電話をかける メール相談 LINE相談

ハイパフォーマンスな整骨院を創る 株式会社ラポールスタイル

03-5791-2400

無料メール相談

無料会員登録

大手新聞社の取材と会長の施術

2017.11.10

カテゴリー:【治療家】KENYAMAMOTO 氏

KENYAMAMOTO

KENYAMAMOTOのご紹介

『腰痛を世界からなくしたい』
この想いから解剖学、運動学に基づいたKen Yamamotoオリジナル治療法を確立。
柔道整復師、准看護師二つの国家資格を持つ。
現在、東京に3か所の治療院と10か所の機能訓練に特化したデイサービス(介護施設)を運営。

国内外の治療家やドクターに向けたセミナーも実施。

1年ほとんど海外で過ごし、招かれた国はニューヨーク・LA・カナダ・ドイツ・スペイン・イタリア・オランダ・オーストリア・ケニア・モルジブ・インド・タイ・フィリピン・マレーシア・シンガポール・インドネシア・カンボジア・ネパール・オーストラリア・韓国・その他多数。
東京大学医学部教授をはじめ、署名ドクターを対象にセミナーを開催。解剖学、運動学からも考えられた治療法に日本医療最高峰のドクターたちからも喝采を浴びる。世界中の著名なプロスポーツ選手・有名人・要人からも依頼が多い。

【本日の議題】大手新聞社の取材と会長の施術

 
 
タイに帰国したのはタイの大手新聞社の
取材を受けるためだった。
タイは日本同様にいくつかの大手新聞社があるが、
こちらの新聞社はタイ最王手の一つの新聞社と聞いている。
 
  
宮路社長の紹介でこのマチチョン新聞社の
会長の施術を行う機会を頂いた。
会長の足の痺れが取れたことから、
この日本人を取材しなさい!
と会長命令で取材依頼が来て、
イスラエルから帰ったらということで
本日取材を受けることになったという経緯があった。
 
  
マチチョン新聞社にタイ警察で働く
金丸氏の車で俺はマチチョン新聞社に到着。
英語で取材を受けた。分からないところは
金丸氏と宮路社長がタイ語で助けてくれた。
 
  
取材を受けていたが記者が
「え?ナゼ痛いところに触れないで痛みが消えるんですか?」
 
  
という質問になった。そうだろう。
メディカルも様々な施術も
痛いところにアプローチしてしまいやすいが
これでは根本原因をなおしているとは思えない。
そう説明しても分かってくれなかった。
 
  
第2記者が意地悪そうに
「私、指が痺れているんです」
と言い出した。
「これを指に触れずに痺れを
取るということですよね?」笑
と第1記者。
 
  
少し小馬鹿にされたのが分かった。
こんなの俺にはよくあることで
何とも思わない。で、言ったんだ。
 
  
「もしかするとその痺れは患部どころか
彼女に触れなくても痺れは取れるかも知れない」
2人の記者はクスクス笑っていた。
 
  
俺はKYTセミナーで毎度見せている
触れないで痛みや痺れを取り去る技術を披露した。
 
  
1回目第2記者が
「あ、あれ?確かに痺れが、、、減っていますね」
2回目行って
「し、痺れて、痺れてないです」
 
  
コレには第1記者も笑うしかなかった。
何度も第2記者に聞き直し驚いていた。
俺はいつもの決めゼリフ
「コレがKYT、コレがメイド イン Japan」
と言った。
 
  
その場に新聞社の編集長がやって来て
「やぁあなたがKenですか。噂は聞いています」
と親しそうにやって来た。
 
  
この時点で記者達はシャキッとして、
こちらの方は上司の最上級。
 
  
「編集長の知り合いの知り合いなんですか?」
「知り合いどころかウチの会長の痺れを治した人だ」
 
  
と言った様子だった。
ガラリと記者達の態度が変わり
親切丁寧に対応してくれ出したんだ。
 
  
編集長も肩の具合を見て欲しいと言い出し、
その場で調整するとその効果に驚いてくれた。
編集長は後で必ず会長室へ行ってください。
会長がお待ちですからと言って取材の部屋を後にした。
 
  
その後の取材は楽に進んだ。
もう変なフィルターは無くなり、
俺が言う言葉を先ほどとは違い
ダイレクトにメモしまくっていた。
 
  
取材後我々は会長室に通されたんだ。
会長室は新聞社の最上階にある。
秘書の案内で会長室に案内していただく。
 
  
会長は
「やぁ来たか来たか」
と宮路社長と金丸氏と俺を向かい入れてくれた。
 
  
会長は俺を気にかけて下さっていて、
Kenが来るならと他の面会の予約を
全てキャンセルしてくれて
俺と会う時間を作ってくれたそうなんだ。
 
  
念のために会長の腰の具合も調整させてもらった。
以前足の痺れを見たけど、
あれから痺れはないとおっしゃられた。
会長は大変に喜んでくださり、大きな大きな
タイの伝統的な陶芸品を手渡してくれたんだ。
とっても高価な物だとすぐに分かった。
 
  
どうやって持って帰ろうか、とにかく
高価すぎて持って帰れるのか不安になる程
とてつもないお土産を頂いてしまった。
今回の取材がいつ新聞記事になるかどうかは聞き忘れた。
また記事になればこちらに報告したいと思う。
 
  
今年4度目の世界ツアーは
最終目的地のバンコックで終わり、
今週末から始まる東京セミナーに向けて
全力で突き進んでいくことになっている。
 
  
東京セミナーを全力で駆け抜けた後、
俺は11月のオーストラリアセミナーへ
情熱を降り注ぐことになっているんだ。
受講してくれるみんなに逢えることを
心から楽しみにしているんだ。マァァァァックス!
 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

【本日の議題】正しい知識を知ってみんなも奇跡を起こして欲しい。

 
 
先日の投稿で【奇跡はいつでも起こせる】と
エルサレムのイスラム教徒のオババの足の痺れを
見て欲しいと言われ、原口准教授の指導している技術で
俺が施術した話を覚えているだろうか。
 
  
彼女は翌日から自ら歩き出したそうだ。
長いこと痛がって歩けなかった様子だが
スタスタと家の外も中も歩いている様子が
映像で送られてきた。確か数ヶ月スタスタ
歩いているのを見たことが無かったと話していた。
 
  
でも、歩き出せれば様々な関節が動き出し、
そしてまた機能してくる。
こちらのオババは膝や腰の具合が悪く
医師に手術を散々勧められているのだが
息子娘達は今回の出来事で医師の手術に
同意しないと言い出した。
 
  
するもしないも自由なんだけど、しなくていい
手術があるならしないに越したことはないよね。
 
  
この映像を見て俺は震える程嬉しかったし、
何よりも国境を超えた、宗教を超えた人にまで
奇跡を起こせたことに震える。
 
 
動かしていなかったからどの動きも痛みを訴え、
アラーの神の名前を呼び続けたオババ。
信仰が厚くきっとこの成果は
アラーのお導きだと思っているに違いない。
 
  
考えてみて、高齢のオババにも安全に施術を行え
周りから「奇跡だ!!!」とか「手品師みたいだ」
と言われている自分を想像してみて。
 
 
これが出来るのはカラダの構造を知っているのか
知らないのかだけの差なんだ。
 
  
知っている人は奇跡を起こせ
知らない人はもちろん何も起こせない。
何も起こせない人は関節がますます
固まってきてしまい、しまいにはホントに
戻らないところまで来てしまうかもしれない。
つまり癒合や癒着だ。
 
  
正しい知識を知って欲しいし、
みんなも奇跡を起こして欲しい。
 
  
単なるマニピレーション療法ならば
痛みはすぐに戻るでしょ?
翌日の方が良くなっているのが効果だよね。
もしも未だ原口先生を知らなければ
映像も見て欲しいな。と思う。
 
  
無事に日本に到着しました。
明日からKYT東京セミナーが始まります。
今年5回目のワールドツアーを終えて、
いや、俺にとってはこの東京セミナーが
ワールドツアーの最終目的地と位置付けている。
だから様々なテクニックを
この東京セミナーで伝えたいと思ってる。
 
  
今の俺は情熱で燃えているんだ。
 
 

 
 

【本日の議題】KYT日本講演スタートしました

 
 
KYT日本セミナーは今年は秋場所は
忙しすぎて開催が難しいかなと思っていたけど、
どうにか春に続いて秋場所も講義が始まった。
 
意気揚々と北海道から沖縄までの
先生が都内某所に集結してくれたんだ。
理学療法士さん、柔整、鍼灸、指圧師さん、
整体カイロさんその他の皆さんが資格の垣根を越えて
一緒にKYTを学んでくれて最高に嬉しい気分だった。
 
