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【パレスチナのクリニックで小児麻痺/天性股関節脱臼/ガンの骨転移の患者さんにKYT】

2018.01.06

カテゴリー:【治療家】KENYAMAMOTO 氏

KENYAMAMOTO

KENYAMAMOTOのご紹介

『腰痛を世界からなくしたい』
この想いから解剖学、運動学に基づいたKen Yamamotoオリジナル治療法を確立。
柔道整復師、准看護師二つの国家資格を持つ。
現在、東京に3か所の治療院と10か所の機能訓練に特化したデイサービス(介護施設)を運営。

国内外の治療家やドクターに向けたセミナーも実施。

1年ほとんど海外で過ごし、招かれた国はニューヨーク・LA・カナダ・ドイツ・スペイン・イタリア・オランダ・オーストリア・ケニア・モルジブ・インド・タイ・フィリピン・マレーシア・シンガポール・インドネシア・カンボジア・ネパール・オーストラリア・韓国・その他多数。
東京大学医学部教授をはじめ、署名ドクターを対象にセミナーを開催。解剖学、運動学からも考えられた治療法に日本医療最高峰のドクターたちからも喝采を浴びる。世界中の著名なプロスポーツ選手・有名人・要人からも依頼が多い。

【パレスチナのクリニックで小児麻痺/天性股関節脱臼/ガンの骨転移の患者さんにKYT】

 
 
パレスチナのドクターのクリニックは
今日も俺の患者さんを沢山集めて盛況だった。
 
  
ドクターが治せなかった患者さんを
次々に俺に回してくれている様だし、
初めてやって来た人もいた。
 
  
症状はまちまちで、何でそんな人
呼ぶかなぁって症状ばかりだった。
 
  
先天性股関節脱臼の腰痛さんはともかく
小児麻痺で身体中ガチガチだった小児や
鼠径ヘルニアの患者さんも連れて来てホイ治せって。。
 
  
正直疲れた。
でもね、生きてるって感じがして
とてもやり甲斐があるよ。
パレスチナではこんな感じの患者様が
多いんだなって分かって来た。
 
  
小児麻痺なんてどうすりゃいいんだよ。
って思ってたんだ。
腕は巻いちゃってカラダから離れない感じだったし、
脚も膝がピンと伸びちゃって棒見たくなってた。
つまり全く歩けない状態だったんだ。
 
  
この女の子に聞いたんだ。しかも日本語で
「歩きたいだろ?」
この子は理解しているのかウンウンと言ったんだ。
 
  
「今から痛くしないから触るね」
ウンウンと繰り返した。
親が言うにはどんな動きも痛がって
一旦痛がるともう触らせてくれないと言った。
 
  
ドクターも20回以上見て来たけど巻いた手が
ワキから離れたのを見たことがないと言った。
痛がらせない様にそうっとそうっと脚を持ち上げて見たんだ。
スーーーっと上がっていった。
ドクター驚いちゃった。
力を抜いた状態でカラダを触れていくと
ワキから巻いた手が伸びだしたんだ。
 
  
とにかくカラダは変わりだした。
女の子に日本語で話しかけながら
「歩いてみようよ」
と言った。
 
  
立つとまた脚が棒の様になっていたんだけど
この子のお婆ちゃんが手を取るとロボットの様に
小さい歩幅を取りながら動きだしたんだ。
 
  
ちょっと自分でも驚いちゃった。
メリークリスマスだね。ホント。
家族は大変に喜んでくれて
明後日予約を捻じ込んで帰っていった。
 
  
また先天性股関節脱臼だった女性は
脚が前に出ないと言っていたけど
KYTのあと歩かせると自然に脱臼側の
主訴だった側が対側同様に前に出る様になった。
 
  
足の痺れていた婆さんは最後の最後まで
痺れが取れる様子がなかったけど
KYTアドバンスのDVDでも紹介した
坐骨テクニックで信じられないほど
痛みも痺れも完全になくなってしまった。
 
  
最後に登場したのはガンの患者さん。
もう。。。ドクターなんでだよ。
なんでガンの骨転移の患者さん呼ぶのよ!!
しかも骨転移してて背骨が痛いと言っていた。
 
  
駄目だよ。無理だよ。
と言ったけど、もう来ちゃったし
と言われオジさんを渋々施術したんだKYT
痛みゼロだって。。。オーマイゴッド
奇跡連発です。
 
  
クリスマスをベツレヘムで過ごしたせいかな。
奇跡の力を手に入れちゃったのかな(笑)
 
