【2ヶ月間腰痛で寝たきりマッチョの施術】
2017.11.12
カテゴリー:【治療家】KENYAMAMOTO 氏
KENYAMAMOTOのご紹介
『腰痛を世界からなくしたい』
この想いから解剖学、運動学に基づいたKen Yamamotoオリジナル治療法を確立。
柔道整復師、准看護師二つの国家資格を持つ。
現在、東京に3か所の治療院と10か所の機能訓練に特化したデイサービス(介護施設)を運営。
国内外の治療家やドクターに向けたセミナーも実施。
1年ほとんど海外で過ごし、招かれた国はニューヨーク・LA・カナダ・ドイツ・スペイン・イタリア・オランダ・オーストリア・ケニア・モルジブ・インド・タイ・フィリピン・マレーシア・シンガポール・インドネシア・カンボジア・ネパール・オーストラリア・韓国・その他多数。
東京大学医学部教授をはじめ、署名ドクターを対象にセミナーを開催。解剖学、運動学からも考えられた治療法に日本医療最高峰のドクターたちからも喝采を浴びる。世界中の著名なプロスポーツ選手・有名人・要人からも依頼が多い。
【本日の議題】大手新聞社の取材と会長の施術
バンコックからこんにちは。
タイの腰痛エージェントでバンコック警察で
働く金丸氏からの刺客がやって来た。
金丸社長は今ブルネイで仕事中。
俺の元に一人で送り込まれて来たのは様々な
医療機関に通うものの打つ手立てなしってことで
仕事を休んで2ヶ月間寝たきりになっていたマッチョだった。
マッチョが言うには、
「ギックリ腰を繰り返し今のような感じになって
しまいました。仕上げはタイ式マッサージで
脚を思いっきり持ち上げられた時にアッと思いました。
痺れが出たんです。それ以来痺れっぱなしです」
ホテルのロビーで座ったまま話を聞いていたんだけど、
その姿勢も既に痛々しかったマッチョ。
「ちょっと歩いて見せてよ」
歩いているのを見て痛みのため跛行が出ていた。
右足に体重を乗せないように歩いている。痺れるから。
痺れる原因は椎間板ヘルニアだと説明されたらしい。
何と言ってもロボットのような立ち方で歩き方。
立ってるだけでもビビーンと痺れると言って
俺を萌えさえた。いや燃えさせてくれた。
「実はコルセットがこれだけじゃなくて」
と言って肩を見せてくれた。
何それ!見せてくれたのは防弾チョッキの様に
腰から肩まであるコツセットだ。
まるで側湾症のミルウォーキーブレース。
マッチョには悪いけどさ、こういう腰痛ってさ、
テトリスみたいですっげー面白いんだよ。
「医療機関の治療に疑問を覚えてます。
ホントに僕は椎間板ヘルニアなんでしょうか。
一向に良くならない治療に不信です」
とマッチョ。わかる。わかりマッチョ。
「まぁね成果が出ないと不信になるよね」
様々な検査を行い痛い動きを確認します。
特に丸々姿勢が強い痛みを出しますた。
SLRでビーーーンと痺れマックス。
カラダは左に反り返ってます。
いざKYT。
サクサク痛みが取れ始まりますた。
骨盤の動きをスムーズにしていきます。
仰臥位でカラダを丸めて膝がおデコに
人生で初めて付いたと言ったマッチョ。
背骨の柔軟性が増して来ますた。
いざKYTアドバンス。
アドバンスルールからカラダを見ていくとよく分かります。
側弯気味にひん曲がった背骨を真っ直ぐに
していきながら更にカラダを整えます。
腰のツイストが自然な感じでスムーズ。
もう痛くないんじゃね?
立たせてお辞儀させるとまだ痺れが来ます。
うーん?
取り残しがあるのかな?