資格を何がもってるとか、持ってないとか
人は言いがちだけど、患者様達は何を思うかというと
実質治してくれた人を先生と呼ぶし呼びたくならいよね。
 
重要なのはウンチクではなく成果だ。成果なくして
資格を何持ってるとか語るのはオカシイよ。って
患者様達は思っているはずだ。これには誰も反対できない。
 
成果を出せる人を沢山作るためにセミナーをしてるんだ。
だから俺は隠し事なんか一切なし。
徹底的に今日も指導した。声もカラカラになり
セミナーが終わった後の充実感で今は満たされてる。
 
腕の痺れの先生がいた。
頚椎ヘルニアと言われたと言っていたけど
結局最後は痛みも痺れも抜けていった。
 
また頚椎が前弯ではなく後弯していると言い
痺れが出ている先生も結局は痺れが抜けていった。
 
俺は腰痛が好きだけど首や肩ももちろんKYTでバンバン
良くすることができるのは受講生さん達は知っている。
 
ぎっくり腰したばかりの先生も、帰りにはもう痛くありません。
と言っていたし、とにかく俺がじゃなくて講義を聞いて
すぐの受講生さん達がなおしあって良くしていくんだから
セミナーに参加すれば誰でも良くすることが
出来てしまう証明をし続けていることになる。
 
嬉し楽し幸せなセミナーを体験してくれて嬉しいな。
世界ツアーを終えて来たばかりだけど
疲れなんか感じないくらい充実に満たされているんだ。
逢いに来てくれてありがとうございます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
 
またいつか一緒に勉強出来たら嬉しいな。
懇親会も沢山集まって大盛り上がりマァーーーックス
 
 

 
 

 
 

 
 

【本日の議題】文化が違うとさ誤解を生むから慎重にならないとね。

 
 
イスラエルセミナーの参加者でご好意で
ベツレヘムに案内してくれていた家族がいた。
そのついでに母親つまりお婆さんの歩けない脚を見て欲しい
と言われ、カラダをなおしてきた経緯をここに書いたじゃん。
 
  
お婆さんの写真が問題になっちゃった。
イスラムの世界ではほっかぶり?しないで
写真をアップしてはいけなかった様で
朝方、怒涛の連絡がきてて怒ってると思ってたんだ。
 
  
この女性の英語がよくわからなくて
でも
消せと言うから全て消してしまった後で、
消せと言ったのは写真だけで、むしろ文章は
良かったとかってニュアンスだった様で
よく読むと感謝の文面だった。
英語が弱くてダメだね。
 
  
以下 その文面グーグル翻訳のまま
 
  
山本健さんの興味深い話をお伝えしたいと思います。
私は、指圧治療のためのパレスチナ代表として
イスラエルにある会議に出席し、私は非常にユニークな
身体的治療法を教えていた山本さんに会いました。
私たちがやった後、私は自分の知識と身体を
治療する際の印象的な方法に喜んでいたので、
歩くことができない腰と脚に問題のある
母親について話しました。
彼女は歩行器で歩くことができたが、
ほとんどの場合、彼女は車椅子に乗っていた。
山本さんは来て、彼女を治療することを提案してくれて驚いた。
彼は治療を終えた後、私たちの目を
信じることができませんでした。😳
私の母は再び歩き始めました。
彼女は再び足に立つことができました。
my私の兄弟たちは涙が吹き始めて、
私はこのことが起こったときの気持ちと
娯楽を描くことができませんでした。
私のお母さんは、ついに歩行者や助けなしで
歩くことができました!
Yamあなたの素晴らしい方法と治療法で、
私のお母さんに夢を実現させてくださった
山本さんに感謝します。
 
  
こちらの女性はイスラエルの指圧師さんだった。
以下は既に消してしまった文書を再度アップしときます。
 
  
フィンランド出張を終えた俺はイスラエルに向かったんだ。
ジャーマネ藤田マンの取ってくれたエアチケットは
そのまま帰国することは出来ず、どうしても
一泊イスラエルに泊まることになっていた。
 
  
イスラエルセミナーの親子が逢いたいと言ってくれて
俺は彼女のクルマでエルサレムまで連れて来られ
ベツレヘムまでやって来た。観光を少しさせてもらい、
母親が申し訳なさそうに質問した。
 
  
「私の母親を見てもらえないでしょうか?」
俺はモチロンと言い、お婆さんの自宅へ向かったんだ。
婆さんはほぼ寝たきりというか、
脚がゾウの様に浮腫んでおりパンパンだった。
腰から脚が全て痺れており
コリャ寝たきり状態も分かるな。
 
 
むくみがあると関節が動きにくくなり、
動かないからむくみは心臓の方へ戻っていかない。
筋ポンプが効かないかなっていくのだろう。
 
  
婆さんを立たせどこが痛いのか聞くと
案の定全部痛いのよと言った。
通訳してくれるママさんも英語が
ほとんど話せなくて苦労するんだけど、
そんなの毎度のことだから
本人の表情で読み取るしかなかった。
 
  
全ての動きで痛みのために、
何度もアラー アラーと叫んでいた。
イスラムの「神様助けて」と言っている様だった。
信仰深い婆さんきっと良い人にちがいない。
 
  
この腰から足の痺れ、
何をやってなおしてみようかと思い、
今自分の中でマイブームの
原口准教授のテクニックを使い、
先ずは痺れを取り去り
腰の痛みはKYTで無くしてみせた。
 
  
ママさんびっくり!
婆さんもアラ?なんか歩けそうね!と言いだし
立ち上がりヨチヨチ久しぶりに歩きだした。
倒れないかだけ気にしたけど、娘と孫が必死に、
でもなるべく触らない様にしながら見守っていた。
 
  
動きにくかった関節は徐々に動きだし、
脚のむくみもその場で半分に半減した。
先ほどの取り残した痛みは
関節が動きだしたことにより痛みが減り
気にならなくなっていた。
 
  
ミラクル!ミラクル!と娘は携帯電話の
辞書を片手に英語を読んで喜んでくれたし、
ママさんは泣いて喜んでくれた。
婆さんは何かあなたにしてあげたい!
なんでも言いなさい。と言いだし、
婆さんに言ったんだ。
 
  
「何も要りません。あなたが良くなってくれたから
僕は何も要りません。逢えてよかった」
と言ったんだ。
通じたかどうかはわからないけど、
この地域ではほぼ珍しいと思われる
抱擁を婆さんからしてもらった。
 
  
ふと時計を見ると既にフライト3時間前だった。
イスラエルの空港は意地悪なほどインタビューが長い。
チケットをもらうカウンターまでに辿り着くのに
2、30分は質問攻めになると聞いていた。
 
 
俺は慌てて
「ママ!ノータイム!早く空港に送って」
と言うのになかなかノロノロしちゃって、
「わかったわ、ところでKen」
「なにマママ?」
「母があなたに贈り物をしたいんですって」
 
  
と言ってへやの押入れをゴソゴソ始めちゃった。
俺はもうやばい、次の都市の患者様や
会わなきゃいけない人の顔が遠のいて行きそうだった。
 
   
「ママ!もうダメ!ノータイム」
「あったわ!これお婆ちゃんがね
刺繍したのよ素敵でしょ。コレはね。。」
「ママ!ストップ!もうダメお願いします!」
 
  
ようやくクルマに乗ってくれた。
どうにか空港に届けてもらい
もう誰もいなくなりかけていたカウンターへ
走り込みどうにか間に合って助かった。
 
  
イスラエルまた次はいつ来るの?
と言われたけど、呼ばれたら来ます。と答えた。
 
  
ワールドツアーはドキドキハラハラの連続です。
寿命が縮む様な経験もシバシバ。
それでも治療家の仕事が楽しくて仕方ないんだ。
 
  
 
で2つ目の記事が↓ ↓ ↓
 
  
先日の投稿で【奇跡はいつでも起こせる】と
エルサレムのイスラム教徒のオババの足の痺れを
見て欲しいと言われ、原口准教授の指導している技術で
俺が施術した話を覚えているだろうか。
 
  
彼女は翌日から自ら歩き出したそうだ。
長いこと痛がって歩けなかった様子だが
スタスタと家の外も中も歩いている様子が
映像で送られてきた。確か数ヶ月スタスタ
歩いているのを見たことが無かったと話していた。
 