  
明日もがっちり予約が入っているそうで、
取り敢えずホテルに送られて、
服のままベッドに倒れ込んで気が付いたら朝だった。
てことで、今日もいってきマックス。
 
 

【ヘルニアで入院していた男性がやって来た in イスラエル】

 
 
ヘルニアで入院していた男性がやって来た。
その後も痺れが取れず3度麻酔科で注射するも
痺れは一向に取れずドクターに相談しに来た男性だ。
 
  
3度注射して痺れが取れなかったら、
腰椎のヘルニアの問題ではないのかもしれない。
と思ったんだそうだ。
 
  
まずはKYT。腰痛はなくなった。
けど左足の指がビーーんと持ち上がっちゃって
痺れとエレクトリックな感じで指が反ってしまうんだ。
と言った。
 
  
ほうほう痺れが取れない?面白いよね。
で、指を観察したんだ。
第2ケーラー病だっけ?
ハイヒール履く女性に多いやつ。
足の横アーチが破壊されていて
2〜4指の中足骨のところがリバースしてた。
まさかとは思ったけど
 
  
「ハイヒール履く女性に多く痺れが出る症状
なんだけど、ハイヒール履いてたりしなかった?」
 
  
「ハイヒール履いてました」
 
  
「え??(爆)なんで男なのにハイヒール履くの?」
 
  
「そ、そ、それは、、、もっとエレガント
になりたくて、10年くらい履いていたんです」
 
  
そういう事だったのか充分に背が高いけど
もっとエレガントになりたかったのね。
笑いをこらえながら本人も納得してくれた。
 
  
ハイヒール履いていると
足首が硬くなっていく様なんだ。
それに横アーチが死亡するよね。
すると神経症状が起こっても不思議じゃない、
彼を立たせると踵重心だった。
前重心に出来ないほどだった。
 
  
足首を柔らかくしていき、
若干のつま先重心にすることが出来た。
途端に痺れが無くなったんだ。
こんな重心で痺れがなくなるなんて!
なんてwonderfulなんだ。
と喜んで帰って行った。
 
  
足首を柔らかくするテクニックは
原口准教授の教えてくれたテクニックを使ったよ。
患者様を見せて貰って幸せなんだけど疲れてしまった。
 
 
 
「Abo Kenji(ケンジの息子という言い回しはアラブ独特)
イスラエルから帰らないでここに住んでと皆が言ってるけど
どうする?あなたの患者さんはまだ山ほどいるのよ」
 
 
 
とドクターが言ってくれるんだけど
喜ばれてこその治療家だからね。
それも良いかなとも思い始めている。
 
 

【小児麻痺の女の子が2回目の施術にやってきた in パレスチナ】

 
 
小児麻痺の女の子マリアムが
2回目の施術を受けにやって来た。
 
  
彼女は棒みたいな脚だったけど前回の施術の後
僅かながら脚の屈曲ができる様になり
お婆さんの助けを借りながら、
操り人形状態で歩きを見せてくれた。
 
  
脇にしっかりとくっついていた
巻いていた上肢はリラックスできていて
エクササイズを伝え
とにかく2日後の今日やって来た。
 
  
マリアムは俺を気に入っているらしくご機嫌で接してくれた。
カラダをしっかりと預けてくれているのが分かる。
股関節が硬かったがKYTをしていくと
徐々に緊張が無くなっていき股関節の
屈曲伸展を繰り返しても痛くないと言った。
 
  
全てのこの症状がそうかは分からない。
しかしこの女の子の症状は完全にわかってしまった。
大腿部の前側の筋力が足りない。
逆に後面は過緊張している。
操り人形状態で歩かせた前回と
何かがこの施術の後で変わってて欲しいな。
 
  
俺は再び歩かせたんだ。
前回の操り人形状態が10段階で9くらいを
お婆さんに持って貰って歩いていた感じだったけど
今回はお爺さんが8.5くらいと少し成長を見せてくれた。
 
  
前回に比べて自主的に股関節が屈曲しだしたんだ。
映像は散々歩かせた後だから少し疲れているせいか
脚の上がりが悪くなっちゃったけど
でも家族は相当驚いてそして喜んだ。
俺も嬉しくて堪らなかった。
 
