交通遺児支援のご協力

2025.11.19

交通事故遺児支援

整骨院経営コンサルタントの今冨貴夫です。本日のメールマガジンでは「交通事故遺児支援の協力」について解説をさせて頂きます。ご存じの方がほとんどでありますが交通遺児（こうつういじ）とは、交通事故が原因で、父母の一方または両方を亡くしたり、重い後遺障害を負って働けなくなった家庭に生まれた子どものことをいいます。交通遺児育成基金の報告によると、令和7年3月末時点で加入遺児数は354名となっています。

【交通遺児が抱える問題】
交通事故で親を失ったり、働けなくなると、子どもは次のような困難に直面します。
生活費や学費の不足
心のケアが必要（突然の喪失体験）
進学を諦めざるをえない状況
ひとり親家庭としての負担増大

こうした背景から、「交通遺児」という社会的概念が生まれており、支援を必要とする子どもたちの存在を示す言葉となっています。

交通遺児支援を行う治療院は存在する？

団体や個人として交通遺児支援を行う治療院は存在しますが、整骨院・鍼灸院が積極的に交通遺児支援を行うケースはあまり耳にしたことがありません。以下は交通遺児支援を行うための「募金型自動販売機の設置」について記した内容ですがこのような支援でも多くの「交通遺児」を支えるきっかけになると思います。幸いにも「自賠責保険を取り扱うことができる整骨院・鍼灸院」でありますので、「交通遺児」をサポートする支援の輪を業界全体で広げてみることも大切ではないでしょうか？

自動車販売会社の熊本トヨペット

こちらは昨年の事例になりますが、「熊本トヨペット」は継続して交通事故遺児に対して支援を行っております。メディア掲載されることがより「交通事故遺児」の支援に興味を持ってもらえる可能性もありますし、企業としての社会的責任を果たすことにも繋がります。整骨院や鍼灸院の業界全体で「熊本トヨペット」を模範とした企業がより増えてくることを願っています。

「自動車による交通事故で家族を亡くした子どもたちへの支援に役立ててほしいと自動車販売会社、熊本トヨペットが県交通安全推進連盟に寄付金100万円を贈りました。この寄付金は交通事故防止対策の一環として衝突被害を軽減させるためのブレーキ装置などがついたサポカー販売の売り上げの一部で、寄付金を贈呈するのは、今回が6回目です。寄付金は県内に住む交通遺児の小中学生39人におくられ、入学や卒業時の祝い金などに使われるということです。」

（募金箱）

（リーフレット）