 足立先生

 
 
宮崎県 鍼灸師 池原先生

 
 
新潟県 柔道整復師 猪俣先生

 
 
神奈川県 整骨院/デイサービス経営 布野先生

 
 
栃木県 柔道整復師 大金先生

 
 
ここ本当に大学の隣の公園なんです。
ほんと素敵なハワイならではの環境ですね。
 
  
 
そして解剖に加えてKYTベーシックセミナーも開催いたします。
 
  
おかげさまでKYTは世界20カ国以上で
使用頂いており、今年もセミナーも世界各国で行われ、
日本で開催することがますます難しくなってきております。
ですので、ハワイではKYTも開催いたします。
 
  
KYTは年々更新されます。
なぜならKenが学びをやめないから。
世界中で使用され期待され続けているから。
そして自身の患者様、KYTを使用頂いている
先生の患者様に今よりさらに良くなって頂きたいから。
 
  
その年々更新する際の大きな学びの一つは
ハワイ大学で行われる解剖実習に他なりません。
 
  
今回の解剖実習でもKYTを更新すべき
事実も多く学び、せっかくロスに来ても
ずーーーっと考えて、自身で試し、試されています、笑
 
  
DVDではお伝えしきれないことも
セミナーでは7時間じっくりお伝えします。
 
  
セミナーの日が最新KYT。
これを確かめに来てください。
 
  
わざわざハワイまでお越し頂くのですから
特典もご用意しております。
 
  
そのハワイ特典としては、
日本では、KYT10万円、
フォローアップセミナー5万円
合わせて15万円のところ、
ハワイ開催fでは合わせて10万円とします。
 
  
そして日本開催時、KYTセミナーは通常1ベッド
3人一組みで行うのですがハワイでは2人一組です。
 
  
2人一組の場合も3人一組の場合も
それぞれメリットはありますが、
ゆっくりじっくり手技を取得したい方は
ハワイで受講されることをお勧めします。
 
  
そしてKYTセミナーはもちろんですが、
KYTフォローアップセミナーは定員が少数なので
ありがたいことにKYTセミナーにも増して
毎回プレミアムセミナー必須なんです。
 
  
ハワイの素晴らしい空気のもと
是非皆で一緒にじっくり学びましょう。
そしてハワイに行くことでしか
手に入れることができない情報をつかみ、
知識を修正し、その後の治療家人生を
Kenと世界中の仲間と共に大きく変える日としませんか?
 
  
それではハワイでお逢いしましょう。
 
  
【今回のセミナーの種類】
①解剖実習+KYTセミナーセット
②解剖実習のみ
③KYTセミナーのみ
 
  
の3パターンございます。
お間違えのないようにお願い致します。
詳細はお申し込みフォームからご確認ください。
 
 
為替円安が進む中日本の方にも学んで欲しいという想いを込めた料金です。
料金詳細はお申し込みフォームよりご確認ください。
 
  
①ハワイ大学解剖実習 & KYTベーシックセミナー+フォローアップのセット(5日間)
2017年6月28日(水)から7月2日(日) 
 
  
②ハワイ大学解剖実習のみ(3日間)
2017年6月30日(金)から7月2日(日)
 
  
③Ken Yamamotoテクニックベーシックセミナー+フォローアップのみ(2日間)
2017年6月28日(水)・29日(木)
 
  
【お支払い】
クレジットカードのみとなります。
※料金は下記にございますお申し込みフォームからご確認ください。
クレジットカード払いが不可の方はお申し込み後すぐにお送りする
メールよりその旨を記載して返信ください。
 
  
【会場】
ハワイワイキキ近郊です。
詳細はお申し込み後にお届けしますメールをご覧ください。
特に携帯電話のアドレスは届かないこともございますので、
他のメールアドレスをご使用ください。
※現地集合現地解散となります。
※お客様各人にて飛行機、ホテル等はご予約ください。
 
  
【注意事項】
必ず熟読の上、全てご了承頂いた上でお申し込み下さい。
お申し込み頂いた時点でご了承頂いたものと致します。
 
  
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ハワイ大学解剖実習緊急レポートその4

 
 
生献体の人体解剖学実習室を終えて
 
  
8時半から始まった人体解剖学。
昼休憩のときには放心状態となっていた。
今まで学んできたホルマリン漬けの御献体と比べて
まるで生きている人そのものの皮膚だったんだ。
 
  
学生が使っているメスではなくプロ用のメスを渡され
解剖を開始するんだけどもホルマリン漬けの皮膚は
線をサーっと引くと左右にふぁぁーっと切れ目が
入っていくのに、生献体ではプロ用のメスを
もってしてもなかなかその様にはいかなかったんだ。
第一印象はまずそこの差に驚いたよ。
 
