電話をかける メール相談 LINE相談

ハイパフォーマンスな整骨院を創る 株式会社ラポールスタイル

03-5791-2400

無料メール相談

無料会員登録

また昔のミスを持ち出してきた

2017.07.04

カテゴリー:【社員教育コンサルタント】朝倉千恵子 氏

asakura

自己紹介

小学校教員を経て、35歳で人生の崖っぷちに立たされ、「地獄の特訓」で有名な社員教育研究所に入社。中途採用、営業経験ゼロからのスタート。
礼儀、挨拶を徹底した営業で、3年後には社員数200名超、年間売上げ23億円の企業で単独1億円を達成。ダントツぶっちぎりのトップセールス賞を受賞。その9割は、飛び込み営業などの新規開拓営業。
2001年に独立。有限会社朝倉千恵子事務所を設立。
2003年にオフィスを東京日比谷の帝国ホテルタワーに移し、2004年に株式会社新規開拓を設立。講師として全国を飛び回る。
​自らの経験を生かした研修・講演は多くの企業から支持され、リピート率は98%を誇る。今現在、丸ビルにオフィスを構える。
また、働く女性の応援団長として自社にて「トップセールスレディ育成塾」を主催。全国から自分を変えたい!という女性たちが集まり、20時間のレッスンを共有する。
一回目のレッスン後から蛹が蝶になるごとく、激変する朝倉マジック。
その卒業生は2000名を超える。

【本日の議題】また昔のミスを持ち出してきた

株式会社新規開拓の朝倉千恵子と申します。
 
 
これまでは「男性部下と女性の部下の関係性」についてお話ししてきましたが、今回からは「女性上司の男性部下との向き合い方」についてです。
(以下、朝倉千恵子著最新刊「『だから女は』と言わせない最強の仕事術」こう書房刊より抜粋)
 
 

【また昔のミスの話を持ち出してきたよ…】
 
 
 男女のカップルのケンカの例でよく、女性は昔の話を引っぱってきて「あのときもこうだった!」
と男性を責める、という話がありますが、実はこれは部下指導の場でも頻繁に起こっています。
 
 
例えば、部下のA君が今月3回目の遅刻をしてきました。
 
 
「また遅刻!何度目だと思ってるの、いい加減にしなさい!だいたいあなたはルーズすぎるのよ。いつも机の上は汚いし、書類の提出は遅いし、靴は磨いてないし…(中略)。
 
 
そんなんだからこの前もプレゼンの資料が足りなくて取引先 からクレームになったんでしょう!」
 
  
こんな注意の仕方をしていませんか? 
今回のA君のミスは遅刻です。
これはまぎれもなくA君が悪いのですが、なぜか
遅刻の話からあれもこれもと話に出てきて、結局A君がルーズだから取引先のクレームになったというような結論に落ち着いてしまいました。
 
 
この叱り方では、 部下の人間性の否定につながりかねません。
【指導は「その時、その場で、事実を告げる」に徹する】
 
 
そもそもなぜ、上司は部下を叱るのでしょうか? 
 
 
実際に管理職向けのセミナーで受講生に聞いてみると色々な答えが出てきます。
 
 
会社のルールに従わせるため、部下を一人前の人間に育てるため、結果を出させるため、上下関係をはっきりさせるため…。
 
 
突き詰めると「部下に良い仕事をさせ、会社の業績をあげるため」ですね。
 
 
そのために上司(管理職)は会社から部下という人財を預かり、育成する職務を担っています。
 
 
その部下育成の手段の一つが「注意する」という行為。注意することで、「今あなたがやっている行動は間違っていますよ」と認識させ、正しいやり方に是正させます。
これが「注意」の原則。
 
  
さて、ここで最初に出てきた注意の仕方を振り返ってみましょう。「だいたいあなたはルーズなのよ!」と怒鳴られたA君はこの叱責から何を学ぶことができるでしょうか?
 
 
「あ~、俺ってルーズなんだなあ。ルーズだからミスしちゃうんだなあ」と漠然と認識するくらいに留まってしまうだけ。
 
 
たとえ改善意欲が湧いたとしても「あぁ、次からはちゃんとしよう」程度ではないでしょうか?これでは結局何も改善されないのが目に見えています。
 注意をする場合には、「その時、その場で、事実を告げる」これが鉄則です。
長々と話したところで関係のない話題に話がそれ、本質とずれてしまうので、対策まで含めて短い時間で済ませましょう。また、相手が男性の場合、数字を入れることで、理解しやすくしてあげることができます。
 さて、今月3回目の遅刻をしたA君への指導方法は、というと…
「A君、5分遅刻です。今月に入って3回目。君、信用を落とすよ。毎朝30分早く起きなさい。」
 まずはこれで十分です。

 
 

【会員限定】医療機関の経営に必要不可欠な無料ツール

整骨院用

Page Top