  
子供も孫もどんなにカラダが悪くても堪らなく
愛おしいと接している家族が印象的だった。
 
  
沢山の患者様を見せて貰っている中で、
一番気になる症例はこのマリアムだ。
俺にとって新たな挑戦をさせて貰っている感覚になっている。
 
  
KYTは挑戦し続ける。
今年はかなりの飛躍を見せたし、
来年だって皆を驚かせる準備は出来ている。
 
  
どうぞ皆さん良い年越しを。
エルサレムに滞在中のKenより愛を込めて。
 
 

 
 

【新年あけましておめでとうございます!! 】

 
 
新年あけましておめでとうございます!!
 
  
とんでもない腰痛のねーさんがクリニックへやって来た。
3ヶ月間痛みのために会社を辞めて家で寝たきりだったそうだ。
彼女は姉に連れられてやって来たんだけど無表情だった。
一つ一つの歩行動作がすべて痛く顔をしかめていた。
 
  
「多少でも良いから良くなりたい。病院ではダメだったの」
と姉が彼女の気持ちを代弁する。
 
  
痛がる彼女の名前はミミ
ミミは立って検査なんか出来ない状態だった。
座りゆっくりゆっくりと仰臥位になる。
一人ではとても無理で姉がミミが寝るのを助けていた。
 
  
仰臥位での検査もいちいち大声で痛みを訴える。
脚を触れただけで痛いと言った。
ヤッバイ腰痛来ちゃったな。興奮して来た。
 
  
全ての検査が痛い。
時間を掛けてゆっくりゆっくり痛みを剥いでいく。
動かすと痛いんだから痛くない様に触れていくしかない。
 
  
KYT理論を学べばどこがどうなって
歪みを作っているかが分かるでしょ。
だから理論に沿って行なっていく。
 
  
うまく行きだした。カンナで鰹節を
少しずつ削っていく気分だった。
全身カチコチな人は頭を少しほぐすんだ。
すると若干ましになる。
 
  
そこから少し少し動きをつけていく。
痛がったらいうんだ。
「ミミは痛いというけどここまで歩いて来たろ?
歩く方がよっぽど大きくて強い動きだよ。そうは思わないかい?」
 
  
そう言うと少し考えて力を緩めてくれる。
痛いのかもしれないけど頭で確かに
そうかもと思ってくれるだけで良いんだ。
 
  
彼女はKYTベーシックの動きを
行えるまでに改善していった。
痛いけど。叫ぶけど。
 
  
でも、ここまで動けばもう平気だ。
パレスチナセミナーで受講した
ドクターと娘がジッと見ているし、
ミミのめっちゃヤバい腰痛を
ベーシックだけで取ることにしたんだ。
 
  
ゆっくり時間をかけたけど30分後には
彼女は全ての検査が痛みがなくなった。
歩かせると恐々だけど一人で歩き始めた。
 
  
相変わらず慎重で無表情だったから俺は
「ミミ 顔が怖いから笑った方がいいよ」
というと始めて笑ってくれた。
痛みが強すぎて何ヶ月も笑っていなかったそうだ。
 
  
笑いを忘れてしまっていたけど
思い出したミミは自身を回復しだした。
大股で歩かせても痛みはなく納得して帰っていった。
 
  
次は姉の番だ。
姉は肺の手術以降具合が悪くなり、
手術した側と反対の胸に痛みを抱えている。
 
  
姉の施術が始まった。
マクロビオテックの料理の先生をしているらしい。
姉と話をしながら施術していると
ミミの子供達がクリニックにやって来た。
 
  
「ママが普通に歩いているんだ!
何をしたのか僕たちにも見せてよ」
と言った。
 
  
面白いよね。ホントKYTでこの子達が
救われたんだと思うと暖かい気持ちになったよ。
 
  
姉の胸の痛みも簡単ではなかったけど
彼女から学ぶことは多かった。
大晦日もこうして施術をし、
今日の元旦も予約が入っている。
ドクターは一体何人の予約を
入れているのかちょっと考えただけで怖いな。
 
  
毎年大晦日は格闘技イベントで
さいたまスーパーアリーナで過ごして来た。
でも、エルサレムで過ごす年越しが
まさかやって来るなんて夢にも思っていなかった。
なんかそれはとても素晴らしいことに思えてならない。
 