  
次に驚いたのはホルマリン漬けの御献体では
見れなかった皮下組織の柔らかさだ。
ゼリー状の脂肪組織が所々筋肉のストレスを
和らげている緩衝材の様に点在しているのにも驚いた。
 
  
さらに次に驚くべきことは大腿部のファシャラタ
をメスを使って裂いていくと大腿四頭筋が
ツルんと外面へと滑り落ちたんだ。
 
  
こんなのホルマリン漬けの御献体では
一生わからないと思ったし、生きている人の筋肉は
こんな感じなんだろうなとこぼれ落ちた
大腿直筋を見てそう分かったてしまった。
 
  
何という表現が適切かわからないけど
ウナギを掴む様にヌメっていた。
コレはファシャラタの中を滑走
できる様になっているタメに違いない。
 
  
以前ハムストリングを包むファシャラタを
起始とする筋繊維があったと書いたけど
生献体をそこまで注意深く見る余裕がなかった。
 
  
生献体は解剖しだしたら1日しか肉体がもたない。
徐々に腐敗していくんだ。それに全身を解剖していき
受講生の皆さんにみてもらわないといけない。
 
  
鍼灸師の先生達は鍼を刺したいだろうし、
トレーナーの先生は関節を動かしたいだろうし、
柔整の先生は骨を見たいだろうしね。
 
  
ドクターと俺の2人だけで生献体を解剖していったんだ。
ハワイ大学の御好意で与えられた御献体
は胸腰椎移行部で分けてくれていた。
つまり胸腰椎移行部から2つに分かれていたんだ。
 
  
Kenがショックを受けない様にと
内臓や肺や心臓も取っていてくれた。
でも全身は皮膚から付いていて
そこから2時間半で下半身の解剖を
行わなければならなかったんだ。
 
  
必死にドクターについて行くのがやっとで
ドクターが解剖しながら講義してくれるんだけど
とても余裕がなかったりした。
手を誤って切ってしまったら感染する恐れもあって、
でも皆の勉強に役立たせたい気持ちで一杯だった。
 
  
ドクターが男性生殖器を取り外した時ドサって音がした。
案外ぶら下げてると分かんないけど重たいものなのね。
恥骨筋や長短内転筋などの内転筋郡は
生殖器の脇にありその位置関係がよく分かった。
とくに動かしながら観察はとても参考になった。
 
  
仰臥位を皆さんに披露し終わると今度は下半身を
伏臥位にして後面の解剖に取り掛かったんだ。
 
  
皆が一番興味ある仙腸関節に特に気を遣って解剖して行く。
大臀筋はストッキング状のファシャラタは
とても薄く強く、大きい筋肉はいつでも
少しの刺激でも筋ポンプが可能なタメに
こんなにも薄くて平気なのだとドクターが教えてくれた。
 
  
下腿のファシャはもっと筋張っていて
少しの刺激でもファシャがリンパ液などを
上行させる仕組みをホルマリンの御献体より
強く理解することができた。
 
  
例えば足の指を動かすと膝周りの筋肉まで動きが
出るだとか、アキレス腱を伸ばすをヒップまで
作用するのが分かるほどキネスティックチェーン
を観察するのにもってこいだなと思った。
 
  
全てが理にかなっていて美しい。
全くもって無駄がなく素晴らしい。
見ているうちに涙がこみ上げてきた。
 
  
鍼灸師の先生が実際に坐骨神経に鍼を刺して、
また陰部神経にさして、後脛骨筋にさして
 
  
「Ken先生、自分は今感動で
震えています。泣きそうです」
 
  
と言ってくれた時やはり本物を見ると
感動する気持ちが伝わったのか
同じ感覚の人が何人もいて嬉しかった。
 
  
後面の解剖が終わると早速皆を呼びに行き
大殿筋や中殿筋のKYTリリースを見せ
その解説を行わせてもらい、梨状筋が股関節内旋
で坐骨神経を圧迫するかどうか皆で検証した。
 
  
ところが驚いたことに坐骨神経はさほど
圧迫される気配はなかったんだ。
コレは全員が確認した。本当にコレには驚いた。
 
  
梨状筋の前方に指をいれ坐骨神経が
圧迫されるか確認したんだけど
圧迫を受けている様子は感じられなかった。
俺の見解はここで圧迫されることも
あるのかもしれないけど、見た限りでは
ここ以外の原因でないかなと思った。
 