  
でも、歩き出せれば様々な関節が動き出し、
そしてまた機能してくる。
こちらのオババは膝や腰の具合が悪く
医師に手術を散々勧められているのだが
息子娘達は今回の出来事で医師の手術に
同意しないと言い出した。
 
  
するもしないも自由なんだけど、しなくていい
手術があるならしないに越したことはないよね。
 
  
この映像を見て俺は震える程嬉しかったし、
何よりも国境を超えた、宗教を超えた人にまで
奇跡を起こせたことに震える。
 
  
動かしていなかったからどの動きも痛みを訴え、
アラーの神の名前を呼び続けたオババ。
信仰が厚くきっとこの成果は
アラーのお導きだと思っているに違いない。
 
  
考えてみて、高齢のオババにも安全に施術を行え
周りから「奇跡だ!!!」とか「手品師みたいだ」
と言われている自分を想像してみて。
 
  
これが出来るのはカラダの構造を知っているのか
知らないのかだけの差なんだ。
 
  
知っている人は奇跡を起こせ
知らない人はもちろん何も起こせない。
何も起こせない人は関節がますます
固まってきてしまい、しまいにはホントに
戻らないところまで来てしまうかもしれない。
つまり癒合や癒着だ。
 
  
正しい知識を知って欲しいし、
みんなも奇跡を起こして欲しい。
 
  
単なるマニピレーション療法ならば
痛みはすぐに戻るでしょ?
翌日の方が良くなっているのが効果だよね。
もしも未だ原口先生を知らなければ
映像も見て欲しいな。と思う。
 
  
無事に日本に到着しました。
明日からKYT東京セミナーが始まります。
今年5回目のワールドツアーを終えて、
いや、俺にとってはこの東京セミナーが
ワールドツアーの最終目的地と位置付けている。
だから様々なテクニックを
この東京セミナーで伝えたいと思ってる。
 
  
今の俺は情熱で燃えているんだ。
 
  

以上です。
文化が違うとさ、誤解を生むから慎重にならないとね。
 
 

 
 

 
 

 
 

【本日の議題】強烈な左首肩の痛み

 
 
「右を向いても左を向いても倒しても
首から肩甲骨にかけて強烈な痛みが来るんです」
と来院した40代男性。
 
  
以前もあったそうだけど1週間くらいで
自然に治っていったそうだ。でも今回は
寝落ちするが痛みですぐに目を覚ましてしまい
1ヶ月半もずっと痛みが続いていると言った。
 
  
ドクターにも見せたそうだが原因不明
とのことだったそうでお手上げだった様子。
そして1ヶ月半、俺の帰国を待っててくれた一人だ。
 
  
いつも通り動きを確認するとどうも大腰筋ではない。
スクリーニングするがどれも痛みが出続け困った。
 
  
大抵は首の動きは骨盤から下の問題が
大きく関与しているのだが一斉反応が出なかった。
 
  
胸郭のスクリーニングで初めて手応えがあった。
痛みがかなり変化したのだ。
痛いは痛いのだが痛い場所が明らかに変わる。
 
  
はじめ痛がっていたのは左僧帽筋上部繊維だったが、
最後まで痛みが取れなかったのは左肩甲骨内側縁だった。
 
  
肩甲骨は本来胸郭に乗っかっているのだが
様々な引っ張られ方をして痛みを出すことが多い。
俺はどの動きで痛みが確かめた。
 
  
すると肩甲骨を下方へ下げた時にだけ痛みが消えたんだ。
完全にこれに抵抗している。
つまり肩甲骨を上方変位持ち上げてしまっている
筋肉が原因であることは明確にわかった。
 
  
つまり左の肩甲骨のこの痛みは右の腸肋筋の
短縮により起こっていることがわかったのだ。
ここに触れた時点で胸郭が柔軟性を増し、
呼吸量が増え、腹部の筋肉が柔らかくなっていき
肩の痛み無くなってしまった。
 
  
後はエクササイズの出番だ。
痛みがなくなることを証明し、
カラダの壊れ方を説明しエクササイズを教える。
できるまで何度もやらせ、成果を聞く。
こうして出来たのがKYTエクササイズ。
 
  
アドバンスセミナーは楽しみにしていて欲しいな。
取れない痛みは無いと信じている。
 
  
中枢の問題は仕方ないとしてそこから先の
腰痛や首の痛み 肩の痛みは取れると信じている。
成果を出し患者様を喜ばせることが
本当に俺は嬉しく思っているんだ。 
 
 

【本日の議題】超ヘビー級の腰痛

 
 
大友さん(仮名)から連絡があったのは、
アメリカを横断していた時期だったから
8月が終わる頃だったと記憶している。
 
  
KenYamamoto事務局にメールをよこしたんだ。
とある都市の消防士として活躍していた四年前のある日、
腰の酷い痛みで動けなくなってしまったそうだ。
 
  
『2年前からカラダをまっすぐに起こすことも
出来なくなり痺れが出て、歩くのも腰が曲がった
ままで痛みがないという日が全くありません。
病院では神経を圧迫している部位を削り
プレートをいれて固定術というのを勧められ、
それ以外は治す方法がない』
 
  
と言われたそうだ。
消防士は痛いまま勤められるほど甘くなく、
3人の子供を育てる不安しかありません。
助けてください。
という内容の連絡をもらった。
 
  
基本俺は紹介者が居ないとみないけど、
心打たれ帰国まで待ってくださいと返事をした。
世界各国でセミナーやら施術やらで
今年5回目の世界ツアーが終わると
早速、大友さんに連絡を入れた。
 
  
そんなに酷い症状なら1週間くらい
東京楽しむつもりで来られたらどうですか?
予約は毎日詰まってますけど昼休みならみれます。
と連絡するとすぐにやって来た。
東京に3泊するそうだった。
 
  
1回で痛みを取り除き、後はエクササイズを教え込み
再発しないようにしてあげたいなと考えていた俺は
トンデモないモノを請け負ってしまったと後でわかった。
 
  
腰椎はおそらく潰れているのではないかってくらい
右へ左へひん曲がりカーブがいくつも出来ている。
棘突起の連続性がなく前方へ滑ってんじゃないのかなこれは
って感じでどの動きも ビシッと左脚全体に痺れが来る。
 
  
腰も痛みがあり、前屈は比較的マシだが
正常な直立が難しくつまりチャンと立てない。
後屈などしようもんなら両足が痺れまくり、
かなりの時間がかからないと回復しない。
うーんコレは楽しい。燃えて来る。
いや萌えて来ます。3泊あるんでしょ。
 
  
じっくりこんなのも観察したかったんですよ。
恐らく年単位で筋肉を収縮し続けていたから
TMS理論的に考えると筋肉への血行障害が、
また神経の血流量の減少で神経の酸素欠乏もあると
痙縮があるのかもしれない。
 
  
という風に考えてしまったのは
丁度仙骨レベルの帯状の不調であり、
このTMS理論が言っている冒されやすい部位と
完全に一致する痛みであったからだ。
とすると3泊ではなおらなない可能性がある。
 
  
酸素欠乏でも筋肉が損傷するということは
ほとんどないそうで、ジワジワ良くなっていく
と書かれていたのを思いだしていた。
 
  
また神経の血行障害が起きていたときは
筋力低下や知覚異常も引き起こされ
なかなか痛みが取れないことがあるそうなんだ。
 
  
でも、期間限定でこれをなおしたいと
やってきた以上最大限努力しなくてはいけない。
 
  
痛みならきっと取れる。でも出来るならば、
セルフで次に痛くなっても回復できるように
言葉だけでカラダをこう動いてみてとか
セルフケア中心に自分でなおせるようになる
ってのが理想だから、できればそれが出来るように
トライしたい。と思ったんだ。
 
  
️そして1日目の施術を始めた。
徐々に痛みが改善して来て様々な動きが
できるようになってきだした。
直立もできるようになったし、
歩行を確認して来てと俺の研究所の先にある
緑道を歩いて来させ確認した。
 
  
『痛いけど歩けます』
 
  
それを聞いて今日はここまで。
最後に言ったのは
 
  
「腰痛を治したかったら腰痛を考えない、
腰痛に支配されないことです。たかが
カラダの一部に支配されてどうすんの。
痛みにフォーカスするから痛みが自分の
中心に来るんですよ。痛みなんか無視。
それよりフォーカスするならせっかく
東京来たんだから楽しんで」
不思議な顔をした大友さんが印象的だった。
 