探っていくと在りますた。
足底筋膜の硬さです。
ベーシックの取り残しだった。。。爆
スムーズに前屈をすることができる様になり、
マッチョを廊下に連れていき走ってごらんて言いますた。
マッチョ
「ええええええ〜??歩くのも
ままならないのに走るんですか??」
「大丈夫だ。痛くなったら今すぐなおすから。
今なら走れるよ。ホラ!GoGo!」
マッチョ走りました。
2ヶ月間寝たきりマッチョが今走りマッチョ。
東南アジアの暖かな陽気に僕のダジャレも冴え渡ります。
極め付けは女装を付けて
あ、間違った助走をつけてスクワット。
寝たきりマッチョが助走スクワット。
余りにも一回で良くなっちゃって、
マッチョ感想くれました。
よかったら見てね〜。
タイの腰痛エージェントである金丸社長の
送り込む難敵を一蹴し僕は次の予約に急行します。
【本日の議題】【椎間板ヘルニアの参議院議員がやって来た】
患者様の信頼を得るには、愛想笑いでも
コミュニケーション能力でもない。
確実に改善させられる治療や施術技術だと信じている。
患者様が来院するのは、主訴の症状を処置し、
もしくは的確なアドバイスをしてくれることであり、
つまり痛みを取り除いて欲しいだけだ。
こんなことを書くと怒り出す人もいるだろうが、
技術ない治療院、紹介者がいない治療院は
今後大変なことになるだろう。
それはネットやチラシなど広告費用に湯水の如く金を使い、
でも来院してくれる患者様は1度きり。
そしてその患者様からの紹介はない。
これは経営的に大問題だ。
だって患者様は主訴をどうにかして欲しいだけなのに
その第一目的が叶わないと治療院を去って行くだろう。
患者様が願ってやまないのは優しい言葉使いでも
リラクゼーションでも無いはずだ。
世の中にこれだけ治療院だらけになると
いよいよ危ない時代に入ってしまった。
「今後は成果主義で生き残りをかけて
シノギを削る時代に入っている」
と帝京平成大学の原口准教授も日頃から言っている。
先ずは成果。成果あっての治療院。
原口准教授の言葉はいつも正しい。
ところで俺は今バンコック。
患者様が患者様を呼び、
今日はなんとなんと参議院議員の方がやって来た。
脚の痺れと腰痛、それに肩から
首にかけて辛くて困っているそうで
「痺れがココからココに走っている」
と指をさした。
立ってもらい観察し、座って観察する。
最後に仰向けで観察しいくつか分かったことがある。
身体中がカチコチに緊張しているのだ。
「力を抜いてください」
と言っても力が抜けないタイプであり、
検査に苦労する。
さて、KYTを施す。
肩のKYT。
肩関節の問題は多発している。
40肩50肩 上腕二頭筋長頭腱炎や肩コリ、
しいては胸郭出口症候群なんてものも
肩関節の問題と深く関係している。
また、肩関節は胸鎖関節 肩鎖関節に
肩甲胸郭関節に肩甲上腕関節と
4つも関節を持っていてどこかが
おかしくなると全てがおかしくなって行く。
この関節の不調は当然腰部にまで波及し
腰痛を引き起こすことが充分に考えられる。
数分後痛みも痺れも取れてしまい、更に腰を正すと
首の可動域まで正常範囲になってしまった。
バンザイも耳の位置を越えるまで屈曲ができ
腹部までの緊張が無くなったことを表している。
そもそも肩関節の正常可動域は180度と
日本整形外科学会での角度が書いてあるだろう?
でもそれは肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節などの
動きの話で、実際はバンザイして
耳を越えるくらいバンザイできるのが正常となる。
耳の位置が180度とするとそれ以降はなにか?