  
つまり大臀筋緊張しすぎると
その下にある坐骨神経を圧迫されるとか
もっと他の何かが原因であるに違いない。
 
  
この生献体を見れば一目瞭然のものが多い。
坐骨神経を辿っていけば直ぐに分かってしまう。
解説の後は皆に自由に動かしてもらった。
 
  
2Dの教科書からホルマリン漬けの御献体で
3Dに慣れていてくれていたせいで
今度は自由自在に3Dを自分の手で動かす勉強に
すすんだみんなは大分カラダを理解した様だった。
 
  
昼休憩は放心状態だった。俺だけじゃない
新しい学問が始まってしまった感覚だった。
 
  
仙腸関節が動くのかどうなのかという
永遠のテーマに終止符を打つために行われた
ドクターの提案で力自慢の男2人が
左右の寛骨を持ちお互い反対に捻ってみた。
3人目の人は仙腸関節と恥骨結合に指を置き
少しでも動いているかどうか確認してもらった。
 
  
顔面が真っ赤になる程
捻ってもビクともしなかった。
全身麻酔状態同様の御献体でも
全くもって変わらなかったんだ。
 
  
今度は仙骨はお辞儀するか。
つまり体幹を前屈させると仙骨は腸骨に対して
5〜15度前屈するかという実験も行なった。
 
  
コレは微妙に動いていることをほぼ全員が
仙腸関節に指を置いて確かめた。
5度も動いていたかどうかだけど確かに動いていた。
一番動いていたのはL5だったけど。
 
  
そもそも大男2人が全力で捻るほどの外力が加わって
カラダをツイストしているとも思えないんだ。
どう思う?
 
  
取り方はそれぞれと先日も書いた。
動いてないの見て触っても尚、
いや、生きている人は動くと言った先生も実際にいた。
 
  
そんな意見があってもいい。
その先に患者様を良くしたいという気持ちが
あればいいと俺は思っている。とも書いた。
 
  
午後は上半身の解剖を急いだ。
肩関節を見たいという先生が多かったからだ。
それに腕神経叢も見て確認してみたいと言われていた。
ある先生がそれを聞いて言ったんだ
 
  
「ホルマリン漬けのもので確認したけど射角筋
が腕神経叢を挟み込むのを見てみたいんです。
絶対確認して帰りたい」
 
  
それを見て貰いたいと俺は思い一生懸命解剖した。
上腕二頭筋長頭腱が関節包に入り込む部位は
ホルマリン献体ではカチっという感じだったけど
全く違った。ソフトに包み込まれた長頭腱はス
ムーズに滑走しそうな様相を呈している。
半透明な関節包は美しい。柔らかい動きもある。
 
  
驚いたことにKYTで提案している
大胸筋テクニックの1番目の鎖骨部は
まったく大胸筋が反応していないことが
わかってしまった。
コレは大胸筋でない部位がテンションか
かっていることがわかり早速修正する事ができた。
 
  
生献体はね、その場で自分の理論を実践して
証明する事ができるからこんなにいい教材はない。
間違っていてもその先のヒントをたくさん得る事ができる。
怪しげな理論はコレで殆ど証明できるハズだ。
 
  
射角筋の挟み込みは一番驚いてしまった。
首をどの角度に曲げても射角筋の挟まりは起きなかった。
停止部がそもそも間隔が開いて止まっている
バラバラの筋肉。そのスペースを埋めて射角筋を
ペンチすることは今回の生献体を持ってしても無理だった。
 
   
ドクターにも立ち会ってもらったし
多くの先生が目撃している。
あるとすれば他の組織が圧迫しているに違いない。
 
  
御身体を提供してくださったお方には感謝しかない。
ホントにホントにありがとうございます。
 
  
KYTは解剖学を元に出来ていると言っていたけど
ホルマリン漬けレベルの御献体ではそれが正解と
思われたものも訂正箇所が出てきたことに感動した。
 
  
KYTを否定することは解剖学を否定していることになる!
と言い切るために、今回の生献体での人体解剖実習は
一歩大きく前進したのは言うまでもない。
 
  
多くの先生達が落ち込み、そして始まってしまった
新しい学問(=生献体での人体解剖学実習)
俺達は落ち込んだままではいられない。
立ち上がってコレを極めなければ医師達と対等に
対話をする事など出来ないだろう。特に日本では。
 
  
俺は次回もっと上手く立ち回れるし、
もっと沢山の仮説を皆に共有する事ができる。
 
  
踏み出せてよかった。
打ちのめされてよかった。
と心の底から今思っている。
 
  
Ken
 
 

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