  
1回目で出来るようになったこと。
⚫︎直立
⚫︎前屈
⚫︎仰向けでツイスト
⚫︎しゃがむ動作
⚫︎姿勢を起こして歩行
 
  
もちろん宿題も出します。
明日が楽しみです。
一応画像も持って来ていたから
CDROMで確認しますと言ったんだ。
 
  
夜見てビックリしたよ。腰椎は予想通りというか
それ以上に潰れていて まるでホラー映像だったよ。
なんかさ、気分悪くなっちゃって見るのやめたんだ。
でも一応写メっといたのがこれ。
 
  
2日目
出来る動きが増えてやって来た。
動かなかった、いや動かさなかった
関節が動き出したからだろう。
 
  
出来る動きが多くなったというのに
歩くときの痛みは増えたと大友さん。
だから痛みにフォーカスするなってば。
だって生きているんだからさ。
良いんだよ痛くても。って感じでちょうどいい。
 
  
さて今日はね足上げ腹筋をやらせよう
と思っているのだよ。腰痛なのに。
あ、その前に背骨を触っておこうか
と触ってビックリビビンバ
全然良くなってない。
 
  
相変わらず腰椎のいくつかは潰れているようで、
棘突起の連続性がなく くの字に曲がっている。
良くあるのだが、側弯症でも症状は全くないとか
ヘルニアと診断されたのに痛くないとかって
パターンがあるし背骨のくの字は見なかった
ことにしようとシャツを下ろさせた。
 
  
ベーシックからアドバンスを駆使して
カラダを調整していく。昨日は仰臥位で足をピンと
伸ばしただけで痺れていたが今日は痛みに変わった。
その姿勢から足上げ腹筋をやらせてみた。
 
  
出来た。
今度はまるまる姿勢から脚を伸ばし降ろしていく。
これは激痛だったがアドバンス理論から紐解いていき
腹部の緊張を解いていく。肋間神経のテクニックだ。
 
  
脚を下ろしすときに痛いのだから腹筋を使うはずだが、
腹部を弛めると足上げ腹筋も丸まってから
膝を伸ばして降ろすのも痛みが無くなった。
 
  
今日は散々歩かせた。歩き方がなっていない。
まぁしょうがないよね。4年間痛かったんだから。
「まぁ痛いのを楽しんで」
というと一瞬不快な顔をしたのが今日の印象的だった。
 
  
2日目に出来るようになったこと。
⚫︎足上げ腹筋、笑
⚫︎仰臥位で脚を伸ばしたままカカトで支えながらお尻を浮かす
⚫︎スクワット
⚫︎正しい歩行の理解
⚫︎早歩き(数年ぶりだそう)
 
  
恐る恐るシャツをめくって見たんだ。
あれっ?背骨は相変わらず腰椎は前方変位
しているもののくの字が殆ど無くなっている。
結構いけんじゃね?
というか足上げ腹筋出来たのには驚いた。
明日は走ってみせる。
と俺が宣言し大友さんは帰っていった。
 
  
背骨が真っ直ぐなってきて何度も俺が触って、
かなり良くなってますよ。って伝えると
そうですか?って笑った。
 
  
大友さん表情が明るくなられて、俺は嬉しいな。
俺自身も酷い腰痛で寝込んだ過去があったからね。
腰痛の人の気持ちがよく分かるんだ。
消防隊員は日々訓練しているからさ
3日目は走らせるのが出来れば徐々に
復帰できんじゃないかなと考えている。
 
  
3日目
出来ることが増えて来ている。
「昨夜は東京に出て働いている友人
と一杯やりに行って来ました」
 
  
「腰痛の話とかばかりしてないでしょうね?」
 
  
「始めは腰痛の話で東京来たって話から
でしたけど、あとは別のことを話してました」
 
  
「おーーーそれは凄い。痛みが忘れられて
たんだから楽しかったんじゃないですか?」
 
  
「はい、楽しかったです。あと今朝
もサッカー関係の人と会ってまして」
 
  
「ああ学生時代サッカーやってたんですもんね」
 
  
「そうなんです。で、会うなり、アレ?
真っ直ぐ立ってますね。って言われて
気がついたんですけど大分外見から見ても
良くなっているみたいなんですよね」
 
  
「そうそう、さっき歩いて来るのを
見ましたけど普通に見えましたよ」
って言うと嬉しそうだった。
 
  
「ちょっとこっち来て、腰を見せてくださいよ」
恐る恐るシャツをめくって見た。
 
  
アレ? 意外にも真っ直ぐなままだ。
昨日帰って行った時のままくの字が
ほぼ無くなっている状態になっている。
 
  
「だいぶいいな。じゃベッドに寝て足上げ腹筋やって見せて」
イタタタっって大友さん。
「え?痛いの?昨日できたのに」
 
  
背骨は大分真っ直ぐだがこの痛みはまた痛くなっている。
大友さんは愕然としていた。痛みが戻っているからだ。
絶望の顔が一瞬見えた。
 
  
「大友さん、こんなの問題ないって。
痛いには必ず原因があるんだ。それを証明するよ」
そして痛みの原因を紐解いていったんだ。
 
  
「大友さん 同じ運動を昨日はできて今日はできない
と言うのは大した問題ではないんだ。問題なのは
これで悲観すること、そして動かさなくなることなのね」
 
  
「でも、痛いんです」
 
  
「平気 痛みは今から取るからさ」
腹部の緊張を取っていく。もちろんKYTで。
 
  
するとどう?
「足上げ腹筋やってみて」
スルスル膝を伸ばしたままカカトがベッドから離れ
直角付近からクルリンと膝を抱え丸まっって見せてくれた。
痛くなさそうだ。今度はその逆を行う。
膝を伸ばしたまま直角から降ろしていく。痛くない?
 
  
「い、痛く、ない、ですね」
言葉は慎重に選ぶ様にだったけど、
これで大分理解したようなんだ。
 
  
「痛くてもいいんだ」
って。ちょっとしたコトで痛いだけなんだ。大
したことではないって思いだしたようだった。
 
  
「さっき痛かったのに今は平気なのを説明するとこうだよ。
物事には順序があるんだ。運動でもそう。お腹の緊張が先、
その後腸腰筋とかが収縮しだして大腿四頭筋が収縮して
足が上がりだす。でも、腰痛が今まで激ししかったからさ、
最初から最後まで腹筋が頑張りすぎちゃってそれが背部の
筋肉も大臀筋も固くしちゃってたんだね。この足上げ腹筋
の運動は、腹筋の短縮する期間が決まっているのに
初めから最後まで短縮してたから背部や臀部はずっと
緊張しっぱなしだった。だから痛かったんだね。
ちなみに腹筋の硬さはスタミナにも影響するんだ。
だからいつも腹筋が固くていい理由はない」
 
  
「筋肉が動く順番が決まっているんですか」
 
  
「そう、後ろに脚を上げる場合もハムストリングって裏モモ
の筋肉とお尻の筋が担当する位置がだいたい決まってるんだ。
ハムストリングの自己主張が強いと大臀筋は甘えて働かなくなっていき、
頑張りすぎのハムストリングは疲れて動かなくなっちゃうんだよ。
ハムストリングの肉離れする人なんかはそれだよね。
幼児の歩き方はね、スネの前側と後側を同時に使うんだけど
成人の歩き方は前脛骨筋といってスネの前側が働き終わる頃
ふくらはぎが働きだすんだよね。幼児はスタミナがないけど
成人は歩き続けられるでしょ。大友さんの場合は腹筋が
自己主張が強すぎたんだね」
 
  
俺は痛いには痛い理由があるんだ。
それを知って安心して欲しいなと思って言ったんだ。
 
 
痛み=不安→安静 ×
痛み=良くない動き→正しい動きを学び動き続ける ◯
 
 
大友さんを連れて外に出ていきしばらく一緒に歩いた。
昼間の緑道を歩くのは気持ちいいもんだ。
俺も久し振りに緑道を歩いて爽やかな気分になった。
大友さんだってそうなハズだ。ねぇ?と振り返ると
 