  
夢にも思っていなかった良いことが
起こる事の繰り返しの先にきっと更なる
素晴らしい幸せが待っているに違いないから。
 
 

【小児麻痺の女の子の3回目の施術 in パレスチナ】

 
 
旦那がイスラエル軍に石を投げて
捕まって禁固刑35年ってなっちゃって
まるで住宅ローンの様に永遠に続く終わらない
スパイラル的な悲しみの主婦がやって来た。
 
  
手が痺れてて首が岩の様に固まってて
背中から腰にかけて全部痛いと言っていた。
今日が10周年記念であと25年で旦那は出て来れると
明るく喋りまくるパレスチナ人オバちゃんだった。
 
  
喋りまくるオバちゃんだから、
KYTで足から触っていくと
 
  
「足じゃないのよあなた!私が
痛いのは腰から上全部なんだから」
 
  
と言い続けるオバちゃん。
ベーシックの3番まで終わった状態で
「オッケー立ってチェックしてみて」
と言うと、すっかり痛みが消えていて
「あなた・・・・もっと足やって頂戴」
と言い出した。
 
  
このオバちゃんは今日もやって来て
カラダをチェックして頂戴。
あんたがパレスチナに居るうちに
もう一度チェックして欲しかったのよ。
 
  
3日後の今日チェックしたけど
どこも悪いと思うところがなかった。
結局軽めの軽めにベーシックして終わっちゃった。
 
  
小児麻痺と言われたマリアムが3回目やって来た。
両親も祖父母も確実に良くなっている
マリアムを俺がエルサレムにいるうちに
と連れて来たんだ。
 
  
マリアムは俺を見るとニヤニヤしていた。
ダイブン慣れてくれているのが嬉しい。
 
  
施術の後
彼女は操り人形状態でどうにか歩けていた感じと違い
しっかり地に足を踏ん張り自主的に脚を上げてくれ出した。
婆さんはマリアムの骨盤を支える程度で歩を進め出した。
その回復ぶりに涙が出てきた。人は変われるんだな。
 
  
最後の患者さんはクリニックのスタッフだった。
「実は、痛かったんだけどこんなものだと
思っていたから誰にもカラダを見せたことが
なかったんだけど皆が余りにも変わるもんだから、
Abo Kenji 私も見てもらえないでしょうか」
と言った。
 
  
パレスチナ人は比較的日本人の様に
疲れているところ申し訳ないですね。
て想いがちゃんと伝わってきて嬉しかった。
 
  
ベッドに寝てもらった彼女は
あらゆるチェックで痛みを感じていた。
 
  
俺はカラダに手を置いてジッと
彼女の悲しみや苦しみを感じていた。
11年前に旦那に先立たれ、
唯一残してくれた娘を大事に育てている。
 
  
母子家庭であってもパレスチナは何の保証もない。
イスラエルは保証してくれるけどパレスチナは全くないんだ。
お年寄りが引退した後年金がもらえるシステムもない。
 
  
だから充分に蓄えられなかった場合80歳でも
90歳でも働かないといけないシステムなんだ。
母子家庭は特に大変だ。
先を考えれば考えるほど不安しかない。
そんな気持ちが伝わって来た。
 
  
彼女を見ると泣いていた。
それを見て俺はカラダから手を離した。
全ての痛かった動作をチェックしたところ
どこも痛く無くなっていた。
痛くない自分を確認してまた声を出して泣いた。
ドクターも驚いちゃっていた。
 
  
俺の帰国が近付いていて、ドクターが言うには
「Abo Kenji、帰らないでと皆が言ってるわ。
飛行機のチケット変更しましょう。
だって治って言った人たちが口伝えで
たくさん連絡してきているのに断ってるんだから」
 
  
それは無理だと言うと
「Abo Kenji。。。本当に帰らないでほしいわ
家族よAbo Kenjiは。今度はいつ来れるの?今約束して頂戴」
と言って眼を真っ赤にして泣いてくれた。
 
  
その言葉を聞けて身に余る成果を得られた様に感じ、
震え、そして俺も泣いてしまったんだ。
 
 

【パレスチナ最終日】

 
 
