「ガミガミ怒る上司の攻略方法」
2018.10.02
カテゴリー:【社員教育コンサルタント】朝倉千恵子 氏
自己紹介
小学校教員を経て、35歳で人生の崖っぷちに立たされ、「地獄の特訓」で有名な社員教育研究所に入社。中途採用、営業経験ゼロからのスタート。
礼儀、挨拶を徹底した営業で、3年後には社員数200名超、年間売上げ23億円の企業で単独1億円を達成。ダントツぶっちぎりのトップセールス賞を受賞。その9割は、飛び込み営業などの新規開拓営業。
2001年に独立。有限会社朝倉千恵子事務所を設立。
2003年にオフィスを東京日比谷の帝国ホテルタワーに移し、2004年に株式会社新規開拓を設立。講師として全国を飛び回る。
自らの経験を生かした研修・講演は多くの企業から支持され、リピート率は98%を誇る。今現在、丸ビルにオフィスを構える。
また、働く女性の応援団長として自社にて「トップセールスレディ育成塾」を主催。全国から自分を変えたい!という女性たちが集まり、20時間のレッスンを共有する。
一回目のレッスン後から蛹が蝶になるごとく、激変する朝倉マジック。
その卒業生は2000名を超える。
【本日の議題】相手に分かりやすく話をする方法
株式会社新規開拓の朝倉千恵子と申します。
今回は「ガミガミ怒る上司の攻略方法」についてです。
どんな組織にも「ガミガミと怒る上司」「口うるさい上司」はいるものです。
「あれはやったのか?」「これはやったのか?」「いい加減、それぐらいできないのか!」「何をやっているんだ!」
—攻撃的で粗雑な言い方で接し、部下に強いストレスを与えてしまいがちな上司たちのことです。できれば止めてほしいと思っても、他人且つ上司である以上、自分で変えることは中々できません。そういう場合は、自分が考えを変えることが最善で最良の攻略法です。
【しつこいくらいに「報・連・相」】
「目には目を、歯には歯を」の精神で、上司に対してはホウレンソウをマメに行うようにしましょう。ガミガミ怒る口うるさい上司は逐一、細かく攻撃してきます。そうなるとストレスが余計に溜まります。それであれば上司と積極的にコンタクトを取るのです。それだけで、上司に監視されている時間も自然と減ってくるはず。コミュニケーションは接触回数なのです。
【上司に対しての見方を変える】
ガミガミ怒る口うるさい上司のもうひとつの対処法。それは、口うるさく色々と言ってくる上司に感謝する気持ちを持つことです。物は考えようです。口うるさく言ってくる上司に対して「自分の成長を手助けしてくれているんだ」という意識を持ってみる。「上司はガミガミと怒り、口うるさいものだ」と考えるのではなく、「上司は細かい点まで指導してくれる人だ」と考えるようにするのです。
気持ちの持ち方を変えることも、上司への効果的な対処法です。
【「好かれよう」ではなく「好きになる」】
苦手な上司ほど、「好かれよう」とするのではなく、自分から近づいていき、「好きになる」ように努力してみるのもいいでしょう。
まずは、最高の笑顔で挨拶をすることです。来院された方に笑顔で接するように…。嫌いであろうと、好きであろうと、挨拶は必ず自分から、感じよくするのです。
【どんな上司でもバカにしない】
たとえ、どんな上司であろうとも、批判したり、バカにしたりしてはいけません。明らかに反抗的な態度を取ったり、ふてくされたりするのは、甘えと依存以外の何物でもありません。もし、あなたが上司を批判したりすれば、それを聞いている後輩たちは一緒になって上司を批判します。ですが、後輩たちはあなたを尊敬することはないのだと思います。
立場変われば、あなたも後輩にとっては上司。
そんな批判ばかりする人を尊敬できますか?
居酒屋さんやランチタイムに、こそこそと上司の悪口を言うのも時間の無駄。何の解決にもなりません。それよりも礼儀礼節をわきまえて、上司に正面から向き合い続けましょう。そのほうがよほどあなたのためになります。
誉めもしなければ注意もしない、一見優しそうに見せてはいますが、実はもっとも冷たい上司です。口うるさい厳しい上司によって、部下は確実に成長しています。後で感謝できるのは厳しくて温かい上司です。未熟なときは人を見る目がありません。仲良しグループのリーダーをつい、「いい上司」だと錯覚する。「いい上司」であったかどうかは自分が上司と同じ立場になって、初めて気付くものかもしれません。
部下に、体当たりで、全力で接してくれる上司とのめぐり逢いこそが、奇跡の出逢いなのかもしれません。