腹部の緊張が無ければ挙がっていくことになる。
猫背などで腹部を固めていると肩関節が動きづらくなる。
参議院議員は爽やかに痺れが無くなり大変に喜ばれた。
「今度は自宅に遊びに来なさい。一緒に食事をしよう。
タイで困ったことがあったら何でも相談していい」
と言ってくださった。
またタイのサッカー協会の会長が親友
だからよかったら彼も紹介してあげよう。
と言ってくださった。
有難く紹介してくださることを期待しちゃうね。
タイサッカーリーグは日本人選手がかなり多いからね。
彼らを助けてあげたいんだ。
言葉の分からない国でも紹介が
絶えないのは、技術以外考えつかない。
【本日の議題】【KYTセミナー前夜祭から大盛り上がり】
世界中から集まったKYTセミナーInオーストラリア。
カナダのモントリオールからタイのバンコックから
日本各地や現地オーストラリア各地からの参加者で
東京セミナーと同じで完全に満員御礼sold outでマックス。
幸せだ。完全に俺は幸せ者だ。嬉しい。
完全に明日はニューベーシックでみんなを幸せにします。
オーストラリアまでわざわざ参加しに来てくれる
みんなにいいお土産ができる様に頑張ります。
さて、オーストラリアの気候は夏。
と言っても実に快適。
今日はね、リラックスデーだったからプールで
プカプカして海にも少し入って満喫させてもらいました。
最高だz。
また、リメディアルマッサージ
(オーストラリアで健康保険取り扱える資格)
の学校の校長がどこかでKYTを受けたそうで
絶賛してくれ俺に逢いたい嬉し話を
聞かせてもらって天にも昇る気分だったよ。
俺はもう明日死ぬ気でが講義して沢山のKYTセラピストが
様々な症状で困っている患者様のために役立てるようにします。
タイからは日本人の先生とタイ人の参加もあり
国際色が徐々に豊かになって来ている。
タイ語も覚えたいけど、
やはり先ずは英語をマスターしたいね。
やりたい事があるってステキなことだな。
だって成長ができるということだからね。
ほぼ満月の月を眺めながらそう思ったんだ。
【本日の議題】【KYTオーストラリアセミナー】
ゴールドコーストからこんにちは。
KYTニューベーシックの威力に
受講生達は驚きと感動をしていた。
触れずに手の痺れがなくなったり、
首の痛みが無くなり、挙がらなかった
肩の動きが正常範囲に戻り、
つまり主訴は主訴以外の場所に
あったことにもひどく驚いていた。
今までの治療法がどんなに間違っていたのか
というのを感じた、とセミナー後
のアンケートに書かれてあった。
「KYTは新しい学問ですね」
という受講生さんもいた。
またカイロプラクティックの先生も
理学療法士の先生もドクターも参加していたが、
新しいベーシックに何度も深く頷き、納得していた。
KYTだからよくなる分野が見えたはずだ。
名前だけベーシック。
つまり基礎という題名になっているが
「そこらの症状はバッサリ日本刀で一刀両断ですね」
という受講生さんもいた。
ベーシックは試行錯誤して作っており
良くならないわけがない。
ベーシックですらこんな調子なのにアドバンスなら
どんなにすごいことになることだろうか?
もちろんその答えは明日の
アドバンスセミナーを受ければ分かる。
触れないでなおしていくのはもちろんのこと
あっと驚くような症状もスパッと取って見せたいね。
たった今ベーシックの後の練習会から
ホテルに帰宅したところだ。
オーストラリアセミナーとハワイセミナーは
フォローアップセミナーがセットで付いてくる。
海外までKYTを受けるためだけにやって来た
情熱を讃えたいから情熱返しで
フォローアップまでしっかり面倒みてきた。
もうね既に12時前だけど朝まで返してもらえないんじゃない
だろうかという勢いで俺の腕を掴み離してくれなかった。
皆の理解したときの表情が俺の情熱の燃料となる。
皆がこのニューベーシックを習得すれば
どんなに社会貢献になるだろうか。
満月を観ながらトボトボとホテルに
歩いてくる途中も情熱でカラダが熱かった。
夏のせいだったかもね。
とにかく明日のKYTアドバンスセミナーを大成功させて、
俺はバンコックに帰りたいと思っているんだ。
KYTティーシャツを作ってくれた
横浜の治し屋特殊整体の中村先生(о´∀`о)
ホントに感謝します!
【本日の議題】【ギックリ腰の患者さんを皆の前で公開施術】
KYTセミナーアドバンスは無事に終える事ができた。
最新のアドバンステクニックは
腰痛に対する考え方や手の痺れに関して、
歩行や側弯に対するアプローチを学んでもらった。
俺の知っている限りの全てを
アドバンスセミナーではぶつける。
真剣勝負だ。
背中が酷く湾曲している受講生さんは今回少なかったが、
ほぼ全ての受講生さん達が側弯と言えるかわからないが
5ミリ〜2センチ程の背中の高さの差があった。
これくらいの差はあっという間に同じ高さに
治っていき症状がサクサクと消えていった。
痛みの根本原因は何か?
