【パレスチナセミナー】
2017.12.12
カテゴリー:【治療家】KENYAMAMOTO 氏
KENYAMAMOTOのご紹介
『腰痛を世界からなくしたい』
この想いから解剖学、運動学に基づいたKen Yamamotoオリジナル治療法を確立。
柔道整復師、准看護師二つの国家資格を持つ。
現在、東京に3か所の治療院と10か所の機能訓練に特化したデイサービス(介護施設)を運営。
国内外の治療家やドクターに向けたセミナーも実施。
1年ほとんど海外で過ごし、招かれた国はニューヨーク・LA・カナダ・ドイツ・スペイン・イタリア・オランダ・オーストリア・ケニア・モルジブ・インド・タイ・フィリピン・マレーシア・シンガポール・インドネシア・カンボジア・ネパール・オーストラリア・韓国・その他多数。
東京大学医学部教授をはじめ、署名ドクターを対象にセミナーを開催。解剖学、運動学からも考えられた治療法に日本医療最高峰のドクターたちからも喝采を浴びる。世界中の著名なプロスポーツ選手・有名人・要人からも依頼が多い。
【パレスチナセミナー】
只今絶賛デンジャラスなエルサレム。
その隣にあるのはさらなるデンジャラスゾーンの
パレスチナ自治区だ。トランプ大統領の
「イスラエルの首都をエルサレムにする」
って発言で大揺れ。
デモ隊というかなんか反対勢力が凄くってさ、
死亡者や怪我人続出な模様。
今年9月に行われたイスラエルセミナーで
彼らはKYTが起こすミラクルに仰天していた。
一つ一つの技が奇跡だったようだ。
受講生達は次々に症状が無くなっていったからだ。
イスラエルセミナーの後パレスチナのドクターから
連絡を受けていたんだ。今年のうちにもう一度
イスラエルにKYTをという流れがあったんた。
で、頼まれれば行くタイプの俺だからさ、
でも、
「本気ならば航空券を送ってきて」
と返事してだまって待ってたんだ。
ジャーマネ藤田マンは、
「ホントにパレスチナ行くんですか?分かってますよね現状」
と聞いてきたけど、
「頼まれちゃったもんしかたねーだろ?」
と言うと渋々了承してくれた。
デンジャラスであることは否めないけど、
クリスマスをエルサレムで過ごすなんて
考えてもいないチャンスでもあるという前向きな
捉え方をすれば怖さを克服できるに違いない。
昨夜、ついに航空券が届いてしまった。
もう腹を決めるしかない。
クリスマスをイスラエルのエルサレムや
パレスチナ近辺で過ごすことになった。
バンコックからテルアビブに向かうんだが、
一旦帰国して身辺整理などして立て直してから
パレスチナに向かおうと思うんだ。
心配な患者様だけでなく
会社のスタッフ達や家族にも会ってこよう。
何があるかわからないからさ。
それにしても、ヘブライ語の通訳
いませんけど平気なのですかね?(笑)
以前アメリカで英語が分からない時期、
すべて日本語で痛い?とか痛くない?と聞いて
施術しまくっていた30代のあの頃を思い出す。
アメリカ人格闘家達がKYTで
痛みから開放され驚きまくっていた。
選手の主治医だったカイロプラクターが
東京にKYT習いに来てそこからアメリカの
ドクター達の縁が広がっていったんだった。
縁がある人としか逢えないんだ。
だから一期一会の言葉通り逢えた人
とは全力で付き合えばいいんだ。
と教えてくれたのはバリ島大富豪の丸尾氏、
通称「バリ島の兄貴」だったなぁ。
その兄貴の言葉のおかげで
インドのサイババに会いに行ったり、
アユルベーダーのドクターと対戦したり
ネパールの赤十字病院でセミナーしたり
世界への大冒険が始まったんだった。
何故か走馬灯のように想い出が
記憶から出てきて止まらない。
きっとこのエルサレムセミナーは
俺の人生の転換期になるに違いない。
勿論無事に年を越しアメリカの医学部で行われる
人体解剖実習につなげていきたいと考えている。
もしもそうでなくても後悔しないように
人生を送ってきたからさ、その時はその時だ。渋
【大腿骨頭壊死の患者様がやって来た】
バンコクより。
バンコックの盟友おにぎり君は
いつも患者さんを紹介してくれんだけどさ、
いっつもおジジとおババなんだよ。
「ヤイおにぎり!たまにはヤングな
プリティーの腰痛を連れて来てくれよ」
と言ったら
「あぁぁ思い出した。います。一人治して
欲しいと思ってるヤングでプリティーが。
でもなぁ股関節なんですよね。
確か股関節が死んでるって言われたとかで」
「え?生きてるけど股関節が死んでるの?」
「そう、医者の診断はそうだって
言ってて。死んだらダメですよね!?」
意味不明なんですけど。。。
「医者の診断名とか教えてくれない?」
「分かりました。グーグル翻訳して送りますね」
で、送って来たのがこの写真。
この20歳の美女のってなってるのまじでグーグルなのかな?
