新患が減少する理由
2015.08.16
カテゴリー:【治療院経営】今冨貴夫
ご挨拶
日頃よりご愛顧賜り誠にありがとうございます。
株式会社ラポールスタイル代表今冨貴夫です。
治療院経営ブログは、治療院経営において最も価値の高い情報をより多くのクライアント様に情熱を持ってお届けするブログです。
治療院の先生方にご満足頂けるような他社には真似できない情報を無償にて提供させて頂きます。
【本日の議題】新患が減少する理由
SEO対策(検索順位ランキング)のシステムが
2015年5月より大幅に変更されたことは
先生方もご存知かと思います。
※以前ブログでも紹介させて頂きました。
念のため重ねて報告しますが
スマホサイトで見やすいサイトでないと
SEOの順位が落ちるという話でした。
上記のシステム変更はみなさん知っているのですが
パソコンの検索順位とスマホの検索順位を
完全に分けるといったシステム変更に関しては
まだまだ知らない方が多くいらっしゃいます。
そこで最近耳にする現象が…
インターネットからの新規患者数の減少です。
なぜ新患数が減少するのか…
答えは単純でスマホサイトの検索順位が
著しく低下しているためにあります。
昨今、スマホでアクセスされる患者様の割合は
約70%というデータが分析できています。
約70%の方々がスマホでHPを閲覧するにも関わらず
スマホの検索順位が下がってしまっていれば
患者様が来院されなくなるのも納得できるかと思います。
では、なぜスマホの検索順位は下がるのか?
これも答えは明白でパソコンのサイトに準じて
スマホのサイトを作成するのが一般的でしたので
現行の検索順位システムに変更されてから
スマホサイトはパソコンのサイトのコピーサイトといった
扱いになってしまっているのです。
言葉ではイメージがしにくいと思いますので
画像で説明したいと思います。
【PCサイトから閲覧したHP】
【スマホから閲覧したHP】
PCサイトもスマホサイトもHPのデザインが
ほとんど一緒かと思います。
前途したようにパソコンのサイトに準じて
スマホを制作するのが一般的だからです。
ここで注目しなければならないのがHPのアドレスバーです。
赤枠で囲われている項目がアドレスバーになりますが
アドレスバーに記載してあるアドレスが
同じであれば問題ありません。(レスポンシブ対応)
同じでなければコピーサイトの扱いになるということです。
つまりペナルティーとしてスマホサイトの順位が下がります。
当たり前の話でありますがスマホサイト自体が
存在しない場合も検索順位は下がります。
結論、検索順位のことを考えるとレスポンシブサイト
でないと今後のHP運用は難しいということになります。
もちろん…
レスポンシブサイトの
原価は6万円前後
粗悪な業者は10万円以上
請求してきますので注意。
前回のブログでも記載しましたが
無駄な経費を絶対にかけていけませんので
制作をする場合は弊社にお声掛け下さいませ。
※弊社で制作をさせて頂いたサイトのみ
レスポンシブ対応にさせて頂くことが可能です。
追伸
2015年8月10日父方の祖父が亡くなりました。
父方の地元である博多で法事に参加しましたが
祖父は50年洋品店を営む経営者としても大先輩でした。
陸軍学校を卒業後戦争の為、海外に出向し日本に帰還してから
約50年も会社を運営することは並大抵の努力ではできないと思います。
10年間会社を運営できる確率が約6.3%。
20年間会社を運営できる確率が約0.3%。
30年間会社を運営できる確率が約0.025%。
50年間会社を運営できる確率は分析できませんでしたが
私が同じ環境下で会社の運営をしなければならなかったとしたら
確実に倒産していると思います。
生前より祖父はこのようなことを申してました。
『誠実に対応する』
『お客さんを差別してはいけない』
当たり前に聞こえる言葉かもしれませんが、
これを体現し続けることはとても難しいことです。
この言葉を印象付けるエピソードがあります。
祖父は洋品店を営んでおりましたが主に出張での
販売をしていたようです。
昭和30年前後の日本は大変まずしい時代であったため
裕福な人は洋服を買うことができますが
まずしい人は洋服を買うお金を工面することも
できなかったようです。
そこで祖父は掛け売りで洋服を販売し
信用売りを続けていたようです。
現代では考えられませんね。
掛け売りでも洋服を購入できない人には
洋服を無償にてプレゼントしていた話しを聞いて
経営というのは収益を上げなければならないことも
もちろんですが、一番はお客様との信用で成り立っているんだと
あらためて感じるきっかけになりました。
私自身がお伝えするのも恐縮ですが
柔整業界もお客様との信頼関係があるからこそ
現代でも成り立っていると思います。
ただ一つ気になるのが資本主義を前面に押し出した整骨院が
増えてきているのも問題であります。
何度もお伝えしますが収益を上げることは大切です。
ただ収益を前面に押し出すことは会社の倒産リスクを
著しく高めることにも繋がるのです。
簡潔にまとめるのであればバランスが重要であり
バランスを逸脱した成長は大きなデメリットになりやすい。
というのが私の持論であります。
私自身もそうですが柔整業界を作り上げた大先輩方がいるからこそ
今こうして手に職を持つことができている訳ですから
自社のことではなく業界全体がよい良い方向に進む選択を
整骨院に関わるすべての方が行うことができると
より業界が評価されることに繋がるのではないでしょうか?