それを突き止めていくのがアドバンスの真骨頂であり、
どうしたら痛みは戻るか、どうしたら戻らないかを
学べる事ができた。
KYTベーシックでは左右差を気にせず
ほぼマニアル通りに行ってくれれば痛みは取れる。
KYTアドバンスでは左右差を徹底的に観察し
施術に生かしていく手法だ。
どちらも大事であり、どちらも重要である。
セミナー後は今日は打ち上げパーティーだった。
参加者がほぼ全員参加してバーベキューを楽しんだ。
そこでは知り合いなどがやって来て
モデルとなってKYTを試すのだが
ギックリ腰の人がやって来て、
どうだ治してみろ〜って立ちはだかったんだ。
以前もセミナー後の長閑な時間に
突然ギックリ腰になったとやって来た女性がいて
皆の前で真剣勝負をさせられたのを思い出した。
あの時は患者さんも俺も冷や汗ものだったよ。
だってKYTは本物か?って皆の目が痛かったんだもん。
こういう時施術が本物なのかどうなのか試されるんだと思う。
こんなにセミナー講師としてリスキーなデンジャラスは無い。
その時の患者さんは脂汗ダラダラで
痛みのためにショック状態だったんだ。
救急車を呼んだほうがいいんじゃないの?
って程の症状だった。
看護師さんもいたけど俺の行動をじっと見てたんだ。
やるしかねーか。
俺は施術してその場で痛みをゼロにして見せたんだ。
怖かったね〜
で、今回はどうかって
俺はもう治らねーもんは治らねーって思ってるから
施術を楽しめるようになったんだ。
セミナー講師としてリスキー?そんなもん知るか!
て感じで楽しめるようになってしまった。
KYTはホンモノなのか?
なんてモチロン本物だとしても治らんもんは治らん。
そんな気軽な気分でイイよみるよ!って引き受けた。
静かな部屋を用意されていざKYT。
施術を行っていく。
痛い動きを全てチェックする。
全ての動きで痛い、重たい、ズキン
とするってのを痛そうに返事をした。
こんなに全てがビクンとするくらい痛いのだから
無理じゃないの?って皆はそんな顔していたけど、
俺は知らん顔。こんなに楽しい症例観れるんだもん。
一技一技丁寧に慎重に行っていく。
じっくりと治していきたいから少し時間をかけてしまった。
けど20分後には立位で前後屈できるようになり、
しっかり床に手がつき、
後ろはブリッジできそうな勢いで反れた。
左右にピョンピョン飛んで見せてくれたし、
何よりも表情が明るくなり、
ロボットのような動きがスムーズに変わった。
見ていた受講生さん達はこれを神業と呼んでくれたし、
まぁ俺としてはもっと色々新しい技を作れるかしら
と思ったけどそうもいかなかったんだ。
でも楽しかった。
セミナー後の勉強会は昨夜は2時半まで、
今日は既に1時過ぎてるけどまだまだ終わりそうにない。
本当みんな熱心なんだ。
皆がKYTを学びKYTの練習を行い笑っている。
俺にとってはこの上ない幸せな時間だったんだ。
【本日の議題】【ゴールドコーストKYT練習会場より】
KYTオーストラリアセミナーは昨日で
終わったのに夜な夜な受講生達は集まり、
地元の患者さんを探して来て実践しています。
既に5名の初めて会う患者様がやって来て
5人とも痛みゼロで帰っていった。
新たに3名のモデルの患者さんやって来た。
今回はかなり手強そう。
でもきっと痛みをゼロにして返してくれるに違いない。
だってKYTは力学であり、俺がやっても
昨日受講した先生が行っても同じ成果が
出せるのが良いところなんだ。
成果が出ないとか難しすぎるセミナーなんかいらねー。
頑張れ!
俺はなるべく声掛けしないで遠くから見守ってるんだ。
受講生同士が意見を出し合い、どうにかこうにかだとしても
痛みがゼロになって帰ってくれた方がとてもいい経験だからね。
練習会場はカレーやサンドイッチが交代で作りあっていて、
なんていうか大学の合宿所生活を思い出される。
KYT5年目の先輩達が新規の受講生さん達を
指導してくれているのがとても微笑ましくも心強いんだ。
現地の患者様を用意してくれた藤井先生に深く感謝します。
なかなか知り合いを受講生に紹介するのは
勇気が必要だと思うけどありがとうございます。
会場を手配してくれた奥様にも感謝します。
世界中から集まって来てくれた受講生さんに感謝します。
受講生さん達がKYTを好きになってくれたのが
ビシビシッて感じるんだ。
KYTを好きになってくれてありがとう
いまとても俺は幸せだよ。
一緒に世界の腰痛をなおしてしまおうぜ!
