【泣いても解決しない?!涙は現象!】
2017.11.08
カテゴリー:【社員教育コンサルタント】朝倉千恵子 氏
自己紹介
小学校教員を経て、35歳で人生の崖っぷちに立たされ、「地獄の特訓」で有名な社員教育研究所に入社。中途採用、営業経験ゼロからのスタート。
礼儀、挨拶を徹底した営業で、3年後には社員数200名超、年間売上げ23億円の企業で単独1億円を達成。ダントツぶっちぎりのトップセールス賞を受賞。その9割は、飛び込み営業などの新規開拓営業。
2001年に独立。有限会社朝倉千恵子事務所を設立。
2003年にオフィスを東京日比谷の帝国ホテルタワーに移し、2004年に株式会社新規開拓を設立。講師として全国を飛び回る。
自らの経験を生かした研修・講演は多くの企業から支持され、リピート率は98%を誇る。今現在、丸ビルにオフィスを構える。
また、働く女性の応援団長として自社にて「トップセールスレディ育成塾」を主催。全国から自分を変えたい!という女性たちが集まり、20時間のレッスンを共有する。
一回目のレッスン後から蛹が蝶になるごとく、激変する朝倉マジック。
その卒業生は2000名を超える。
【本日の議題】泣いても解決しない?!涙は現象!
株式会社新規開拓の朝倉千恵子と申します。
今回からは「女性上司を味方につける方法」についてです。
(以下、朝倉千恵子著最新刊「『だから女は』と言わせない最強の仕事術」こう書房刊より抜粋)
女性上司を攻略することができれば、どんな人間関係も怖いものなしになります。女性上司というのは最も甘えが通用しない存在です。同性だからこそ、甘えからくる妥協や弱さを敏感にキャッチし、許さないとも言われています。
特に今、管理職に就いている女性たちは今よりも強い男性社会の中で歯を食いしばって結果を出してきた人たちばかりです。弱音を吐いたところで、女性だからと優遇されることなんてなかった方も多いのではないでしょうか。
そんな荒波の中を生き抜いてきた女性たちから、「私にもできたんだから、あなたにできないわけないでしょう?」と言われてしまうと、もう逃げ道はありませんよね。
反対に味方になってもらえると、これほど心強い存在もいません。女性たちの痛みや苦しみを理解して寄り添ってくれ、また元来母性を持っている女性たちは、ちょっとやそっとのことであなたの手を離したりはしません。全力で守ってくれるはずです。
何でもお見通しで言い訳や甘えが通用しない、とっても恐い存在であると同時に、母のようにあなたを優しく包みこんでくれる存在でもある女性上司。彼女たちに味方になってもらうには、どうすればよいでしょうか?
【泣いても解決しない?!涙は現象!】
もっとも甘えが通用しない存在…それが女性上司です。男性上司であれば、涙を流したり、弱っている姿を見せると優しく接してくれることがあります。(だからと言ってウソ泣きをするのはいけませんが…。)しかし、女性上司にはそれが全くと言って良いほど、通用しません。涙は現象で、感情が少し高ぶれば出てくるものだし、感情の起伏もしょっちゅうあること。放っておけば治るということを知っているがために、気にもかけてくれないことがあります。
泣き落としが通用しない、そんな上司に可愛がってもらう一番の方法は結果を出すこと。そんな直球な…と思うかもしれませんが、それしかありません。
【マメな報告・連絡・相談で心をつかむ】
とはいえ、ちょっとやそっと努力をしたところでいきなり結果が出るのであれば苦労はしませんね。そこで、マメな報告・連絡・相談をすることをおススメします。
女性はとにかくプロセス重視。上司の立場についている女性であればもちろん結果を軽視することはありませんが、やはり部下の頑張っている姿にはどうしても心を奪われてしまいます。上司といえども人間です。全く同じ結果を出していたとしても、マメに連絡をしてくる部下と結果だけ報告してくる部下であれば、どうしてもマメな部下に心が傾いてしまう人も少なくないはずです。
恋人同士の付き合いでもそうですが、とにかく女性はマメさに弱いのです。月に1回の高級ホテルでのディナーより、忙しいなかでも時間をつくって逢いに来てくれるほうが嬉しい、という人のほうが多いのと同じです。
子育てでも、手がかかる子どものほうが可愛く思えてしまうこともあるくらいです。「忙しそうだから迷惑かな?」など余計なことは考えず、上司にはマメに報告・連絡・相談をして、懐に入り込んでいきましょう!