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「怖そうな相手の懐に入る方法」

2019.01.21

カテゴリー:【社員教育コンサルタント】朝倉千恵子 氏

asakura

自己紹介

小学校教員を経て、35歳で人生の崖っぷちに立たされ、「地獄の特訓」で有名な社員教育研究所に入社。中途採用、営業経験ゼロからのスタート。
礼儀、挨拶を徹底した営業で、3年後には社員数200名超、年間売上げ23億円の企業で単独1億円を達成。ダントツぶっちぎりのトップセールス賞を受賞。その9割は、飛び込み営業などの新規開拓営業。
2001年に独立。有限会社朝倉千恵子事務所を設立。
2003年にオフィスを東京日比谷の帝国ホテルタワーに移し、2004年に株式会社新規開拓を設立。講師として全国を飛び回る。
​自らの経験を生かした研修・講演は多くの企業から支持され、リピート率は98%を誇る。今現在、丸ビルにオフィスを構える。
また、働く女性の応援団長として自社にて「トップセールスレディ育成塾」を主催。全国から自分を変えたい!という女性たちが集まり、20時間のレッスンを共有する。
一回目のレッスン後から蛹が蝶になるごとく、激変する朝倉マジック。
その卒業生は2000名を超える。
 

【本日の議題】会話の主導権を握る方法

今回は「怖そうな相手の懐に入る方法」についてです。
 
会社などのコミュニティにいると、必ず一人くらいは「怖そうな人」「苦手な人」と感じてしまう人がいるものです。単に見た目が怖かったり、かなりズバズバ意見を言うタイプだから怖いと感じてしまったり、立場が上という理由で恐いと感じてしまったり等。しかし、避けていては、人間関係が良くなることはありません。仕事においては、怖くて苦手、できれば避けたい人であっても円滑に仕事をすすめるために連携を取る必要があります。
 
では、そもそもなぜ「怖い」と感じてしまうのか。
その原因を考えてみたいと思います。
 
1つ目は「相手の評価」
良好な人間関係を作りたい、人と上手く話したいと思っても、相手のちょっとした言葉や顔色で、「嫌われてしまった」と落ち込んでしまう。その積み重ねがいつしか「怖い」に変わってしまう。
 
2つ目は「過去のトラウマ」
もしかしたら、今の世の中、一番大きな原因なのかもしれません。いじめ、悪口や笑われた経験、モラハラ、親の抑圧等。つまりは、これまでに、「怖い」と思った「経験」と「今」を結びつけてそうなっているのだと思うのです。
 

【怖そうに見える人を避けるのは損】

では、どうすればいいのでしょうか。残念ながら、「自分で克服しよう!」という意思がない限り、変わることはないのです。実は私も何を隠そう、相当臆病です。もちろん「苦手なタイプ」の人もいました。ですが、仕事をしている内に気づいたのです。「怖そうに見える人を避けるのは損」だと。
強面、無愛想、つっけんどん、言葉数が少ない…。実はこういった一見怖い印象の方は、判断・決断力があり、社内での発言力や影響力もある。
つまりはキーマンである場合がほとんどでした。それは立場についているからこその仕事に対する姿勢であったり、責任感の現れだけなのであって、その人の人格ではなかったということが多かったのです。
だからこそ、怖そうに見える人を避けるのは損、怖いと思ったら躊躇せず「行け」「懐に飛び込め」です。
 

【接触回数に勝るものなし】

「怖そう」と感じた人の懐に入るのに鍵になるのが、実際に会ったり、メールや電話などでやり取りした「接触回数」です。相手を知り、自分を伝えて行く機会は多ければ多いほど、お互いを理解し合え、おのずとその恐怖心も薄れていくものです。
なかでも、ポイントとなるのが、実際に「会う回数」です。相手は忙しい方ですから、黙って待っていても、向こうからは声を掛けてくることはありません。できるだけ、自分から能動的かつ積極的に会うチャンスを求めていきましょう。
もし、断られたとしても、逃げてしまってはいけません。そんな時は「質問話法」を使って、本心を隠さずに「いろいろなことを教えて頂きたいのです。是非ともお時間をいただけないでしょうか」と歩み寄ってみましょう。「教えてほしい」と熱心且つ真摯な態度で言ってくる人を無下に断る人はそうはいません。
怖そうな人こそ積極的にコミュニケーションを図れ!です。

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