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治療院は2割倒産する…!?

2018.11.02

カテゴリー:【治療院経営】今冨貴夫

整体・整骨院は2割倒産する…!?

株式会社ラポールスタイル今冨です。2018年8月1日実施された検索エンジンの改定から約3ヵ月が経過しました。弊社で独自に調査を行いましたところ新規患者数が減っている治療院は約91%という強烈な数字となりました。あくまで推測になりますが、約2割の整体・整骨院は半年も持たずに閉院に追い込まれるのではないかと想定しております。本日のブログでは今できる対策について細かく解説をさせて頂きます。

【対策1】GOOGLEの新しい検索エンジンにいち早く対応をする

2018年9月13日のブログにてGOOGLEの検索エンジンが改定され、対策について専門的な回答をさせて頂きました。正直な話…全然意味がわからないと「温かいクレーム」を頂き、分かりやすいよう動画で解説マニュアル(9分30秒)を作成しましたので動画視聴を希望される先生は以下より整骨院名必ず記載してお問合せ頂けますと幸いです。


【対策2】新規出店禁止(分院展開)

私は整骨院業界の経営コンサルのパイオニアとして2008年から約10年間指導をさせて頂いておりますが、経営コンサルティングではできるだけ分院展開を禁止しております。売上を上げる役目を担うのが経営コンサルタントの仕事でありますが、分院展開を禁止している理由は長期的な目線で経営力・社長力・内部留保(お金)を磨き上げることを目的としております。今回のような検索エンジンの大幅改定に伴い新規患者数が激減してしまうと、複数店舗出店しているグループ院は相当なダメージを負うことになります。反対に小さな店舗でありましたら影響こそは受けますが経費をコントロールすることができますので問題が解決するまで耐えしのぐことができます。

「出店を禁止したら全体売上が伸びないのでは?」と考えられる先生もおりますがその考えは間違いです。1店舗であったとしても施術スタッフを増やすことなく全体売上・利益を伸ばすことができる戦略は山ほどあります。1店舗での収益を徹底して高めることでき、スタッフが出店経験をしたいと望む場合に出店を仕掛けるのが適切な考え方ではないでしょうか?
「今年は〇〇店舗出店する」「将来〇〇〇店舗出店する」などの発言は一見聞こえは良いですが、出店数に比例して顧客満足度は果たして高まるのでしょうか?長期的な戦略に基づいた考え方ではないことは間違いないのではと私は考えております。

【対策3】毎年経費を5%下げる



リスティング広告(PPC広告)などの広告費用をガンガンかけて集客をする治療院も数多く見受けられますが、今後広告出稿が継続して運用できるかどうかは不確かであります。北海道函館市は業者に委託をしてリスティング広告を出稿している整骨院の取り締まりを行っております。もちろん広告出稿は必要なことではありますが広告費用を増やして集客を増やす考え方ではなく、広告費用を増やさなくても集客を促進できる作戦も考えるべきです。

経営の本質を理解していない経営コンサルタントは「経費をかけることを惜しむな」「広告費用は売上の10%はかけなさい」などの指導を行いますが私はその真逆のアドバイスをしております。『できるだけ広告費用はかけないでください』と。そして毎年人件費を除く経費を5%下げるよう努力して頂いております。企業は成長していくものだからそれに伴って経費も増えるのでそんなことはできないと普通の経営者であれば考えますが、これからの時代を生き抜く優れた経営者+治療家になるためにはぜひ経費の削減に力を入れてください。企業が成長をしても組織が大きなっても毎年経費を5%下げる努力をすることが大切です。

【弊社が過去に実践した経費削減戦略】
・家賃交渉
・光熱費交渉
・携帯電話会社乗り換え
・固定電話会社乗り換え
・広告費用の削減、見直し
・就業時間の短縮
・業務効率を図るための生産性向上システムの導入
・AIを搭載した会計システムの導入
etc…

【対策4】保険制度をしっかり利用する



保険診療から保険外診療に100%切り替えをした整骨院があります。しかしその多くが経営が上手くいっていない事実をご存知でしょうか?理由は単純です。新規集客をし続けなければならない。そして来院頂いた患者様に回数券やプリペイドなどの高額商品を販売し続けなければならないためです。「あそこに行くと高額商品を提案される」「料金が高いらしい」「商品を売ることしか考えてない」患者様の噂はどんどん地域に広まっていきます。

弊社がサポートをさせて頂いている整骨院では【柔整保険】【鍼灸保険】【自賠責保険】【労災保険】【総合事業(介護予防運動)】【訪問鍼灸】などの保険制度をしっかり利用しております。患者様の窓口負担を極端に軽減することができますのでリピート率もおのずと高くなります。もちろん保険請求に併用して保険外診療も行っております。

【対策5】長期計画+人生計画を立てる



私の経営の師匠は毎回お会いする度に「トミー。(私のニックネーム)お前はいつ死ぬんだ?」と冗談を交えて質問をしてきます。死ぬ日を決めると残りの人生は僅かであると実感します。そして死ぬ日を決めることにより○○○○年まで仕事を続けようと意識するようになります。○○○○年まで仕事を続けるためにはどのような治療院運営が良いのかと長期計画を立てるようになります。

※私的な意見ではありますが高額な治療費ばかり販売している経営では長期的な信頼関係=長期的な治療院運営はできないのではないかと考えております。理由として私自身が患者様の立場になった際に5万円の回数券(5000円×10回分)を購入し、痛みが改善されたとしてもまた5万円払って治療を受けようとは思わないからです。

【まとめ】

今回のブログで私がお伝えしたことは私の過去の経験則から感じたことをお伝えしたものでありますので、100%私の考え方が正しいとは思っておりません。ただ、せっかく治療院を運営されているのであればご利用頂いている患者様と長期的な信頼関係を築いて頂きたいという思いがあります。私も治療家を志し、治療院業界のお陰でこうして仕事をさせて頂いております。だからこそこの危機を協力して乗り切ることができれば幸いです。

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