【緊急】交通事故の対応について

2016.04.29

カテゴリー：【治療院経営】今冨貴夫

ご挨拶

日頃よりご愛顧賜り誠にありがとうございます。
株式会社ラポールスタイル代表今冨貴夫です。

治療院経営ブログは、治療院経営において最も価値の高い情報をより多くのクライアント様に情熱を持ってお届けするブログです。
治療院の先生方にご満足頂けるような他社には真似できない情報を無償にて提供させて頂きます。

【本日の議題】交通事故の対応について

本日のブログを最後までお読み頂くと
少なからず上記のような状態から脱することが
できると思いますので是非参考にしてください。

1．医師の同意がないと治療ができない

2．保険会社が整骨院での治療を認めてくれない

3．今まで事故の患者様が定期的に来院していたのに来院が少ない

なぜ、交通事故の患者様が整骨院を受診する機会が
減少しているのか？
多くの方は交通事故の発生件数が年々少なくなってきているので
しょうがないことであるとお考えですが私は事故発生件数が
減少することが原因であるとは考えておりません。

その理由として過去約10年間整骨院の経営コンサルティングを
提供させて頂いておりますがサポートをさせて頂いているクライアントの
自賠責レセプト枚数は年々増えているからです。
つまり交通事故で整骨院を利用する患者様は増えているといった
解釈にも取れるかと思います。

では本当の阻害要因はなんなのか？
確実に言えることが二つあります。

1．保険会社が整骨院の通院を拒む

2．医師の同意が必要！？

1の保険会社が整骨院の通院を拒むことは昔からよくありました。
ただ最近は顕著に整骨院の通院を拒む保険会社が
多くなってきたように感じます。

例えば患者様が「転院をしたい」と申し出たとしても
担当者が転院を認めないケースもあります。

また日本人は律儀なので病院の先生に転院をしたいと伝えると
整骨院に通院するのであればもう面倒はみないなどの
見解を示される医者も多くいらっしゃいます。
※もちろん一概には言えませんが確率が高いといった
意味合いで聞いて頂けると幸いです。

極めつけは2の医師の同意が必要といった保険会社の戦略です。
通常は医師の同意は必要ありませんが通販型保険会社様を中心に
医師の同意がなければ治療は認めないといった対応を
される保険会社も急激に増えてきました。

では実際問題医師は同意書を書いてくれるのかどうかですが
仲の良い先生以外は同意書をすんなり書いてくれること自体が
考えにくいことでありますのでなくなく断念をされる先生も
多いのではないでしょうか？

ただ先ほども申し上げましたように弊社でサポートを
させて頂いている先生方の交通事故患者様のレセプト所有枚数の
平均値は年々増えております。

つまり阻害要因をあらかじめ対応できるように徹底した準備を
しているのです。阻害要因さえ解決することができれば
間違いなく事故患者様が来院されるきっかけを作ることが
できると思いますのでこれからは対策について
解説していきたいと思います。

【重要】1.被害者請求をマスターする

被害者請求とは任意保険会社を介さずに直接
自賠責保険に対して請求する請求方法になります。
もちろん自賠責保険範囲内の120万円分しか補償がされません。

ただ、冷静に考えてみても交通事故は1部位約2500円の治療費。
平均2部位だとすると約5000円。
慰謝料が一日約4200円とすると合計一日通院で
約1万円の費用がかかり120日間（4ヵ月）の通院が出来る訳です。

もちろん症状にもよりますが整骨院に来院される交通事故患者様は
骨折などの重症案件は比較的少ないことから4ヵ月以内に治癒
できないのも治療家として責任を感じてしまうところではありますので
毎日通院しても4ヵ月治療ができるのであれば十分かと思います。

被害者請求の良い所は誰も痛まないことです。
保険会社は自賠責保険内で収まりますのと
任意保険担当者が本件について関わらなくて済みますので
ある意味何も文句は言ってこないかと思います。

また書類上の手続きのみとなりますので
示談の催促等もないことからスムーズに治療ができると思います。

被害者請求の手続きはとても簡単です。
保険会社のお問合せセンターに被害者請求セットを
当院まで送ってくださいとお伝えするだけで書類が
送られてきますので以下の書類を用意して送り返せば
手続は完了です。