パレスチナセミナーにやって来たのは
クリスマス前から今日までだから14日間の滞在だった。
年越しは噂のエルサレムだった。
 
  
この期間の2日間がセミナーで後は
ほぼ一日中患者さんと向き合っていた。
一生懸命に過ごしたからあっという間の2週間だった。
 
  
パレスチナ最終日は考えていたよりも早く訪れたんだ。
KYTパレスチナセミナーから始まった
今回のツアーは2日セミナーを開き
後は来る日も来る日も患者さんを見続けて来た。
 
  
最後の患者さんが帰ると
俺はもうやりきった感で満ち溢れた。
沢山の患者さんがAbo Kenji 帰らないで!
と引き止めてくれた。
 
  
治療ベッドで少し横になっていると
17歳KYT戦士アヤが覚えたての
KYTベーシックをしてもいいですか?
と言うからイイよと言って受けた。
ベーシックの最中に寝落ちしちゃってた。
 
  
最後の夜はドクターの自宅でお別れ会を開いてくれた。
そんな中アヤはパパのカラダを借りて俺の補講を受けた。
198センチのどデカイ身長のパパ相手に
緊張感がないせいかとてもスムーズに行えていた。
彼女はまだ経験が足りないんだ。
練習ではやたらと力を発揮するタイプだけど、
実践で尻込みしちゃうタイプだからこれは慣れるしかないな。
 
  
実を言うと俺もそのクチだったんだ。
練習では緊張しないのに本番になると
真っ白になっちゃって。
 
  
これはセミナーでもそうだけどさ
やり続けると分かってくる。
やり続けると緊張との戦いではなく、
どうやったらたくさん理解させられるか
って考えられる様になる。
 
  
つまり「ツベコベ言わないで習ったことをヤレ!」
ってのが正解だ。
 
  
きっとアヤなら素晴らしい治療家になるに違いない。
しかし彼女の夢は高校を卒業したら医学部に行くと言っていた。
新しい治療法を発見して多くの人を助けたい。と言った。
ピュアでまだキレイな心なんだ。
 
  
お別れ会は夜中まで食べ続けさせられ、
気が付くとソファで寝ていた。
翌日ドクターと共に行動して
空港へ向かう時間を待っていた。
 
  
沢山の電話がかかって来たり
メールが来てAbo Kenjiはまだいますか?
お願いできませんか?
と連絡が来他のには驚いてしまった。
 
  
ドクターの信頼は厚く、ドクターが勧めるなら
絶対に受けたいと言ってくれている様だった。
 
  
空港へ向かう途中からもう泣きそうなっちゃったんだ。
だって沢山の思い出が出来たし、ドクターの家族と
ホントに時間を共にしたから別れが来るに近付きもう感無量です。
 
  
空港のセキュリティがアヤのパパが
運転する車を停め車の中を調べ始めた。
よくあるイスラム教徒への嫌がらせあるあるらしい。
一気に涙を流す雰囲気は無くなっちゃった。
飛行機の時間がもうとっくに2時間を切っているんだ。
 
  
どうにか切り抜け別れを告げると
走ってチケットカウンターへ向かう。
ところがイスラエルの空港はクレイジーなくらい
チケットを受けるカウンターの直前に
一人20〜30分のインタビューがあるんだ。
 
  
何しに来たの?どこに行ったの?
誰に送ってもらった?もうねうんざり。
 
  
ちゃんとパパの名前を言うと
「これはイスラム系の名前ね」
て感じでイスラムとどう言う接点かメチャ聞かれた。
時間がないのに。
 
  
突破するも今度は荷物チェックで何度も
ドクターからもらったチョコレートを
x線にかけてみたりiPad Proをカバーを外したり
あああ俺はもう飛行機に乗れないかもしれない。
ってくらいの時間になっちゃった。
 
  
解放されるとゲートへダッシュ。
ゲートに着くとガッカリした。
1時間もディレイトだったんだ。
 
  
イスラエル旅行するときは必ず3時間前に
空港についているのがイイと思うよ。気を付けてね。
 
  
パレスチナには腰痛患者さんが沢山いた。
少しは希望を見せられたと思っている。
また呼ばれれば行きたい国の一つだ。
 
 

【首と肩の痛みだそうで歴史が長そうな硬結があった。in バンコック】

 
 
旅にアクシデントは付き物で
パレスチナのドクターが沢山のギフトを
くれるもんだから小さいトランクできた俺は
もう荷物が入らなくなっちゃったんだ。
 
  
困っていたらドクターがうちのトランク使いなさいよ。
て、俺の小さいトランクをその大きなトランクに入れて
入らなくなった衣服を詰めてくれロックしてくれた。
 
  
ドクター!なんて親切なの?僕泣けてきゃう。
そうしてバンコクに着いたんだ。
 
  
ホテルに着いて荷物を整理しようとして
トランクのロックを
あれ?
あれ?
あれ?ロック開きません。
ヤバっ!!
 