マァーーーックス
【本日の議題】【マッサージ学校の校長の腰痛】
健康保険が使えるマッサージというと
え?マジそれ?て反応するかもしれないけど、
ここオーストラリアではそういう資格があるんだ。
リメディアルマッサージはスウェディッシュマッサージ
の流れを汲んでいてオイルマッサージが主流だ。
卒業して資格がもらえると開業できる。
今までは誰でも彼でも資格を取れていた
ようだけど今はそううまい話はもう無いようだ。
ところでその歴史あるリメディアルマッサージ
の学校の校長が俺に逢いたがってくれていた。
そちらの学校の学生さんが何人もKYTを
受講しているのを耳にしていたそうなんだけど
校長がオーストラリアのどこかの
クリニックで受診したと言ったそうだ。
不思議な療法だと感じ、
「コレは何?」
と聞いたところKYTだと言ったそうだ。
うちの卒業生達が毎年誰か受けている
KYTだと思い受講した卒業生を呼び
Kenに逢いたいと言ったそうなんだ。
で、呼び出された僕は校長室。
校長の機関銃の様な質問ぜめ似合う。
声がでかい上に英語だ。
圧倒されて散々聞いて来た後、
「何言ってんのか全く分かりません」
と言うとズッコケた。
最初の質問は
「なんでKYTは人気なの?うちの生徒が
卒業生も在校生もKYTを受講する。
しかも何年も日本からあなたを呼ぶのはなぜ?」
だった。
その答えを俺に言わせんの〜?照れるよ
俺の代わりに藤井先生がKYTを説明しだした。
「イタイところを揉んじゃダメ。コレがKYT
離れた位置から主訴をどんどん正していく
これがKYTです。Kenはカラダに触れないで
首の痛みをなくせるんです」
校長当然不信がります。
「あたし腰痛なのよね。良くなるのかしら?」
えーっ!えーーー!?
校長腰痛ですた。
でも誰でも腰痛なるわけだ。
俺でもなるときはなるしね。
校長への施術始まりました。
検査していきます。校長も興味津々に
この検査は何?と質問して来ます。
10分後彼女はすっかり良くなりました。
しつこい腰の痛みも無くなりました。
KYTがなんで人気なの?
校長は答えがわかったはずだ。
痛みが取れる。なぜ痛かったのか、
なぜ今痛くなくなったのか説明ができる。
今後どうしたらいいのかが説明できる。
校長はウンウンと大きくうなずき
俺の答えを心地よく聞いてくれた。
また逢いましょ。
そういうと俺は学校を後にした。
コレもソレもアレも全てが良い体験だった。
KYTで世界の腰痛を治したい
という気持ちは年々大きくなるばかりだ。
【本日の議題】【ギックリ腰の緊急連絡とタイ大臣の話】
オーストラリアセミナーの興奮覚めやらぬまま
飛行機でお目々ぱっちりで帰ってきましたバンコック。
着くなりやってきたのは何処にいますか?メールだった。
「ギックリ腰で車が運転できません。
どこにいる?というか来て下さい」
だった。
クルマはお金持ちエリアに入っていった。
自宅は天井が広くヤッホーと叫んで
こだまを楽しみたくなる感じだった。
サッカーで膝を痛め膝を軽度屈曲位で
歩行し続けて1ヶ月以上の今日、
前屈みでビールケースの様な荷物を
持ち上げようとした瞬間ギクって来たんだそうだ。
それから腰がビシッとしてもうどうにもならなかった。
ギックリ腰の準備は完了していたことになる。
つまりギックリ腰の兆候を見分けられるか?
左右のアキレス腱の緊張が極端に差が生まれた時、
既にカウントダウンというかare you ready?状態。
で、そんな時にビールケース持っちゃボッカーンときます。
理由があって結果がある。アキレス腱とは下腿三頭筋。
つまり簡単に言うと坐骨神経系の神経がドーーンですよ。
つまり骨盤の問題があるんです。温暖化問題やごみ問題、
北朝鮮問題みたいにジワジワと身体を痛めて行きます。
膝が軽度屈曲位で固定して歩いているからに違いない。
観察すると膝を曲げも伸ばしもしないで
片脚だけロボット状態だった。
当然膝が曲がっている側の骨盤は落ち仮性変位を作る。
膝痛を良くしていくと痛みの箇所が何度か移るのが面白い。
膝のお皿の位置が痛いと言っていたが次は裏が痛いと言い、
それも治すと膝の外側が痛いと言い出した。
今度は内側が痛いと言い出すかな?