なんだか会うの期待しちゃうよね。
左股関節のAVNつまり、左股関節の壊死と訳される。
『大腿骨頭壊死』って聞いただけで、
はい無理無理むりーーーっと言いたかったけど
20歳の美女?ってのは見て見たいよね。
だから、
「おにぎり君、ダメ元だよ。
ダメ元で良かったら見てもいいよ」
って言ったんだ。
医師の診断を要約すると
左大腿骨壊死
側湾症
L5と仙骨がくっついている
T11・12は椎骨が骨折していて椎体の前が潰れている
L1〜3は椎間板に骨棘ができている
腰椎に中等度の狭窄があり神経を圧迫している
L4〜5で重度の脊柱管で狭窄が認められる
などなど
もうね、読んでいるだけで気分悪くなっちゃうよね。
チェンマイって田舎の方から出て来るみたいで
昨晩すでに出発して早朝には着いているそうだった。
早朝、おにぎり君が電話をよこした。
「もう着いてますから」
俺はバイタク(バイクタクシー)に
跨りおにぎり君のオフィスに急いだ。
美女ビジョビジョ
オフィスに着いて見渡したけど美女はいなかった。
あートイレかな?
「Kenさぁん、実は二十歳の美女じゃなくて
60代のコチラのおじさんでしたぁ。
だって二十歳の美女って言わないと
来てくれなかったでしょ?
グーグル翻訳そこだけチェンジしときました」
おにぎり。。。お前と言う奴は。。。
来ちゃったからには見るしかなくなっちゃって。
で、大腿骨頭壊死オジさん見ることになっちゃった。
座ってたけど、座ってるのも辛そう。
立たせたけど立つのも痛いと言った。
歩いてと言うと娘に見せかけた
息子が父を支えて歩かせた。
タイでは良くあるんです。性別チェンジが。
あれ?支えなしで歩けないの?
息子の助けなしで歩かせると
かなり痛そうで跛行が激しかった。
左の股関節が壊死しているけど椅子に座れる
と言うことは多少の屈曲は可能なんだな。
てのが分かり、
ちょっとできるかどうか正座させてみたんだ。
座るのがかなり前かがみで痛くてちゃんと座れない。
股関節もホントかたく、
当然パトリックなんかほとんど出来なかった。
出来るKYTの技をかけていく。
いつも力が入っている生活をしている様子で
ガチガチで力を抜いてくださいと言っても全く抜けなかった。
それでも、徐々に成果は出て来るのだった。
先ずは正座が出来るようになって来た。
しっかりと体重を真っ直ぐかけれるようになった。
歩行も少しだけどスムーズになった。
もう一度寝かせてKYTアドバンス。
再び座らせる。
正座も痛みがなくなり歩行も痛みが減った。
ようやく踵をついてしゃがめるようになった頃、
立っても座っても痛みがなくなった。
歩かせても痛みが無くなり驚いた。
大腿骨頭壊死でも痛みがなくなるの??って思った。
痛いとその動きから逃げるように歩くよね。
もしくはその動きをしなくなるよね。
すると関節はますます固まり動かなくなっていく
歩くのが痛くないと聞いて俺はね、
とっても感動したんだ。
出来ることしかできないんだけど
KYTで出来ることを行えば良いんだね。
二十歳の美女じゃなくても良かったって思えたんだ。
人が良くなっていくのってとっても嬉しい。
それに感動できるってピュアさを
取り戻していることになると思うんだな。
バイタクでホテルに戻り、これから来る
カンボジアのサッカー選手のために準備を始めた。
【カンボジアのサッカー選手がやって来た】
バンコックより。
タイに滞在中、色んな国から施術を受けに来る人がいるんだ。
彼はカンボジアから飛行機乗ってバンコックにやって来た。
昨日、
「Kenさんに施術してもらえるならエアチケット今取ります」
って連絡きたから