  
着換えが取れません。
着換え無いからさ、僕ピンチ
おパンツもシャツも全部開かないトランクの中。
うーーん。
 
  
ホテルにつくなりジャージのままの
僕の前に患者様が運ばれてきますた。
ホテルの女性でした。
 
  
首と肩の痛みだそうで歴史が長そうな硬結があった。
首をかたむけても腕を動かすのも痛いと言っていたけど
骨盤から見たいと言ったらホテルの仕事中だということで
着替えなど持ってこれないって(笑)
 
  
このままの格好でなおしてちょうだい
って言うから仰せの通りに。
 
  
その後、疲労が出てきて大変だったけど
宮路社長のお店で金丸社長と久々にしゃべる日本語に
癒やされ、日本食でまた癒やされ徐々に回復してきた。
 
  
回復を感じて分かった。疲れていたんだ。
時おり人は無理をするだろ?
分からなくなっちゃうんだ。
れは確実に溜まっているのにまだ平気だ。
まだ頑張れるってやってると顔は無表情になってきて、
不機嫌になってくるしヤバイね。
 
  
ホテルの朝食の味噌汁がカラダにしみた。
これでまた俺は頑張れそうだ。
世界の腰痛をなくす旅はまだまだ続くのであった。
 
  
ところで、開かなくなったトランク。。。
どうしようか考えている。
 
 

 

 

【フィリピンサッカー代表選手とフィリピンプロサッカーチーム所属の選手がやって来た】

 
 
マニラに来たのはもうすぐ試合が
始まる上里選手のケアだった。
彼は今シーズン大活躍を見せてくれた。
ハットトリックも3回決めて、
あわや得点王も目指せそうだったけど
彼にはグロインペインといってサッカー選手
特有の恥骨付近の痛みが再発していたんだ。
 
  
これはシーズン中彼を苦しめて来たけど
俺が去年彼の恥骨へのアプローチをした後
またハットトリックを決めてくれて嬉しかった。
恥骨へのアプローチと聞くとちょっとヤバいけど
恥骨の傾きを変えたと言う表現が正しいね。
 
  
彼は今回も恥骨近辺がとてもヤバいんです
と言っていたけど10分ほどで痛みはほとんど
無くなってしまいあらゆる動作が可能となった。
実際にプレイをして明日もう一度
カラダを見せに来ると言っていた。
 
  
もう一人の選手はフィリピンサッカー代表選手で
フィリピン人とのハーフである大友選手だ。
彼は実に賢い選手でありベテラン級の年齢に
近づいているけど、こうしてフィリピン代表に
召集されるほど洞察力が優れている。
 
  
彼の試合を実際に見て来たけどここしかない
というタイミングでのループシュートを
華麗に決めて見せてくれた。
 
  
彼の場合は大腿l骨の外側面が張って仕方がない
って言っていたけど、サッカー選手は
外側に重心をかける癖があるでしょ。
O脚が多いのがその証拠だ。
 
  
ただ骨盤とのコンビネーションがうまく働かなくなると
当然どこかが無理しがちになるよね。
施術の後は何も感じないと言っていた。
プロスポーツ選手の世界では文字通りカラダが資本だから
シーズン前の今からカラダ作りが始まっているんだ。
今年も二人ともしっかりね!
 
