治療院の求人を必ず成功させる方法
2015.12.09
カテゴリー:【治療院経営】今冨貴夫
ご挨拶
日頃よりご愛顧賜り誠にありがとうございます。
株式会社ラポールスタイル代表今冨貴夫です。
治療院経営ブログは、治療院経営において最も価値の高い情報をより多くのクライアント様に情熱を持ってお届けするブログです。
治療院の先生方にご満足頂けるような他社には真似できない情報を無償にて提供させて頂きます。
【本日の議題】治療院の求人を必ず成功させる方法
就業柔道整復師が約6万人~に突入し
接骨院数も約5万店舗~となり超過当競争の時代を
迎えている中で柔整業界の深刻な問題が勃発しております。
それは、資格者(施術者)の求人になります。
仮に6万人に対して5万店舗で計算をしても
1院当りの柔道整復師の人数は約1.2人となりますので
柔整師が足りていない現状は数字上でも
確認できるかと思います。
ある整骨院では柔道整復師の求職者が全くこないので
整体師を雇用し、自由診療の施術のみ担当させている院も
ありますが、実際の所、保険請求対象者にも施術を
無資格者が行っている事例が見受けられます。
※違法行為なので皆様は絶対行なわないで下さい。
ではなぜ資格者の求人がうまくいかないのか?
私の考えでは整骨院経営者の社長力が
求人募集の成功と比例していると思います。
整骨院経営者の社長力と求人が比例している!?
といってもイメージがつかめないと思いますので
イメージを深めるために以前弊社の勉強会にお越し頂いた
A先生の事例を踏まえて説明させて頂きます。
A先生
「今冨先生。求人の募集をしていて学校にも
毎年行ってるんですけど全然求人がこないんですけど
何か良い方法ありませんか?」
今冨
「確かに求職者の募集は年々厳しくなっているので
他院とは違うアプローチが必要ですね。」
「給料や福利厚生の条件面は
どのような提示をしてますか?」
A先生
「給料は田舎なので18万円スタートで
考えてます。福利厚生…ってなんですか?」
今冨
「福利厚生とは例えば社会保険に加入している
雇用保険、労災に加入しているなどの
給料以外の非金銭報酬のことです。」
A先生
「僕が以前勤めていた整骨院では
そのような福利厚生が一切なかったので
それは全く考えてなかったです。」
今冨
「そうですか。じゃあ質問を変えますけれども
先生がこれから整骨院でスタッフとして
勤務するとしたらどのような院で
働きたいですか?」
A先生
「やっぱり技術が学べる所ですかね。
あと整骨院が休みがほんとにないし
残業という概念がないので多少は
そこを意識してくれるところの方が
良い印象はありますよね。」
今冨
「先生その考え素晴らしいです。
今の時代のスタッフは昔の時代のスタッフと
考え方が全然違います。髪型も服装も生活習慣も
違うので考え方や価値観が変わるのは
誰でも理解できるじゃないですか?