 
「えぇぇ?なんですか先生」
と痛そうに歩いていた。
 
 
「大友さん痛いの?」
「えぇかなりコレでもマシなんですけど
この背骨の下の真ん中が痛いんですわ。
そこから太ももの裏に痺れと鈍痛が・・」
 
  
不安そうな顔が得意な大友さん。痛いのは仙骨だった。
そして痛みは両側に広がり痺れは左側だった。
 
  
「大友さん、全て理論で説明できるって
言ったじゃないですか。だから安心していいよ」
 
  
「えぇぇ?何ですか?」
大友さんはそれどころではなさそうだった。
 
  
俺は立ち止まって大友さんの仙骨や
足の痛みと痺れを分析して説明した。
 
  
「右のハムストリングをストレッチしてみて。そしたら
間違いなく右の臀部から裏モモの痛みは消えるからさ」
 
  
ストレッチするのも大変そうだった。
俺は基本静観している。
だって明日地元に帰るんだからさ、
俺が居なくても平気なようにね。
出来る動きから裏モモを伸ばさせた。
 
  
例えば、右のカカトをベンチに乗せて
爪先を上げ下げさせたりした。
右の太ももと仙骨の痛みはだいぶ和らいだようだ。
 
  
「ホンマですね〜」
歩いてみたが痛みはなかった。
 
  
次に左側の脚のシビレと痛みについて解説をした。
コッチは今均等な動きにしようと努力している
最中だから伸ばされていた筋肉が急に縮もうとして
上手く使えていないんだよ。
 
  
で、変な緊張があるだけだから股関節を
守ろうとしているだけ。だから特に何もしなくても
いいから大股で早歩きしているうちに平気になると思うよ。
しばらく一緒に歩いているうちに大友さんが言ったんだ。
 
  
「あぁホンマですね〜〜」
痛みには理由があることを知ってさえすれば恐れることはない。
歩きがスムーズになって来た。
 
  
今なら走れるに違いない。
「大友さん!走るよ!ついて来て」
背中をパシッと叩いた。
 
  
「えぇぇーー?走るんですか?」
 
  
「そうだよ消防士さんは毎日走ってるっしょ」
 
  
「そうですけど、走ったことなくって最近。。」
 
  
俺は走り出した。
大友さんは無言でついて来た。
足音でわかる。ついて来ている。
200メートルほど走った。
俺も久しぶりに走った。
気持ちいいもんだな。ねぇ大友さん?
 
  
「えぇぇーー?何ですか??」
痛そうにしている大友さん。
 
  
「何?痛いっすか?」
「ハイ、はぁはぁ痛いです。痺れて来ました。
あと着地の衝撃で腰が痛いんです」
 
  
「でもさぁ、大友さん走ってたね。凄いじゃん走ってたよ」
「痛いんです」
「痛いんだろうね。でも走れた。うんうん凄い凄い」
「ココが痺れて、ここが痛くて」
 
  
ネガティヴには耳を貸さない俺。
ネガティヴを吐き出したあと一緒に歩きながら言ったんだ。
 
  
「大友さん社会復帰するんだよね?
消防士さんは毎日走って筋トレして人を
助けるために本当にすごい訓練するんだよね。
だから走れるようになって凄いよ。そりゃ痛いっしょ。
だって使わない筋肉を使ったんだからさ」
 
  
「でも痺れが、」
「だからぁ 理由はさっき言った通り、
いいからさぁ右のハムをストレッチしてみて」
 
  
大友さんの痛い理由も痺れの理由も俺には見えている。
いろんな検査したからね。
 
  
「あぁ、イイですね」
イイねイイねそうそうその調子
 
  
「大友さん、早歩き、しかも大股」
俺は大友さんの前を歩き出した。
 
  
「大友さんイイ調子じゃん。
そのまま走ります。付いてきて」
大友さん走りについてきます。
大友さんさっきとは明らかに表情が違います。
 
  
「俺もさ久しぶりに歩いて久々走りましたよ。
大友さん来なかったら走ってなかったな。
きっかけくれてありがとうございます大友さん」
 
  
「先生 走っていると。。」
ネガティヴか??
 
  
「先生 走ってると風が吹いて気持ちいいですね」
大友さんは痛みよりも痺れよりも走るのを楽しみ出したんだ。
驚いた。ポジティブなってんじゃん。
痛みの支配をくぐり抜けたな。
 
  
思えば俺も大学生のときに大学病院で、
「2度と痛みがなくなることは絶対ないからね
上手く痛みと付き合っていって。
運動?ダメダメすぐに中止して。
車いす生活になっても責任もてないよ」
って言われたの思い出した。
 
  
ネガティヴ以外何もない世界だった。
しかも数ヶ月。ドン底状態だった。
だって体育学部の学生だったのに運動中止って、
それはつまり退学を示していたから。
 
  
ポジティブになれたと言うより、痛いのを
忘れさせてくれる友達がいたことが救いだった。
痛みの支配を卒業できれば
痛みを忘れられる時間が長くなり
普通の生活ができ、やがて俺は柔道の練習を復帰し、
全日本サンボ選手権も出ていた。
 
  
そんなことを思い出しならが大友さんの隣で走っていた。
大友さんもこのまま社会復帰してくれることを願う。
痛みは怖くないコトを理解し出した。
 
  
「大友さん楽しそうっすね」
 
  
「そうですか?痛みとか痺れは気のせいかな?
って思うようにしてみました」
 
   
「そうそう、理由があるんです。痛みは怖くない。
痛みすら自分の一部であり、自分の痛みすら好きになれば
支配される側から支配する側になれたことになりますね」
 
  
「痛みに支配されるのではなく、痛みを支配する。ですか」
 
  
俺は大友さんに痛いかどうかなんかもう聞くのをやめた。
俺は大友さんが痛いと言うのをふうぅぅん。と聞き
その理由を説明する。
どんな痛みも、説明されこうすると
痛くないでしょと証明されてしまう。
 
  
そのうち、
『もしかしてヤマモトの言う通り俺は大丈夫なのかも』
と不安がなくなってくる。
 
  
俺の腰痛研究所に戻り、
痛みをとり立たせた大友さんは言ったんだ。
 
  
「凄い楽です。このまま故郷に帰りたい」
そういう大友さんに俺はもう一度
あえて走ってきてと言ったんだ。
 
   
「えぇぇーー?今からですか?」
せっかく痛くなくなったんだから
大事にホテルに帰りたいという気持ちと
今なら走れそうだ。という気持ちが
交差しているのを俺は見ていた。
 
  
大友さん次第だと思っていたら。
「行ってきます」
といって外に出た。さすがは消防士さんだ。
 
  
部屋を出る前に
「5分くらいでイイからね」
と言ったが10分後に帰ってきた。笑
 
  
相変わらず痛い、重いと言って帰ってきたが
その表情は以前とは違い、痛みも重いのも
痺れも大丈夫って顔してた。
 
  
その痛みの状態を俺がこうしてみて、
ああしてみて、とカラダを動かさせて
全ての痛みを自分で取ってしまった。
 
  
俺が近くにいればいつでも見れるけど
そういう訳にはいかないのだ。
自分で治す方法を学んでもらわないとね。
 
  
明日最後に午前中カラダを見せにきて、
そのまま羽田空港に向かい地元に帰るそうだ。
出来るようになったことを数えると自信になるし、
何よりもあの時の痛みを懐かしむ余裕だって出てくる。
つまり痛みは懐かしく甘酸っぱい
初恋の様な記憶と何ら変わらない。
 
  
3日目に出来るようになったこと。
⚫︎痛みには痛い理由があると言う理解
(痛くても大丈夫。ナゼならば理解痛みは
理論だって無くせる証明を体験した)
⚫︎動くには筋肉が働く順番があるという理解
(これが混乱すると何をしても痛い)
⚫︎早足、大股歩き
⚫︎走る
⚫︎痛みに支配されないで痛みを支配する側にいるという理解
 
  
4日目
大友さん、朝起きる時が痛いと言っていた。
いつもはうつ伏せで寝ているらしいけど、
仰向けで寝るように言ってみてたんだ。
 
  
背中の反りがきついからそれを埋めるように
仰向けで寝るように言ったんだけど、
きっと上手くいかなかったに違いない。
 
  
眠りのときは脱力していて、寝返りとか
うてない人はその状態で固まってしまう。
つまり反りがキツイままで寝てしまうと
朝、反ったままで固定されてしまっていてしばらく痛い。
歩き出すと良くなるパターンは大抵そうだ。
 