  
エルサレムで年明けを迎えた今年、
パレスチナのベツレヘムで初詣なるモノをし、
タイのバンコクからマニラにやって来て
既に4カ国を股にかけている。
世界ツアーはまだまだ続いて行くんだ。
 
  
毎年数えられない程の国へ出掛けているんだけど
今年こそはしっかり何回飛行機乗ったのか
数えてみようかと思ってる。
 
  
取り敢えず今のところ乗り換えも入れると3回だ。
単に旅行をしているわけではない。
あくまでも世界の腰痛を治していく旅をしているつもりだ。
その中で感じたことや分かったことがあれば、
今年もこの治療日記なるものに記していくことにする。
 
  
エルサレムから進路を東、東へと向けているけど
2日後はいよいよアメリカセミナーに向けて出発する。
ここ6〜7年続けてアメリカセミナーを行なって来たけど
今回のセミナーは特別なモノになると確信している。
それは続けて来た勉強が実を結んだせいでもある。
 
  
今年もKYTを期待していい。
新たなる進化を遂げる準備に余念はない
 
 

【アメリカセミナー】

 
 
2018年1回目のKYTセミナーがアメリカで行われた。
このアメリカセミナーは今年で5年目か6年目に突入している。
 
  
北海道から九州の日本の治療家のみならず
アメリカやベトナムからも参加者がいて大いに盛り上がった。
 
  
中には大学教授やドクターも参加してくれていて
KYTが今年も世界の腰痛を無くしていくのに
一役買っていくことは間違いないしKYTを使える
治療家が増えていくことは非常に喜ばしい。
 
  
さて、今回のセミナーでも触らないで
症状を取り去るテクニックを見せた。
 
  
脱臼してから手が完全挙上出来ない。
肩が挙げにくい。
首が痛い。
などの症状が全て無くなってしまった。
 
  
カラダに触れなかったとしてもカラダを
知っていれば誰でも出来るようになる。
これは解剖学を基に作られている技術だ。
だからたちまち今日参加した治療家の
先生達も出来るようになってしまった。
 
  
また交通事故以来ムチウチで上を向けなかった
女性治療家の先生もセミナーが終わる頃には
痛みがなくなってしまった。
30年以上も背中で手を繋げなかった先生も手が繋がった。
 
  
KYTは難しいテクニックではない。
力学であるわけだから俺が施術するのも
今日習った先生方が施術するのも
同じ成果が出せるのがKYTのイイところだ。
ツボとコツは確かにあるが受講生を
煙に巻いて誤魔化してしまうセミナーではない。
 
  
今年も色んな国、色んな都市で
KYTセミナー開催が決まりつつある。
どこかでKYTを学んでみてほしい。
 
  
もしくはセミナーに参加した先生方に
成果はどうなのか聞いてみてほしい。
 
  
腰痛のみならず首の痛みも手脚の痺れもきっと良くなる。
 
  
アメリカセミナーは明日も続きがあって
フォローアップセミナーが付いてくる。
明日は今日習ったKYTセミナーの疑問を
講師にぶつけることができるんだ。
 
  
ところで明後日からはハワイ大学の医学部の
施設で行われる人体解剖学実習室が行われる。
 
  
Kenのグループは勉強する日数を3日間にして、
更にホルマリン腐敗処理をしたご献体の他に
腐敗処理していない生の御献体でも学んで見たらどうだ?
と解剖実習室の最高責任者の教授から提案して頂き
我々のグループは世界で殆ど有り得ない
【生の御献体】で学ぶことが特別に許された。
 
  
生の御献体で何が出来るのかとい言えば
先ずホルマリンで腐敗処理された御献体での
関節が殆ど動かない状態での学びと違い
生前同様に全ての関節が自由自在に動くんだ。
握手した感覚は生きている人と
なんら変わらない感覚だった。
 
  
何が違うか?全てが違う。
筋肉は生きているままの色や柔軟さを保っているが
ホルマリン処理されていると筋肉は白くなっていて
伸び縮みもしない状態になっている。
また関節包は透明でありホルマリン処理の方は白く硬い。
肩関節を牽引すると関節包が凹み
関節包の中は陰圧であることも学べる。
 
  
また一流講師陣が日本語で解説をしてくれることにより、
生きている人間はこうなっているというのがリアルに学べる。
ホルマリン腐敗処理でも充分な学びが出来るのだが
生の御献体では段違いに学べる範囲が広がる。
 
  
例えばパトリックテストのとき、
どの筋肉が一番緊張しているのか、
股関節が開けない原因も左右差を
比べることによって明確に分かってしまう。
正にその学びは2日後から始まる。
 
  
また新たな発見が出るだろうから
喋れる範囲でシェアしてみたいと思っている。
 
 


 

 

【教材紹介】

◆原口准教授待望のDVD第二弾完成しました!!!◆
【下肢からみる身体の機能構造②】
原口准教授の証明 : 身体の歪み原因は下肢のアライメントにある
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