※被害者請求セットは相手の保険会社でも
自分の保険会社でもそのほかの保険会社でも
どこでも請求することができます。

※追加で用意する書類といったら患者様の印鑑登録
証明書と被害者請求の申込書と事故発生状況報告書
のみとなりますので本当に簡単です。

【被害者請求で必要な書類】
・請求者本人の印鑑登録証明書
・医師の診断書
・整骨院の施術録
・事故発生状況報告書
・支払請求書（申込書）

※休業補償や交通費を請求する場合は
別途提出用紙が必要です。
※後遺障害がないものとして最低限必要な
書類が上記になります。

保険会社が治療を認めない、医師の同意がないと治療が
できないといった案件は今後も増えてくると思いますので
被害者請求を是非マスターして下さい。

2.事前知識を与える（動画）

先ほどの被害者請求の話しはあくまで整骨院に
交通事故患者様が問い合わせをしてきた場合の
対応方法になりますので問合せ自体が増えるかどうかといった
話しではありません。

前途しましたように問合せ自体が阻害されている可能性が
ありますので問合せを阻害させないような
工夫もしなければなりません。

例えば交通事故患者様が病院で治療を受けていて
待ち時間が長いため転院を考えているとします。
そこで患者様の心理を読み取ると

転院はできるのかどうか？
仮に転院ができるとすれば保険会社の許可が必要なのではないか？
また整骨院で治療を併用して行うことができるのかどうか？

と考えるのが一般的な心理かと思います。
次に患者様が行動するのがインターネットで上記の質問に対して
詳しく回答している事例を確認すると思います。

例えば以下の言葉で調べる可能性も考えられます。

港区　交通事故転院
港区　交通事故相談
港区　整骨院併用
港区　交通事故併用
etc…

もちろんラポールスタイルはこのような言葉で患者様が
調べた時に必ず上位表示されるような対策をしておりますので
交通事故患者様の目に留まる機会を作ることができます。

そこで最近行っているが動画での説明です。
文章や画像などで交通事故の転院、併用ができる旨を説明することも
できますが一番伝わりやすいのが動画になります。
※動画は検索エンジンの上位表示にも繋がります。

結論、阻害要因を排除するためには
患者様に保険会社や医者に相談する前に事前情報を与えておくことで
患者様ご自身で医療機関の選定ができる。そして患者様の意志で
通院することができるということを伝えることができれば阻害要因を
排除することができますので自社のHPで交通事故患者様が調べられそうな
言葉のすべてで上位表示を実現すること。

そして調べたページの中に動画を用意してきちんと説明をすること。
これを実践している先生が今でもより交通事故患者様に
選ばれておりますので交通事故の発生件数が年々減ってくるので
もう対策する必要がないのではないかと諦めている先生も
実際はそんなことありませんので患者様のためにも
是非正しい知識を提供して頂ければ幸いです。

追伸

このブログが皆様にお届けする日はちょうど海外出張で
ドイツに訪問している時期になります。

今年もラポールスタイルはドイツ国際平和村の支援
大使館とコラボレーションした日本語スピーチコンテストの開催
ドイツザイン城の支援を行ってきます。

戦争で身体を痛めてしまった子供達のリハビリを行っている施設が
ドイツ国際平和村ですが、ドイツ国際平和村のスタッフにこのような
ことを昨年お伝え頂きました。

「過去には一団体様から一回の支援で数千万円の支援を頂き
大変感謝しております。支援を頂いておきながら恐縮なお話しですが
それが毎年続く団体様はほとんどいらっしゃいません。
寄付金の額もとても大切ではありますが何より現場で子供達の顔を見て
自分達でも何かできるのではないかと発信して頂けることに
大きな価値があるのではないか」

この言葉は私に大きな衝撃を与えてくれました。
なぜならば彼女は10年にも渡ってほとんど給与もでない中
ボランティアを続けているのです。

私は年に一回訪問して支援金をお渡しして子供達と
触れ合うことしかできていないのでなんとも複雑な心境です。
ただポジティブに捉えるのであれば実践できているのは
年に一回継続して訪問し続けていることです。

何事も継続が大切であると再認識させて頂いたので
今後も継続して支援活動を続けていきます。
先生方も患者様のために継続して整骨院を運営して頂くために
微力ではありますが今後も情報提供を賜りさせて頂ければ幸いです。