と思ったら案の定痛がった。
これはね、痛みが混乱しているのではなく
おそらくは全部痛かったんだけど
痛みは一緒にいくつも感じられないから
一番強い痛みを主役の痛みとして捉えるんだ。
主役が消えると脇役が痛みを訴え出すって感じ。
だから追っかけ治療はしない方がいいけど
ある程度結ばれた紐を解いていく様に
していくと面白いことが分かる。
とにかく膝が曲げ伸ばしできるようになった。
硬すぎて正座はできるようにならなかったけど
歩いても痛くなくなった。
その時点で腰も痛くなくなってしまった。
つまり膝が曲がってたのが腰痛の原因だったことになる。
ギックリ腰なのに。
その後、いつも良くしてくださる面々とお食事会。
高級中華料理店で次々登場する高級料理。
写メ撮りまくっていたんだけど
僕アパタイザーつまり前菜でお腹いっぱい。
フカヒレスープにアワビのソテー、エビチリ、
ひゃーーーまた来る〜!
もう腹はち切れ寸前のアマガエル状態の
お腹パンんぱんマックス。
「さぁKen、お食べなさい」
の繰り返し無限ループ状態。
運ばれて来た料理を見て僕はついつい日本語で
「怖い怖い」
と呟いたんだ。
その言葉に大爆笑するタイ人達。
????
こわいこわい=ちんこちんこって言って意味らしい。
つまり料理を大量に並べられてるのを見て
「ウォーーーちんこちんこ!!」
と叫んだ様なんだ。
タイ語面白いよね。
もうみんなしばらく腹を抱えて
笑って辞めてくれなかった。
そのせいか
「今度タイの大臣紹介するわね」
と言われて、タイの大臣??
「えーーー怖いなぁ」
とまた呟いちゃったんだ。
またちんこって言っちゃったよ。
参ったなぁ僕。
【本日の議題】大手新聞社の取材と会長の施術
【本日の議題】【インドネシアのプロサッカープレイヤーの脚の痛み】
なんとなんとインドネシアのサッカープレイヤー
をタイでみることになるってウケる。
まぁ、ケニアやタンザニアから東京オフィスに
施術を受けに来た患者様がいることを思えば
違和感わないけどさ、俺のいるところに患者さんが
集合してくれるのは何だか気がひける気もする。
今回のサッカー選手の場合は、
インドネシアでプレイする加藤選手の紹介で
敵チームの選手内田選手がやって来たんだ。
試合中に足首を地面に固定している状態で
膝を蹴られて膝がおかしな方向へ曲がった。
庇っていると足首がおかしくなり
インドネシアの病院へ行き診断をあおいだ。
MRIを撮り、結果は
膝の骨挫傷(?)ヤバくね?→骨挫傷?
その後もなんとなく練習できていたのに????
前十字靭帯も後十字靭帯も問題ありと言われた。
インドネシア人医師がホントなのかどうなのか
分からなくなり俺に連絡をよこしたんだそうだ。
先ずは痛いところを指ささせる。
膝も足首も問題がありそうだけど
俺は骨盤を正しにかかった。
すると足首の痛みも膝の痛みも半減してしまった。
更に股関節のアンバランスを取っていくと
膝の痛みはほぼ無くなり、足首もかなり良くなり
痛い動きを探さないと分からない状態になった。
足首自体は可動域がしっかり出ていた。
つまり踵をついたまましゃがめたし、
以前は出来なかったそうだが
今はできるようになっていた。
俺はホテルの廊下を走るように指示した。
いろんな動きができるようになり、実際に体重を
かけて動かさせ、次のステップとして走らせる。
サッカー選手なんだからベットの上で痛みがなくても
立って歩いて走って、更には急に止まらせて
そして急激なターンをさせてどうなの?ってのを
治しに来たのだから実際にそれをさせてみたんだ。
何度かチェックさせ走らせ、微調整を行い
彼はすっかり何をしても痛く無くなってしまった。
足首が充分だったため今回は原口准教授の
教えてくれる足首の整復をするまでもなかった。
そう言えば原口准教授のセミナーは
今月からスタートするよね。
まだ数席ありそうだから興味ある人は
下記ご参照を!!
とにかく他の患者さん達と
仲良く内田選手は帰って行った。
来シーズンの練習は早速始まったみたい。
インドネシアには明日帰る見たい。
頑張ってくださいね!
