社員との信頼関係を密にする方法
2017.01.27
カテゴリー:【治療院経営】今冨貴夫
ご挨拶
日頃よりご愛顧賜り誠にありがとうございます。
株式会社ラポールスタイル代表今冨貴夫です。
治療院経営ブログは、治療院経営において最も価値の高い情報をより多くのクライアント様に情熱を持ってお届けするブログです。
治療院の先生方にご満足頂けるような他社には真似できない情報を無償にて提供させて頂きます。
【本日の議題】スタッフとの信頼関係を密にする方法
治療院の経営においてスタッフとの信頼関係を密にすることは患者様に対する対応と同じぐらい重要な事項であると私は考えております。治療院の先生方でお一人で経営をされている方も中にはいらっしゃいますが、受付スタッフなどを雇用している方が大半でありますのでスタッフなしでは治療院を運営することは非常に難しい課題であるかと思います。私は年間でも数百店舗の治療院の見学をさせて頂き、約1000回以上の経営コンサルティングを行わせて頂いておりますので治療院の先生方がどのようなことに問題を抱えているのかをしっかり把握しているつもりであります。
では、治療院の先生方が一番抱えている悩みとはなんでしょうか?
答えは『スタッフ』に対する問題です。
【スタッフ(人)に対する問題点】
・スタッフがいきなり離職してしまった
・労働時間が長い、休みが少ないとスタッフから指摘があり、信頼関係を築くことができていない
・院長先生と各スタッフのモチベーションの差が激しい
・新しい人材を獲得することができない
・有資格者の獲得がとにかく難しい
・今いるスタッフが独立してしまう
・スタッフが離職して近くで治療院を開院している
・受付スタッフが隙間時間におしゃべりをしている
・率先してスタッフが行動してくれない
・労働環境が良くないのでスタッフが疲弊している
etc…
上記は一例に過ぎないですがほとんどの先生方が悩まれている議題かと思います。治療院業界は労働時間が長く、有給休暇もほとんどないなど労働環境が一般的な会社と比べてもよろしくないため、スタッフとの信頼関係を密にしていなければ大きな問題に発展してしまうこともあります。
最近私がよく伺う事例として信頼関係を築けなくなったスタッフが今まで働いていた年数に応じた残業代の支払いを求めて裁判を起こした事例も頻繁に起きております。もちろん規定労働時間以上に対する労働に対しては残業代の対象となりますので数百万単位の支払いが裁判を起こした従業員に対して支払われております。もちろん信頼関係を築いていたらこのような事体は起こらなかったかもしれません。現在の法律では雇用者が守られるようになっておりますので雇用者(スタッフ)といかに信頼関係を築くことができるかが治療院経営において重要な課題と言えるでしょう。
では、スタッフとの信頼関係をより築くためにはどのようなことを実践するのが良いのでしょうか?
私は『他のどの経営者よりもスタッフのことを真剣に考えているかどうが』だと考えております。そんなこと当たり前と思われる方々がいらっしゃると思いますが私自身も表にはあまり出しませんが(もっと出した方が良いのかもしれまませんが)本当に他の経営者よりも自身のスタッフのことを考えてる自信があります。私がスタッフの立場であったらどのような経営者が良いのだろうか毎日真剣に考えております。そしてできるだけスタッフとの信頼関係を密にするためにさり気なく関わるようにしております。もう少しわかりやすい言葉でお伝えするのであればスタッフとの接触頻度を増やすように徹底して心掛けております。
以下の図をご覧になってください。
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上記はスタッフとの距離感を常に意識するために活用している資料です。記載方法は簡単です。各スタッフ毎の名前や年齢、出身地、特徴などを記入して接触回数がどれぐらいあるのかをチェックするためのツールです。私は普段スタッフとよく話をしているからこのような資料はいらないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。ただこの資料を使用する目的はスタッフとの距離感に危機感を持ってもらうために活用している資料になりますのでたくさん関わっているから良いのではなく、スタッフのために私が役立つことができているかを考えるために使用している資料になります。
例えば誕生日におめでとうと誰よりも早く声をかける社長と何も言わない社長どちらの方が良い印象を持たれるでしょうか?(もちろん受付スタッフさんにも行って下さい。治療院の要は受付スタッフさんといっても過言ではありませんので大事に大切に育ててください。)また結婚記念日を覚えていることで早めに帰宅しても良いと声をかける社長と何も声をかけない社長どちらの方が良いでしょうか?(奥様には早く帰ってくるなど言われるかもしれませんが…)つまりスタッフの情報を見える化することでより信頼関係を築くことができるのではないかと思います。
最後になりますがスタッフとの信頼関係なくして治療院の経営改善はありませんので是非とも今まで以上にスタッフに向き合い、真剣勝負を行うことで失われた徒弟制度を取り戻していきましょう。
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