「間も無く日本だからすぐにいらっしゃい」
と連絡すると本当に今日やって来た。
カンボジアのプノンペンでプレイしている彼の名前は
『定国選手』は色んな国でプレイして来たそうだ。
怪我らしい怪我をしたことがなく、
走り方を変えたら今シーズン具合が悪くなり
「初めてケガしている人の気持ちがわかりました」
と言った。
今までは外股で走っていたんだけど、
早く走れるようになりたいと思った定国選手は
爪先を内側に向けて走るようにしたそうなんだ。
内股の方が安定するからって誰かに聞いたみたい。
そして、しばらくは良かったけど
今年の春にプレイ中に痛みが走り、
動画のような動きができなくなったそうだ。
今日は暫く休んでいたために少しはこの動きが
可能だったけど普段は痛くて仕方がないそうだ。
体のチェックをしていくと股関節屈曲で鼠径部に
痛みが走り坐骨近辺も肛門横まで痛みが走ると言った。
カイハイ動作も痛くてとても可動域が狭かった。
またツイストの動きは極端に固くヤバかった。
KYTを行うとミルミルカラダの可動域が
広がっていき、できる動きが増えていった。
まず出来るようになったのは股関節の屈曲だった。
カイハイは骨盤の位置を正すとパタンと膝が倒れた。
「えーーーなんでですかぁ??」
股関節を触れないでどんどん可動域が
増えていき痛みが抜けていくKYTに驚いていた。
最終的に何故痛くなったのかを
理解してもらいエクササイズも教え込んだ。
今年の春から今まで取れたことが
なかった痛みが無くなってしまい、
定国選手はニコニコしていた。
また何故痛くなったのかも深く理解できたために
異常ではないことが分かり安心していた。
患者様を怖がらせて通わせる先生ばかりだったようで。
でも、患者様望んではいない。
何故痛くなったか、何故治らないのか
そして何をすれば治るのかが知りたいはずだ。
患者様は怖がらせるより、
光を見せて欲しいと思っているはずだ。
【手の痺れが30年以上取れたことがないという女性と脊柱管狭窄症と言われた50代男性の施術】
【手の痺れが30年以上取れたことがないという女性】
東京より
帰国して予約はすでに埋まっていた。
ジャーマネ藤田マンがマジ豪腕すぎて休む時間はまずない。
でも、楽しくて仕方ないんだ。
遠くから時間をかけてやってきた女性は手が痺れていた。
首の痛みも肩の痛みも抱えていて、
背中を見るとかなりの歪みが存在した。
「ここら辺痛いんじゃないですか?普段から」
と腰を触れるが
「肩や首が痛くてそんな所痛いとか感じない感じです」
と言っていた。
可哀想に。
肩や首の症状はこの骨盤の問題が
由来しているのが経験上よく分かった。
座らせて上を向かすとあまりにも可動域が狭かった。
本来正常可動域は顔の面と天井が
平行になると良いと言われている。
左右の回旋も相当可動域が狭く
肩は動かさないで顔だけで横向かせても
45度程度で後ろの俺の姿は見えていなかった。
脚に動きをつけていくと
まずは首の伸展とこの回旋が動き出した。
原口准教授も言うように
根本から治していくと安全安心に成果を出せてくる。
この時点で手の痺れは無くなっていた。
30年らいの痺れが手や肩に
触れる前に無くなってしまったのだ。
手の痺れ=腕神経叢がどうだとかこうだとかと
考えるのは辞めたほうがいいかもしれない症例だ。
俺の話や原口准教授の話を少し興味を持って
聞いてくれれば患者様も安心して任せてくれると思うんだ。
症状のある部分は最後の最後まで施術しない。
勿論だけどさ主訴の部分の検査はするよ。
でも施術は遠くからが基本だ。
30年色んな治療院巡りしてきたんだけど