一緒に来た人の腰痛は5分以内に
無くなっちゃって、ウケる。
今から側弯症のタイ人女の子治しに行ってくるー
バンコック絶好調でーす。
マァーーーックス
【本日の議題】【側弯症の女の子】
家族も巻き込む心配のタネとなることが多い側彎症。
日本だけでなくここタイでもそれは同じなんだ。
側彎症は誰も治せないし経過観察という
名前のお手上げ状態が現実の様子。
ギブス固定しときましょう、とか
大人になるにつれて酷くなってくから、
そしたら手術も考えましょう、とか
正直可哀想。
外観は背骨が彎曲しているのは実際には見えないけど、
骨の脇の脊柱起立筋という筋肉が
左右非対称的になり発見される。
これもなんとかテストって
名前がついてたんだけど忘れた。
お辞儀検査でもいいよね。
中学校とかで検査されるんだよね。
お辞儀検査で左右差が発見された子は
レントゲン撮りに連れていかれて医師と相談です。
相談ったって治るわけでもなく言われる言葉は、
コブ角という頸椎と胸椎の間の傾きと
胸椎腰椎の間の傾きを延長してクロスした
角度を測って何度以上だとギブスで、それでも
酷くなるかもしれませんね、経過を見ましょう。
で終わるケースが多いみたい。
お父さんに懇願されやって来ました側彎症の女の子の元へ。
歳は15歳、ダンスをしていてタイでも有数なチームに
所属しアメリカの大会でも踊るスーパー女子高生だ。
スポーツをしているから健康?
そんな事はない。
ウサインボルトも側彎症だし、
軽い側弯傾向は誰にでも存在する。
例えば右から左ばかりひねる競技なら
当然偏りが出ておかしくない。
何度も側彎症の患者さんを見てきたという
知人に聞いいたところ俺と似た話をしてくれた。
①転校生などの社会変化に馴染めない子が多い。
家庭環境が複雑。家族関係 友人関係で無理が
掛かっているのに何事もない様に気丈に振舞っている。
口では治りたいと言うのに治りかけると治療の続行を嫌がる。
②単純に偏った運動を繰り返している。
③姿勢が偏りすぎている。
この女子高生は普段から身体を酷使している
タイプだから②のタイプかなと思った。
検査をすると立位で指の厚さ1本ちょっと分
つまり1.8cm程の左右差があり
レントゲン写真はこんな感じだった(写真参照)
KYTは果敢にも側弯に対してのアプローチを考えてきた。
ダメだ、ムリだ、アメリカの医師も14歳以降の側弯は治らない。
と言っているじゃん。
そんなの研究するよりもっと別の分野を研究するべきだ。
と言われ続けたけど、ヘビの走行というか前進する
ウネウネを見てたら治るに違いないと分かった。
まぁとにかく始めたわけです。KYT
この程度ですから10分で真っ直ぐですた。
あと1つで完全に真っ直ぐなっちゃうなってところで
「あ、あ、頭が痛い、、、、」
と言いだしうずくまり出した女子高生。
“あ、コレはあの症状だ” と気が付いた。
イキイキしていた顔は涙目になり真っ直ぐに
なるのを恐れているかの様に施術を拒否した。
俺は何度もこう言った場面に遭遇している。
口では治りたいと言っている。
でもカラダはそれを嫌がる。
つまり治っては困るのだ。
側弯症だから周りが気を遣ってくれる。とか
側弯症だから所属している集団がうまくいっている、とか、
側弯症だから周りが親切に労ってくれた。とか。
施術を再開するまで10分ほど要した。
それでも
「病院の先生は大人になるに連れて酷くなると言った」
だから治らないと言って施術するのを抵抗する。
うずくまっている時の背中は既に真っ直ぐに
なっておりそれは家族も確認している。
俺は空気を読めない外国人を装い。
少々無理にフィニッシュに持ち込んだ。
渋々女子高生も了解してくれて施術を終えた。
今回の側弯は大したことはなかったけど
俺にとっての学びは大きかった。
両親に学びをSNSに紹介していいだろうか?
と聞いたところ顔も写真も出して構わないと
記事を書くことを許してくれたし
レントゲン写真も提供して下さったが
可愛すぎる顔だけは俺が自主的に
モザイクとさせてもらった。
側弯症は誰もが手を焼く症状だけど
もしも治せたら本人も家族も周りも
幸せにできると俺は信じているんだ。
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『下肢から診る身体のきのう構造
〜准教授が教える下肢の重要性と痛みの根本原因〜』
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