  
「大友さん今日は最終回ですね。今日でサヨナラです」
 
  
「また先生が日本にいるとき来たいです」
 
  
「大友さん アウトォ。ネガティヴ発言。
痛みは無くなっていきますよ。だから
2度と会いませんサヨナラが正解です」
 
「そうでしたそうでした」
今日の最終回は全ての痛みは自分で処理できる。
の理解だった。
 
動いてもらって痛い動きを探す。
「こうすると ここが痛いです」
 
  
「大友さん、そこが痛いからどうするんでしたっけ?」
 
  
「先ずは、落ち着く。そして仙骨の痛みは
脹脛の短縮の可能性がある。でしたよね」
 
  
「そうそう、だからセルフでやるケアは?」
 
  
「こうでしたっけ?」
そうそう大友さんいい感じだ。
 
  
それが終わると俺は大友さんを外に連れ出して
「今日は最終回だからね、全速力で競争しましょうよ」
 
  
「えぇぇーー?なんですって?」
 
  
「全速力でね、競争ですよ」
 
  
「えぇぇーー分かりました」
俺たちはヨーイドンで走り出した。
 
  
俺なんか全速力で走るなんて10年以上ぶりなんだけどね。
大友さんも数年ぶりだった。
途中までいい勝負だったけど、大友さん途中で
「あぁあぁ痛い」
とか言ってスローダウン。
最後まで走りきれたけど痛いと言った。
 
  
昨日みたいに腰椎が衝撃で痛いというのはなかったけど
また仙骨のレベルだけ後ろ半分が痛いと言った。
どうやらホントにTMS理論の通りの血行不良による神
経症状と一致しているようだった。
 
  
一旦酸素欠乏になると。。て正論を言っても
そんなことを言ったところで仕方ないの。
 
  
「大友さん、ほら昨日の通りそこが痛い
なら、どこが関連しているんだった?」
 
  
「ええぇ、えっと、この時は えええぇっと」
 
  
「大友さんここですよ」
とアドバイスしてセルフケアを行わせた。
ネガティヴな人に冷たいの、俺って。
 
  
痛みが引いて来て大友さんの走り方を確認した。
膝が内側に向かって上がり内巻きに
走っているのを二人で動画撮って確認した。
 
  
こういう1つ1つをなぜ痛いか。
なぜ痺れるかを回答し続けていき、
大友さんは顔に自信を取り戻していった様子だった。
 
  
足上げ腹筋も、苦手な動きも出来るようになった。
仰臥位で丸まり膝がおでこに着くようになり、
尻上げブリッジも綺麗に弧を描けるようになった。
 
  
こうして動かなかった関節を1つ1つ動くようしていき
それは筋肉の血行を高めるだけではなく
血行不良だった組織にも栄養と酸素が届き出し、
近い将来痛みがなくなるストーリーが俺には見えた。
 
  
今痛みをどうにかしてという願いだけなら
どうにでもなると思うけど、
問題は俺がいなくても平気なんです、という自信と
消防士としての誇りを取り戻すことだったから
今日は殆どがセルフで口先介入だけで行ったんだ。
 
  
でも、起立筋の溝は真っ直ぐになり
背骨を辿る指は一直線となっていた。
俺の次の出張予約の時間が来て別れの時間となった。
 
  
「先生 また。。」
と言いかけて口を押さえた大友さん
 
  
「大友さん、またはないことを願いますよ」
俺はニヤリとしガッチリ握手すると大友さんは羽田空港へ
俺はバイク置き場へと向かって別れた。
 
  
痛みが全て取れたわけではない。
でもね直立できなかった姿勢も足上げ腹筋も
全速力の駆け足もカラダの柔軟性も出来る
ようになった自分を思い出せれば、
完全に今までの大友さんでは無くなっている。
 
  
痛くても、なんか平気なんだって思えるように
なったのなら大きな一歩だったと言える。
そして痛くても自分で痛みは取れるんだと思える
ようになったのならこんなに素晴らしいことはない。
痛くてもなお自分を好きでいてあげてね。という言葉を
3日目の最後に言ったのを時々思い出して欲しい。
 
  
大丈夫。
きっと大丈夫。
大友さんはもう大丈夫に違いない。
 
 

 
 

 
 

 
 

【本日の議題】KYT東京セミナー秋の陣2日目

 
 
今日も全国各地から沢山の先生方が東京に集結した。
 
  
KYTが世界中に広がって行くのは解剖学、運動学から
なっていて更に力学であるタメに俺が施術しても
今日習った受講生の先生方が施術しても同じ効果が
出るのが良いところであると断言できる。
 
  
上を向くと肩から首に掛けてビリビリ痺れるという先生、
また別の先生は手の先まで痺れていた。さらに別の先生は
ジッとしてても首が痛いというムチウチ状態だった。
 
  
それを『カラダに触れないで痛みを取る』
テクニックで全快してしまった。
KYTnewベーシックは12種類のテクニックで
成り立っているのだが、前半の4〜5つ目で
ほぼ全ての受講生の痛みが無くなってしまって
モデルがいなくて困ってしまった。
 
  
中でも北海道から参戦してくれた先生は
座ってるだけで腰が痛くなってビーンと痺れて来る。
座敷なんかに座ってらんないという症状だったけど
前半で良くなってしまいセミナー後の懇親会の座敷の席で
 
  
「Ken先生、私座ってられなくて飛行機で
とても辛かったのに今何分でも座ってられる
ようになりました。同じチームの先生方に
お世話になったと同時にKYTベーシックホント凄いです」
 
  
と何度も何度も握手をしに来てくれた。
とにかくこの先生の症状は俺が触ったことがない。
今日習った先生同士でなおしてしまったことになる。
ちょっとでも座ろうもんならお尻から脚にかけて
痺れるなんて症状は季節の変わり目とか、冬に多いいよね。
 
  
KYTは力学という事をなんども証明できて
皆がKYTニューベーシックの破壊力に
驚いてくれて今日も絶好調の1日だったよ。
 
  
旧ベーシックでも、斬れ味最高と言ってくれていたけど
newベーシックは45%手技を変更したからね。
まだ受講出来てない先生は是非受けに来てね。
 
  
今秋の日本セミナーは瞬殺で埋まってしまったけど
来月オーストラリアセミナーがあるし、
来年早々にあるハワイセミナーや
ヨーロッパセミナーにも是非参加してほしい。
もちろん来春にKYT日本セミナーも
行う予定なのでそっちにも是非。
 
  
でもね、アドバンスはこんなもんじゃないよ。
アドバンスセミナーこそKYTの真骨頂でもあるから、
そっちも一緒にいつか学びに来てね。
 
  
KYTで良くなった‼️なおった‼️とか
自分で言うのなんか言い飽きちゃったけどさ、
受講生の皆が症例アップしまくって
くれてるからさそっちも読んでください。
 
  
喋り倒した7時間
既に今日も声が出にくくなってしまいますた。
 
  
今日参戦された先生方!
社会貢献マァーーーックスで
お願いしマックスな感じでデラックス。
来週参戦の先生!楽しみにしててね٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
 
 

 
 

 
 

 
 

【本日の議題】サッカー選手の怪我とKYTと原口准教授 が教えるスーパーテクニックと焼肉の話

 
 
マニラからこんにちは。
スポーツ選手に呼ばれて遥々海を渡って来ましたよ。
 
  
今回の選手はサッカープレイヤー。
フィリピンサッカーリーグは今年から
正式にJリーグみたいに始まったんだって。
で、多数のサッカーチームがあるんだけど
多くの日本人プレイヤーが
フィリピンリーグにも在籍しているんだ。
 
  
タイのサッカーリーグも大きいけど今後
フィリピンもタイみたいに発展していきそうだよ。
実際フィリピンサッカーのポテンシャルは高いそうなんだ。
 
  
Jリーガーだった選手をはじめ、大学を卒業して
海外サッカーにトライしに来た選手もいた。
サッカー選手だけじゃないけどさ、
スポーツ選手は自営業者みたいなもんだよね。
自分の才能で稼ぐという自己責任な
感じが大分オトナな感じでカッコいい。
 
  
彼らの自己責任の覚悟が決まった
海外サッカーチャレンジだけど、
やはり怪我は付きモノだよね。
 
  
今回呼んでくれた選手達は以下の通りの怪我だった。
⚫︎股関節が痛いと言っていた選手はシュートを放った
時にバランスを崩して股関節捻挫をしてしまった選手。
 
  
⚫︎恥骨と下腹部が痛く全力でボールを蹴るなんて
とても出来ないと言っていた選手もいた。
仰臥位で頭を持ち上げるというか浮かすだけでも
かなり恥骨と下腹部が痛いと言っていた選手。
サッカー選手がよくある痛みでもある。
 
  
⚫︎3日前の試合中に相手選手にスライディングされ、
下肢を膝を中心に外反させられてその際にバキッて音がして、
膝が腫れてしまい痛みのために歩けない。
座ってもたってもズキズキするという選手。
 