痺れが取れたことがない。って。そりゃそうだろ。
見てるところが違ったんだからさ。
KYTは何年痛いとか何年痺れてるとか
あんまり関係ねーんだんな。
【脊柱管狭窄症と言われた50代男性の施術】
脊柱管狭窄症は大問題だ。
だって、脊柱管つまり脊髄はいっている
トンネルが狭窄つまり狭くなっている。
という症状だからだ。
良くなる例が何故か多いんだけど、
本当に脊柱管が狭窄してはいるんだけど症状とは
関係なかったという例が多いということだろうね。
良くならないのは脊柱管が狭窄して
圧迫をしていることになる。
試さないと分からない。
と言っても患者様はやって来た。
藁にもすがるという気持ちが伝わって来た。
でも、意外にも脚を跛行しながらも
駅から子供と手を繋ぎながらやって来た。
脊柱管狭窄症の主なる症状の一つに
間欠性跛行というのがある。
数百メートル、人によっては数十メートル
歩くと休憩ししゃがまないといられなくなる。
これはアメリカの教授に言わせると
血行不良による場合もあるといい、
つまり機能的に無理な訳で根性とかの問題では無くなる。
まぁとにかく駅から通常7分
この人は15分かけて歩いて来た。
座った姿勢も仰向けになった姿勢も
すっごく歪んでいてだいぶん苦労したけど、
その苦労も俺にとっては楽しかったんだ。
最終的に上肢の緊張を取ると歩きが
かなりスムーズになり脚の痺れも無くなった。
割にスタスタ子供と手を繋いで駅に帰っていった。
これでよくなってくれることを願っている。
【あなたの口から出る言葉と行動を一致させよ】
オーストラリアのKYT代表の
一人である藤井先生が来日してた為
鈴木先生の旗振りで忘年会を
開いてくださり参加して来た。
参加者はアメリカの解剖学実習室参加メンバーと
KYT受講した先生しかいなかった。
俺全員知ってんだけど。楽しい夜だった。
来年の目標とか皆が宣言し出した。
来年は開業します。
自費に特化する治療院に変わります。
世界に出て治療します。
イメチェンします。
俺はさウンウン聞いていたんだけど、
来年というより俺は。。。
俺さ今週からエルサレム から
パレスチナに向かうんだけど、
今北朝鮮とそこがピンポイントで
デンジャラスな地域な訳でビビっていた。
毎日を生ききっているからいつ死んでも
後悔はないと公言しているけど実際ビビっちゃってた。
でも、昨日みんなに会えてスッキリしちゃった。
世界の腰痛を治したいって言ってんだから、
危険地帯でもどこでも患者様がいれば
突っ込んでいくくらいの勢いがないとおわんねーよ。
こんな時いつも思い出す言葉はシェークスピアの
『あなたの口から出る言葉と行動を一致させよ』
なんだ。
言ったからにはそっち向いてないと
よくいるただ言ってみただけ〜
の人になっちゃうじゃん。
だからもっかい腹を決めた。
まぁさ、なんだかんだいっても
無事に帰ってくるんだろうけどね。笑
今日からまた世界治療ツアー
ちょっと行ってくる〜。
【今年最後の日本での講義と施術】
今年最後の日本での講義は老人介護施設で行われた。
彼らは機能訓練型デイサービスで働く方々だけど
日頃からKYTを取り入れてお年寄りのケアを行なっているんだ。
今回教えたのは2つの関節についてだった。
1つ目は股関節。
股関節の重要性は以前から説明しているけど
今日の講義は特別講義ということで
少し側弯症の勉強もしたんだ。
この中に側弯症の女性がいて
背中の高さはかなり違っていたんだけど
2〜3分ほどの手技でほとんど
真っ直ぐになって本人も皆も驚いていた。
具合の悪くはない人でも軽い側弯状に
曲がっている背骨はみたことがあると思う。
本人はまず始めに肩の高さが
