経営の総棚卸をしませんか?
2016.08.17
カテゴリー:【経営の名手】大坂靖彦 氏
大坂靖彦先生のご紹介
1944年に静岡県浜松市生まれ。上智大学を卒業後、松下電器産業株式会社に入社。
そして、1972年に両親が香川県で経営する有限会社大坂屋入社。
その後、事業拡大を目指して1983年に株式会社マツヤデンキと業務提携。
1988年には株式会社大坂屋の代表取締役就任。
1995年にはケーズデンキと業務提携し、酒・電器複合店を開店。
2005年、ギガスケーズデンキ株式会社と株式交換契約を締結し、同社の取締役に就任(兼務)。2006年には株式会社ギガスケーズデンキ常務取締役に就任。
その後、2009年にケーズグループ全役員を退任し、事業活動の一線から身を引き、
若手経営者の育成を目的に2010年から大坂塾を主宰。大坂塾塾生は累計400社にのぼる。
3年で年商2億、10年で7億、64歳でリタイアするまでの37年間で、
年商339億円の一大企業にまで育て上げた名経営者からのメッセージを毎月1回お届けします。
【本日の議題】経営の総棚卸をしませんか?
はじめまして。大坂塾の大坂です。
売上、利益が伸びにくい、社員が定着しない、とお悩みの方は多いと思います。
経営不振、成長が鈍ってくる要因はどこにあるのでしょうか。
ビジネスモデルは賞味期限が切れていませんか?
社員教育を怠っていませんか?
労働環境は年々改善されていますか?
何より社長の志や経営理念は明確でしょうか。
社長の志を、夢を、ビジネスプランに落とし込み、ドメイン(事業領域)を決めていきましょう。
また、会社がうまくいかない本当の理由は、
不本意ですが社長自身の考え方が大きなブレーキになっているかもしれません。
経営者の性、陥りやすい罠は非常に多く、
社長自身が企業経営における最大のリスクともいえます。
自分を冷静に分析し、自身を磨いていく必要があります。
社長の究極の人生目標とはどういったものでしょうか。
自己実現、またそれに至る幸せの工程表作り(シナリオ作り)を行うべきです。
そうして作った社長自身の人生戦略と企業の経営戦略をリンクさせ、
社員と共に、新しい国作りをする気概で企業風土をよくしていくことが、
社長自身の究極の目標「自己解放への道」につながります。