大切なのは今の時代のスタッフに多少合わせて
上げることが重要だと私は思います。」
「例えばB整骨院では毎年家族の日という
日を整骨院で設けて、整骨院側からスタッフに対して
食事券をプレゼントするのです。(5000円前後)
それでスタッフに一年に1回ぐらい育ててくれた
親にご飯でもごちそうしてあげれば絶対
喜んでくれると思うので整骨院からそのきっかけを
作る福利厚生を取り入れるんですよ。」
「また結婚しているスタッフには結婚記念日や
奧さんの誕生日は早く帰宅させる制度を
設けたり、スタッフの誕生日の日は有給が取れるなど
スタッフの気持ちになって福利厚生を考えることが
できれば気持ち良く働いてくれますよね。」
A先生
「確かに今冨先生がおっしゃったことを実践している
整骨院は少ないと思いますのである意味
他院との差別化にもなりますし、整骨院の
方針としてもすごく面白い整骨院になりそうですね。」
今冨
「でも大切なのがお金を掛けすぎないことです。
また掛けなさすぎてもいけません。お互いが
気持ちよく歩めるラインを探していくのが
社長力を高める大きなポイントです。」
「これを見て下さい。世の中にはこれだけ面白い
福利厚生が存在するのです。何か先生で
新しいアイディアを持って発信していくことが
できましたら絶対に他院との差別化になりますし
私はこんな整骨院で働きたいと強く思いますね。」
福利厚生一覧
【サプライズ休暇】
「誰かを本気で驚かせて喜ばせたい!」という
人の平日の準備のための休暇。
【ライズ休暇】
成長するために、こんな休暇が欲しい
(例えば、セミナー参加や、研究等)という
プレゼン申請をしてもらい、それがその人自身、
そして、会社の成長にも繋がるということが伝われば、
休暇として認められる。
【オシャレ半日休暇】
平日のバーゲンセールで、スタイルアップをしたい人は
事前に休暇届けを出し、チームの承認が取れれば、
半日を休暇として認められる。
【デート支援金制度】
東京から1km離れるごとに100円が支給される。
(北海道ならおよそ9万円)
旅をすることによりクリエイティブな感性を磨くことが目的。
【最新モバイルデバイス購入促進制度】
社員が新しいテクノロジー(スマートフォン、タブレットPC等)
に触れることを促進するために、
最新モバイルデバイスの購入費用を補助。
【社員旅行】
全額会社負担・出勤扱いでの全社員参加社員旅行。
【アニバーサリー休暇制度】
年1回連続4日以上の有給休暇を取得すると、
アニバーサリー手当金5万円が支給される。
【GIB制度】
原則社員4人以上で1泊以上の旅行に行く制度。
年間最大20万円が支給される。
【サイコロ制度】
毎月社員の給料がサイコロで決まる?!「サイコロ給」
月額30万の人が、サイコロで6をだしたら、
30万×6%=1万8千円が+αで支給されるということ。
【パートナー制度】
社員が死亡した際にはその後10年間に渡り毎年、
配偶者もしくはパートナーに死亡社員の
給与の半額を支給し続ける。
【男女平等!2ヶ月間の育児有給休暇制度】
100%の有休取得率!
社員のクオリティ・オブ・ライフを
尊重する育児のための休暇制度
【有機野菜制度】
若手の健康意識を高めよう(人事担当)と、
毎月1回、JAS認証を受けている有機野菜を無料で支給する。
【復職時保育サポート手当】
ベビーシッターなどの保育サービスを
利用した際の費用が月額10万円を超えた場合、
同社が最大で10万円まで負担してくれる。
【フリーカフェイン制度】
最も頻繁に使われている福利厚生がこのフリーカフェイン制度です。
コーラ、Barで淹れるコーヒーは自由に飲むことができます。
【アイスクリームブレイク】
アイスが溶けるように、スタッフ間の心の垣根を溶かすために
皆でアイスを食べながら交流するという名目で、
アイスクリームなのですが、お餅やドイツ土産だったり、
幅広いお菓子が出ます。
【フリービタミン制度】
朝食を抜いて血糖値が下がっている人のために、
バナナやオレンジ等が常備されています。
バナナは年中通して常備、その他の果物は季節に
応じて金柑や桃など、様々な果物があり、
季節感を感じさせてくれます。
【PCメガネ支給制度】
パソコンが発するブルーライトを軽減できるPC用アイウエア
「JINS PC(R)(ジンズ ピーシー)」を、福利厚生の
一環として会社が費用を負担し、希望者に支給した。
A先生とは弊社が開催する勉強会の
懇親会で上記のようなお話をさせて頂きました。
12月13日に今年最後の勉強会を開催しますので
無償にてこのような情報を公開しますので
席も残り2席ではございますがお早目に
お申込み下さいませ。
話を戻しますが、これからの柔整業界は
さらに厳しい時代に突入します。
今までは開業しても成功する確率が高い業種でしたが
開業をしても成功できない店舗も山ほどでてきます。
その中で本日説明したような
福利厚生をしっかり取り入れている整骨院を
創り上げることができれば、必ず先生の院で
働きたいといってくれるスタッフは現れると思います。
お金と同等以上の価値を提案できる
整骨院が今後の厳しい時代を生き抜くことが
できると私は自負しておりますので
他院とは違う先生オリジナルの整骨院を
体現していきましょう。