自分で治っていることに気が付いたようだ。
また
「自分の背中を触ってごらん」
と伝え触れた瞬間驚いていた。
左右が均等に起立筋が盛り上がっている。
相当に嬉しかったようだ。
続いて皆が出来るようになってもらうために
ペアを作りお互いがお互いを施術しあった。
40肩の所長さんも手が上がらなかった職員さんも
右を向けなかった方も途端に痛みなく
手が完全挙上出来るようになり、
また首も痛みなく右が向けていて
セミナー会場は大いに湧いた。
続いて行なったのは肩関節についての講義だった。
カラダは筋トーヌスの高い方へ
動きやすいという法則がある。
これを使って施術をする方法を説明した。
理論を理解しても実際の施術に使えないと
機能訓練師として意味がない。
この理論に技術を乗せて説明すると
たちまち肩コリが無くなってしまった。
単純に痛いところをマッサージするんじゃなく、
理論に沿ったテクニック出なければならない。
時間になり老人介護施設を後にして
予約の患者様の為に自身の治療院に戻り施術を行なった。
これで今年の日本での施術を
無事に終えられてホッとしている。
たくさんのセミナーを開けた年だったし、
でも来年は更なる挑戦が決まっている。
来年は更に皆を驚かせることができると
自分で自分を信じているんだ。
【巨漢女子の脚の痺れをやっつけろ】
バンコックより
飛行機のドアが開いた先に俺を待ち構えていた
タイ警察のお巡りさんが立っていた。
KenYamamoto先生と紙を持っていて、
豆鉄砲で不意打ちを喰らったハトみたくなっちゃった僕。
焦りながらも迎えに来てくれたお巡りさんに
お礼を言うと空港の外まで一緒に出たんだ。
そこにはまたお迎えが来ていて、
タイの僕の整体タイの生徒なんだけどね、
彼が今日のクライアントさんの
お宅へ連れて行ってくれたんだ。
巨漢なお母さんはもう顔馴染みだ。
コチラのお母さん、
脚が20年痺れっぱなしで違和感マックスだった。
「Kenが来てくれてからとても調子がいいのよ」
そうでしょ?もう痺れないでしょ?
と聞くと
「お陰で50%痺れがなくなったわ」
とお母さん。
僕ズッコケる。
え?まだ半分は痺れているの?
「Ken 病院のお医者さんが治せなかった
のを半分も治してくれたのよ。充分だけど
今日もお願いできるかしら」
そうは言ってくれても半分まで
痺れてたなんて、もう俺のバカバカ
治していた気になっていたよ。
深く反省しちゃった。
そして、今日もKYT
巨漢ママ
「かなり良いわね。75%無くなったわ」
今日の痺れが100%として
数えているから以前からすると
かなり良い様なんだけど、
あと25%は探っていくと分かったんだ。
坐骨神経の走行に筋肉が
絡まっている部位が1箇所あった。
ソコを徹底的にリリースすると
スパッと痺れが消えたんだ。
つまり、いままで俺の取り残し
ミスがあったということだな。
ビッグマミーもご機嫌になって、
中華レストランに食事に連れて行ってくれたんだ。
気付きを与えてくれてしかもフカヒレまで
付いてきてしまって僕は幸せ者です。
バンコックも12月は少々肌寒いんだ。
長袖も持ってきてて良かった。
【ベツレヘムで本物のクリスマス&パレスチナセミナー】
パレスチナはテレビニュースで流れている
デモばかりかと思いきや平和な感じで
とても静かにクリスマスの週が過ぎていこうとしている。
本物のクリスマス、つまりキリスト降誕の地の
ここベツレヘムはクリスマスの週だというのに
地味で質素な感じで、日本でいう地方都市の
商店街のイルミネーション程度な感じなんだ。
本物がこんなに質素で世界の末端に行くほど派手になる。