  
⚫︎膝蓋骨の下やその中が痛く膝蓋靱帯の中も痛い。
また足根管症候群と診断された症状もあり股関節が
固く思うように数ヶ月プレイ出来ていないという選手
 
  
KYTアドバンスをもってすれば1人15分以内に
全ての痛みが解決してしまうんだ。
良かったら動画をみてよ。
彼らが驚き喜んでくれている動画を見ることができる。
 
  
⚫︎股関節の捻挫の選手は骨盤に触れている
うちに捻挫の痛みがなくなってしまった。
 
  
⚫︎恥骨と下腹部が痛いと言っていた選手は
背部に側弯までいかないがカーブが出来ており、
そのカーブをなおすと恥骨と下腹部の痛みは消えた。
 
  
⚫︎3日前に膝を過外反に強制され歩くのも
ままならなかった選手は10分後走り出した。
膝の腫れは多少残っていたが痛みはなく
自然に腫れも自然に吸収されていくに違いない。
明日から練習に復帰できると喜んでいた。
 
  
⚫︎膝蓋骨の問題を抱えている選手は原口准教授が
教えている膝関節のテクニックで痛みは消えた。
でも根本を考える時足関節と股関節の問題も
合わせて取り除いた。
またこの選手も背骨にカーブを認めたため
KYTアドバンステクニックでサクッと正した。
すると動画の通り、痛みは全て消えてしまった。
 
  
俺は彼らにたんまりと昼も夜も
焼肉をご馳走になってしまった。
彼らの期待に応えられて幸せだし、
またいつでもマニラにも遠征しに
来たいと考えたんだ。
 
  
彼らのチームには怪我人がまだまだいるそうだ。
そして今後怪我をした場合どうしたらいいだろうか?
という話になり、俺がいつでも見にきたいけど、
いつでもスタンバッテられない。
だからKYTフィリピン代表のチンコ先生
(チンコ=本名です)を呼んだんだ。
 
  
「ねぇチンコ、チンコはアスリートを
自分のクリニックでたくさん見ているだろ?」
 
  
チンコクリニックはマニラに2箇所もあるんだ。
チンコ先生はね、フィリピン代表も選手も
沢山見ていてフィリピン代表が海外で
試合するときも帯同して行くんだ。
 
  
だから信頼のチンコに見てもらいたいと思って
(チンコ=本名です)チンコクリニックが
終わる時間まで待ち、一緒に食事をしたんだ。
 
  
チンコのやつ最初は緊張していたけど、
今回の4名の中にサッカーフィリピン代表
だった選手もいて、チンコのクライアントと
代表選手が知り合いだったこともあり
ダンダンと顔がほぐれてきた。
 
  
チンコ先生4名をだいたい1時間くらいで
見終わった話やどんなに酷い症状だったのが
無くなったのか聞いて別れ際俺に囁いたんだ。
 
  
「Sir Ken 来年はマニラでアドバンス
テクニックセミナーもお願いしたいです」
 
  
チンコのやつ興奮してたなぁ。
 
  
「それからSir Ken 僕の名前はチンコ
て言うよりティンコなんです」
 
  
と発音が難しいけど指導してくれたよ。
 
  
「分かったコレからはティンコ先生と呼ぶから」
 
  
ティンコはたらふく焼肉を食べて談笑し、
そして刺激を受けたのかKYTを改めて
フィリピンに広げる約束をしてくれ帰っていった。
 
  
フィリピン。俺にとってはとても縁のある国なんだ。
 
 

 
 

 
 

【本日の議題】サッカーフィリピン代表 峯岸光選手の足の怪我

 
 
フィリピンマニラからこんにちは。
東京セミナー期間中で大変緊張している
期間ではあるんだけどね、なぜかフィリピン。
 
  
先日のサッカーのフィリピンリーグ参戦中の
日本人選手の紹介で、今日はカタールの
ドーハから帰って来たばかりの
フィリピン代表選手が施術を受けにやってきた。
 
  
彼の名前は『峯岸 光選手』フィリピンと日本のハーフで、
今はフィリピン代表に選ばれプレイしている。
 
  
彼の怪我は足首だったんだけど、
数ヶ月うまく足関節に力が入らない状態で
テーピング固定してどうにかサッカーをしてきた。
 
  
驚いたことに踵を付く動作も痛みが出て
力が抜けると言った。正座も無理だった。
つまり足関節底屈が無理。
足首が固まっていて症状は足根管症候群
と言われていたそうだ。テーピング無しで
ボールを蹴っ飛ばすのは怖すぎると言っていた。
 
  
峯岸選手は半年くらい前は反対の足首の
具合が悪いといって、マニラから俺のいる
セブ島まで足を見せにきたのを思い出す。
 
  
言うまでもなくサッカー選手は足首が命だ。
でも峯岸くん足首痛くても代表になれちゃう
くらいのセンスの持ち主らしく、これさえ治れば
もっと凄いパフォーマンスを出せるはずだ。
 
  
俺は足首の硬さを確認することはした。
あと痛い部分もどこなのか、
どうすると痛いのかも確認した。
 
  
でも後は殆ど足首に触れることなく、
むしろ集中して対側の下肢を施術しまくった。
痛みは半分になり、でもボールの代わりに枕を
全力で蹴とばさせたら痛みはまだあると言った。
俺はこのときの骨盤の動きを見ていたんだ。
 
  
骨盤を微調整した。
「もう一度枕を蹴ってみてくれ」
バコっと
「あれ?痛くない!!」
何度も枕を蹴飛ばして確認して嬉しそうだった。
 
  
スポーツ選手は自営業者だ。
カラダは自分でケアしていかないといけない。
怪我は治ってもパフォーマンス
が落ちればお払い箱行きだ。
スポーツ選手を触れる時、選手生命
を考えながら触れないと可哀想だ。
スポーツ選手も本気で治したいならば
治せる治療院に行くべきだ。
 
  
つまり、チームの専属がいるからとか
そう言った話ではない。なぜならば
早く故障を治さなければ、もうポジションは
自分の元へ戻ってこないかもしれない。
 
  
その場合、専属のトレーナーが選手の
何を支えられると言うのだろうか。
自分でなおせない、見切れない
と分かった時点で、どこかいい治療院や
クリニックを勧めることの勇気を持って欲しい。
トレーナーの仕事はさ、選手のためなんだからさ。
 
  
最後にもう一度微調整をして、
「もう一度枕を蹴飛ばしてみてくれ」
と言ったけど峯岸くん
 
  
「もう蹴らなくても痛くないってわかります。
早く明日サッカー練習したいです」
と言って笑った。
 
  
また峯岸くんを連れて来たのは2日前にみた
フィリピンリーグの選手達で彼らの痛みも確認した。
 
  
下腹部、恥骨の上が痛いと言っていた選手は
ボールを蹴った際にまた痛みがぶり返したが
今日の施術で恐らく完全に近い感じで痛みが取れた。
もう彼の痛みは戻ってこないと思われる。
 
 
 
また股関節を捻挫した選手は股間の痛みは
戻ってこないと言って通常の練習に復帰している。
 
 
 
選手の症状と正面から対峙して
真剣勝負のこの緊張感が堪らないんだよな。
ここまで来るのに24年もかかっちゃったけど、
今は沢山の選手に囲まれて幸せを感じているんだ。
 
 
 
KYTは力学だから学べば誰でも
必ずその時点から成果が出せる。
オリンピックもじわじわ迫っている。
是非選手を救いまくって欲しい。
その手技がKYTならばこんなに嬉しいことはないな。
 
 

 
 

【本日の議題】極真空手の選手と側湾症とアマレス選手とその他の方の施術

 
 
世田谷の僕の腰痛研究所からこんにちは。
極真空手という競技は最強を売りにしていることで
有名だけど稽古は激しく、でも一旦腰を壊すと痛みを
堪えながらサウンドバックを蹴ったり殴ったりするから、
痛くないように手打ちになってしまったり、
腰を入れての蹴りの練習はできなくなっていく。
 