クリスマスセールにクリスマスケーキ、
クリスマスデートなど、もはやクリスマスの本質を
忘れさり全くの別物みたいになっているのが世界中のクリスマスだ。
本物は静かな佇まいを維持していた。
コレが本物かぁ。逆に嬉しくなった。
預言者達以外キリストが産まれることを知らなかった。
それもそのはず、歴史書に書かれて来た
キリストが産まれたのは立派な家でも
城でもなく小さな馬小屋だったんだ。
昨日23日がパレスチナセミナー1日目であり
明日25日が2日目だから、今日はこれから俺も
聖地巡礼に行ってみようと思っている。
パレスチナセミナーと言っても4人で始められた
セミナーは自分史上かつてない少人数だけど
今からおよそ15年前ひっそり始めたセミナーを思い出していたんだ。
6名ってのが今までで最小人数だったけど
今回は俺を入れて4人。ドクターとその娘、
そして酷い症状を抱えたモデル。
厄介なのは彼らはアラビア語とヘブライ語しか話さない。
多少の英語はわかるんだけど拙い言葉で
一生懸命話をしていくと不思議と通じ出すんだ。
アメリカでも何にも英語を喋れないのに10日目から
急に何を言っているのか分かり出すアレに似ている。
要は聴く力と分かろうとする力がそうさせるんだろうね。
ただ、日本人と違って理解力はすくない。
KYTの一つ一つの技に感動してくれるんだけど、
じゃぁやってみなってやると全く出来ない。
彼らにとって全く新しい学問が始まったような感覚だったようだ。
「24日は1日ノートをまとめといてね」
といい初日はベーシックの6番までしか終わらなかった。
このペースで明日12番まで終わるのか?
と不安だけど今日は1日オフだから
オフもしっかり楽しもうと思っている。
日本のKYT戦士の皆さん。
そして世界中のKYT戦士の皆さん。
心からメリークリスマス
ベツレヘムのとあるホテルより
Ken
【ドクターが言うにはKYT1番が狙っているあたりは感情が詰まっている場所】
毎朝5時頃にイスラム教徒の祈りの歌が
アナウンス塔から鳴り響き起こされてしまうんだ。
ここはイスラエルのエルサレム脇にある
パレスチナ自治区のベツレヘムだ。
不思議なほどにイスラム教徒とキリスト教は
この地で混在していてお互いがお互いを認め合っている。
イスラム教徒の青年はメリークリスマスと言って
サンタクロースの格好をしていた。
メリークリスマスとはキリストの誕生を祝う言葉
であることからこの青年のイスラム教徒としての
プライドが低いとかそんな問題ではない。
既に混在しているのだ。
言うなれば関東人が関西人と混在しているような感じだ。
関東人が関西人をこういうところが関西人にはあるよな。
と言って笑うが別に敵意を持っている感じではない。
関西人が関西弁でまくしたてて来ても関東の人は
特に気にする人も殆どいないのに似ている感覚だ。
ここに滞在していると二つの宗教が世界中で
争っているのは宗教による聖戦という名を借りた
ビジネス戦争に過ぎないことがよく分かる。
だって聖地であるこの辺りがお互いが的でなく
認め合っている存在なんだから。
25日パレスチナセミナー2日目を行ってきた。
初日の頭の堅かったドクターも随分と復習を
してくれていたようでスムーズにことが運んだ。
今日は新しいモデルが登場した。
KYTベーシック1番を行うと急に泣きたい
気分になったと言いだし部屋から出て行った。
ドクターがいうには1番が狙っているあたりは
感情が詰まっている場所なんだと言っていた。
つまり忘れていた感情などを急に思い出して
泣き出すのは感情のメモリーを筋肉に保存する。
とか凄い話を聴いてしまった。
地域が変わるとこうも医学の情報が異なるのか。。。
よく分からないけど、俺には治りたくない人が
治されようとすると泣き出すとか頭が痛くなったり
眩暈がすると言ったりするのを体験していたから
そっちかと思ったけど泣きだした人に聴いてみたんだ。
「1番が痛かったの?」
そうではないそうだ。
「じゃぁなんで泣いているの?」
それが、本人も分からないと言うんだ。
ただただ泣けて泣けて。
彼女は泣ききると顔がスッキリした表情になっていた。
そしてその後1番のテクニックを行っても問題なくなった。
つまり、彼女の中の何かが解決したのだろう。
治療家を続けていると患者様の心の琴線に
触れてしまうことが少なからずある。
体が歪んでいるから痛いのではなく痛みを作って
嫌なことから気を紛らわしているようでならない。
考えたくないことだとか心的外傷ストレスの様なものがあると
あたかも記憶から逃げる為に痛みを作り出してカラダを歪ませる。
こんな種類はいくら施術してもすぐに歪みが戻り痛みが戻る。
そんな体験を今までしてきたことがあった。
とにかく出来るようになるまで教え込み
彼女たちは合格を出すレベルまで近付いた。
テクニックは毎日磨くものだし使うごとに
疑問が生まれてくるだろう。
だから今日は合格。
でも剣を持ったからといって安心しないで。
明日からの実践を行なってKYTをつかって
楽しんで欲しいと言って俺はセミナーを終えた。
クリスマスイブの24日は世界中の子供達が演奏する
鼓笛隊などが聖地を盛り上がっていたけど
今日の25日は然程渋滞も少なく聖地は静かに湧いていた。
ホンモノのクリスマスを味わえた奇跡は何事にも代え難い幸せだった。
【モハンマドさん35歳、椎間板ヘルニアL4〜S1まで出ていてもう何ヶ月も痛みと痺れが】
激しいヘルニアの痛みに悩まされていた
肉体労働者のモハンマドは全ての痛みが無くなり
俺を強く抱きしめた。
どんなに苦労した生活だったのか言葉がわからなくても
抱き締められる強さや喜びの震えが伝わってきて、
それは俺もとっても達成感があって脱力するほどだったんだ。
クリスマスも無事に終わり
パレスチナセミナーは無事に終えることができ
一息いれる間もなくここからが俺の本番だった。
というのも、このドクターがKYTをパレスチナや
イスラエルで流行らせようとしているのが見え見えで、
つまりKYTを受けれるのはウチだけでーす!
とやっている様で、腰痛さんかかって来なさい。
とかって誇大広告でもしてんじゃねーの?
って患者さんが並んじゃったんだ。
モハンマドさん35歳
椎間板ヘルニアL4〜S1まで出まくっていて
痺れのためにもう何ヶ月も痛みと痺れが続き、
仕事もままならない状態だと言っていた。
後で聞いたところ先払いだった様子で
(俺は幾らチャージしてんのかも知らないけど)
でも、支払い拒否、だって治るわけがない
と思って来ていたんだそうだ。
で、ドクターに一筆書かせたらしい。
もしもKYTで治らなければ払わないよ。
にサインして。と(笑)
モハンマドの前に施術が終わった親子は
「私はもう別人になったようにカラダが軽くなったのよ」
と言うにもかかわらず頑固に
治ったら払うと言ったそうなんだ。
とにかくさぁもう既に後にも並んでいるし
俺はどうでもいいからさぁこっち来て
カラダ見せろよって思ってた。
軽く考えていたらとんでもない腰痛で
押しても引いても全くビクともしなかった。
昨日まで受講していた受講生であるドクターと
娘がジッと熱視線を注ぎ続けている。
とんでもないのが来ちゃったなぁ。
恥をかいたって構わない。
だってガチンコの施術ってそんなもんだろ?