  
つまり、そんな練習なら変な癖ができるだけだから
やらない方がマシだ。僕もさUWFの田村潔司さんのジムで
総合格闘技やってたから、少しは分かるんだよね。笑
 
  
とにかく極真空手の選手◯辺さんはだいぶん前に
連絡をくれ、俺の帰国を待っていてくれたんだ。
ひどいとにかくひどい腰痛だと切々とメールで語っていた。
 
  
3連覇を懸けている大会も近く練習が出来ない。
◯辺さんのメールの内容から必死さが伝わって来た。
 
  
俺はいてもたってもいられなくなってさ、
帰国の次の日、つまり今日ならセミナー前日で
少し予約が空いているからとそこに入れ込んだんだ。
 
  
〇辺さんは
「知り得る全ての腰痛の治療院に通ってみました。
でも全く良くなる気配がありませんでした。
痛み止めだとか睡眠誘導薬が一番カラダの
副作用のダメージがキツかったです。
整形外科ではヘルニアと言われています」
 
  
カラダを触れるとホントに運動神経が
良いんだろうなという筋質をしていた。
力を入れると岩のように固くなり
力を抜かすとホントに柔らかい。
 
  
検査を一通りして俺が言ったのは
「〇辺さん。怒るかもしれないけど
腰痛は大した問題はないですよ」
 
  
俺は力を抜かせた状態で骨盤に
触れ脚を動かした。3秒だった。
 
  
「はい、コレで痛かった動きをやってみましょう」
「えぇぇ?」
 
  
〇辺さんは変な声を出した。
これだけ?という不満の声なのかも知れないし、
ま、まマサカって期待の声にも聞こえた。
 
  
俺は先ほど痛くて仕方なかった動きをさせてみた。
全ての痛かった動きの痛みは半分以下になっていた。
〇辺さんは驚いていたけど、
 
  
「だから言ったでしょ。大したことない腰痛かもって。
その証拠にまだ一技で痛みが半分以下になったでしょう」
 
  
と言うと、大きく頷き俺を信じてくれ出したのが分かる。
〇辺さんの腰痛は骨盤がこう曲がっているじゃないですか。
だからこうしたんですよ。
と言うとカラダのカラクリに非常に驚かれた。
 
  
10年痛い腰痛は15分程で本人が言うには治ったと表現した。
痛みにフォーカスしすぎている人はホント治りりにくいんだよ。
だから、痛みにフォーカスしないようにアドバイスを加えた。
寝方も、エクササイズも、心の持ち様も分かってくれた。
 
  
もう〇辺さんの腰痛は戻ってこないだろう。
たとえ戻ってきても大丈夫だ。
だって自分で治し方も知っているし、
第一痛みは怖くないよ、
 
  
カラダか問題があるよと信号をくれて
いるんだって思うようになれたんだ。
痛みありきな生活、痛みに縛られている生活、
もっと言うと痛みに支配されてる生活状態
だったけど今は違う。
 
  
痛みとはカラダの正常な信号であり、
どっか動きにくくなった関節があるんだってカラダが
教えてくれているんだって考えられるようになったんだ。
 
  
〇辺さん、シャドウを軽くして見せてくれて
「全力でサンドバックを蹴れそうです」
と言って、跳ねて見せてくれた。
 
  
「凄いカラダが軽くなった」
を連発し階段をピョンピョン降りて行く
〇辺さんは嬉しそうだった。
 
  
レスリングをしている高校生がやって来た。
iPhoneのカレンダーでフィリピンで
何時から〇〇さん予約と入れておくと
ご丁寧に時差が直されてしまい結果予約の
時間がダブルブッキングになってしまった。
 
  
フィリピンとの時差は1時間あり例えば11時予約と
入れると日本に帰国すると12時に変わっているんだ。汗
 
  
レスリング高校生を散々待たせた上に
ダブルブッキング。最悪すぎ。
とにかく彼はお父さんとやって来た。
 
  
彼も海外出張から帰国を待っててくれた1人だ。
なのにダブルブッキング。。ホントごめんなさい。
と言うと分かってくださった。汗
 
  
彼は右の大臀筋が痛いと言ったんだ。
普通に立ってても痛い。
 
  
背中を見ると驚いたことに右の背中が
凹んで左の背中が指3本程も出っ張っていた。
コレは痛いだろうね。
 
  
お父さんにその凹み具合を見てもらい
俺はこのタイプが出来ない動きをやってみて
と言ったんだ。やはり骨盤の動きが悪かった。
レスリングの構えをやってごらん。
「こうです」
彼は右足を一歩前にし左脚を後ろに下げ前かがみになった。
 
  
やはりそうだ。
左の大腿四頭筋が固まりすぎていた。
タックルに入り込む時に必要なのは
膝関節屈曲位からの伸展が突進力になるから
後ろ側の下腿三頭筋と大腿四頭筋を強く使ってしまう。
これが骨盤の動きを制限してしまっているんだ。
ここをリリースするとたちまち痛みは消えてしまった。
 
  
機能構造的に考えて見るとよく分かるね。
彼はとても優秀なレスラーらしい。
きっと彼はインターハイを手中に収め
東京五輪のタイミングがちょうど良い感じに
なるんじゃないかな。笑
 
  
お父さんにこの痛みはここをしっかり解してください
と伝えたから、今回の痛みはもうこれで解決だと思うんだ。
 
  
側弯症って言われるとショックだよね。
でも軽い側弯は結構な人々が持っているもんだから
それが酷くなったもんだって考えたら良いんだ。
でも驚いたことに背骨が曲がりまくっているのに
痛みを感じたことがないという人もいるのが事実だからさ、
背骨が曲がってても痛くないのなら異常だと
思わなくて良いんじゃないかなとも思い始めている。
 
  
側弯の人がやって来た。
この人も俺の帰りを待っててくれた1人だ。
連れの人がいたんだけど殆ど真っ直ぐに
なった背中を何度もなぜて驚いていた。
 
  
他にも股関節が痛いという63歳のオジさんがやって来た。
こんなのKYTベーシックでサクサクの
サクッて感じで痛みがなくなってしまった。
 
  
手の痺れの人がやって来た。
デスクワークたけどKYTベーシック
だけで痺れも痛みもなくなった。
 
  
こんな感じでスポーツ選手や一般の方々に
囲まれて俺はね世界中どこにでも
クライアントさんがいてとっても幸せなの。
 
  
何年痛いとかKYTには関係ないからさ、
ババンと今日もサワやか爽快マックス。
後半3つの症例はさ力尽きて雑だよね。笑
今度ちゃんと書きまーす。
今日のセミナーも頑張りまーす。
 
 

 
 

◆過去最高傑作 KenYamamoto最新手技DVD Level7完成です!!!◆
【KenYamamotoテクニック Level7】
⇒ http://ken-yamamoto.com/level7/
 
■KenYamamotoテクニックベーシックセミナー&フォローアップセミナーin Hawaii
2017年6月28日(水)・29日(木)(2日間)
⇒https://asp.jcity.co.jp/FORM/?UserID=quest&formid=277
 
◆Dr.ウエムラ New DVD発売開始です!!!◆
■ なぜカイロプラクターは頚椎にこだわるのか?【頸椎編】
⇒http://druemura.jp/uemura4/
 
◆【対談】若手治療家 × KenYamamoto/Dr.ウエムラ/原口准教授◆
■若手治療家の悩みをバッサリ斬る!! 『下肢腰椎編』
⇒http://chiryouka.jp/bassari/
 
■Ken YamamotoテクニックDVD Level1・2
⇒http://www.ken-yamamoto.com/level1-2/
 
■Ken Yamamotoテクニック DVD Level3
⇒http://ken-yamamoto.com/level3/
 
■Ken YamamotoテクニックDVD Level4
⇒http://ken-yamamoto.com/level4/
 
■Ken YamamotoテクニックDVD Level5
⇒http://ken-yamamoto.com/level5/
 
■KenYamamotoテクニックDVD Level6
⇒ http://www.ken-yamamoto.com/level6/
 
■原口准教授による正復テクニックによるDVD発売決定!!!
『下肢から診る身体のきのう構造
  〜准教授が教える下肢の重要性と痛みの根本原因〜』
⇒http://ken-yamamoto.com/haraguchi/
 
■Dr.ウエムラ New DVD販売開始!!!『四肢が体幹及び姿勢に及ぼす影響編』
⇒http://ken-yamamoto.com/uemura3/
 
■Dr.ウエムラDVD【胸椎編】
⇒http://www.ken-yamamoto.com/uemura/
 
■Dr.ウエムラDVD【腰椎編】
⇒http://www.ken-yamamoto.com/uemura2/
 
■患者様から支持される続けるプロ治療家の検査方法
⇒http://ken-yamamoto.com/kensahou/

【会員限定】医療機関の経営に必要不可欠な無料ツール

整骨院用

Page Top