それに俺はこんな腰痛さんが大好きなんだ。
治せないとか恥とかどうでもよくって、
とにかくどうやったら彼が笑顔になれるのか
考えて施術に再度取り掛かったんだ。
そうかKYTが効いていないんじゃないんだ。
刺激量の問題だったのか。俺は刺激量を
調整しながら再度KYTを行いチャレンジする。
薄皮を剥がすように少しずつ変化があり、
最終的に全ての動きが出来るようになり
痛みもほぼ無くなった。前屈なんかほとんど
出来なかったのに指がちゃんと床について、
後ろもブリッジできんじゃねってくらいそれてた。
彼は1%残っていると言っていた。
この痛みも痺れもなくすことができると確信したけど、
彼が急に抱きついて来て
「充分だ。もう働ける。考えられない。ありがとうありがとう」
と言って力強く抱きついて来た。
「僕もあなたに会えてよかった。困ったら
こちらのドクターに今後相談するといいよ」
と言ってこの人は終了した。
このドクターが辛うじて英語を喋ってくれるけど、
患者さんの多くはアラビア語かヘブライ語ばかりで
英語を話してくれない。とにかく難敵をクリア出来て良かった。
後ろを見ると患者さんが並んじゃってた。
全力で取り掛かった分ちょっと疲れた。
40分も掛かっちゃった。ドクターが
こっち来い来いってやるから別部屋に着いて行くと
「よくあのヘルニアをやっつけたわね。
ちょっとココで少し休みなさい」
と言った。
「ドクター、僕もさぁ流石に彼の腰痛は無理かな
って思ったけどどうにか喜んでもらえて嬉しいよ。
ところで僕は日本で立て続けに80人見てた位だから
全然休まなくて平気だよ。なんかいっぱい患者さん
並んでるしさ、どうやって集めたの?」
「聴きなさいAbo Kenji(俺のこと)アナタをこの国で
有名にするから幾らでも待たせておけばいいのよ。
次の患者さんは首の痛みよ。でも簡単に登場しないで頂戴。
アナタのオン ザ ステージを作ったらアタシが呼びに来るから登場しなさい」
と言って次の人のクレジットカードを切っていた。
とにかく今日は一杯患者さんみた。全力で見たよ。
だからとても疲れちゃったんだよ。
でも新たな痛みの原因が分かったりしてとても楽しかった。
言葉が全く通じない。バーリテゥードのガチンコ試合。
こういうストレスを快感に変えて明日も沢山の予約が
入っちゃってるみたいだし頑張っちゃおうと思ってマックス。
【30年前からの両脚の坐骨神経痛でほぼ眠れないイスラム教徒のお婆さん】
イスラム教徒のこの婆さんは、
30年前からの両脚の坐骨神経痛に
悩まされていて痛みでほぼ眠れない。
杖をついてどうにか歩いている
レベルで痛くて余り歩けない。
座っても寝ても痛いと言って困っていた。
彼女を立たせると
大きくお尻が左に突き出していて、
まるでくの字になっていた。
年齢もそこそこいっているし、
仰向けで寝かせて脚を持ち上げようとすると
それだけで痛みが走る痺れると言って騒いでいた。
検査も出来ないほどで、ちょっと困ったな。
でもベッド寝ちゃったしどうにか痛み取らなきゃ。
俺は思い切ってKYTを始めたんだ。
痛がったけど徐々に可動域が広がり
股関節が時期に動きだした。
巨漢を超えて脂肪の塊の様な婆さんを
治すのは本当に骨が折れるモンだけどさ、
股関節の次は仙腸関節へのアプローチを行い
無事に両足の痺れが無くなった。
しかし実際に立たせると相変わらずくの字で、
俺的に全く駄目だこりゃで
やり直した。
高齢でありかつ急にまっすぐにするのも
どうかと思うし、結局歩きをチェックしたけど
相変わらずくの字のままヒョコヒョコ歩いていた。
それでも全身の緊張がなくなった様子で
痺れもなくえらく感動してくれて
俺のためにイスラムの神様
つまりアラーに祈りだしてくれたんだ。
婆さんの気持ちはとても優しい。
そこにイヤイヤうちはキリスト教ですからとか
仏教ですからとかそんなモノを通り越した何というか、
自分の持っている最も大事にしているこのを
俺にくれた様なそんな気持ちを祈りに代えて
長々とアラビア語で祈ってくれた。
それは言葉を超えた幸せなギフトだった。
大事にしている自分の最高のもの。
俺ならKYTでヒトを喜ばせることかな。
1日の施術が全て終わりホテルの部屋で
この婆さんの施術方法を考えながら
婆さんのくれた最高のギフトを思い返していたんだ。
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